2017/12/30 07:00

【与那原恵氏選】2018年に読みたい「多様化する『家族』」

本田由紀、伊藤公雄・編著『国家がなぜ家族に干渉するのか』
本田由紀、伊藤公雄・編著『国家がなぜ家族に干渉するのか』

 年末年始はじっくりと本を読む良いチャンス。『週刊ポスト』の書評委員が選ぶ書は何か? ノンフィクションライターの与那原恵氏は、「多様化する『家族』」を理解する本として、『国家がなぜ家族に干渉するのか 法案・政策の背後にあるもの』(本田由紀、伊藤公雄・編著/青弓社/1600円+税)を推す。与那原氏が同書について解説する。

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 日本の「家族」のかたちが変わりつつある。少子化が社会問題となってからすでに久しいが、その要因は晩婚化ではなく、未婚化であることが明確になっている。生涯未婚率(五十歳の時点で結婚経験がない人の割合)は、男性で二三・三七%、女性で一四・〇六%(二〇一五年国勢調査)だ。

 かくいう私もその一人だが、家族を持たずに生きていくことに、ことさら不幸を感じてはいない。血縁はなくとも、いざというときに助け合うゆるやかな関係を築くことができた。また、友人の子どもの成長を見守る一員にも加えてもらい、子どもたちが生きやすい日本社会を願っている。

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