2017/12/29 07:00

得する年金術 60歳以降は再雇用で「のんびり働く人」の場合

のんびり働くなら?(イラスト/河南好美)
のんびり働くなら?(イラスト/河南好美)

 65歳受給開始が基本のサラリーマンの年金(基礎年金、厚生年金)は現在、60歳までの「繰り上げ」受給と70歳までの「繰り下げ」受給が可能だ。繰り上げると毎月の額が減り(1か月ごとに「0.5%減額」)、繰り下げると逆に増える(同「0.7%増額」)。議論が進行中の「75歳まで繰り下げ」の選択肢が導入された場合、60歳受給では毎月の年金額は30%カット、75歳受給だと84%もアップする。

 もちろん、繰り下げるほど「無年金期間」が長くなり、その間の安定収入をどう確保するかが問題となる。重要なのは60歳以降の「働き方」だ。60歳以降は再雇用で「のんびり働く人」の場合をシミュレーションしてみよう。

 60歳以降に嘱託社員などで再雇用された場合、収入は正社員時代の6~7割程度となるのが一般的だ。月収が20万~25万円程度に減ると、夫婦で必要な生活費(27万円)に少し届かない。「繰り上げ」受給を選びたくなるが、慎重に判断すべきだ。

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