2018/01/29 07:00

バス降車し自転車と衝突 悪いのはバス会社?自転車?自分?

3者が絡む交通事故で罪を問われるのは?
3者が絡む交通事故で罪を問われるのは?

 どれだけ注意をしていても、100%防ぐことは不可能なのが交通事故だ。バスを降りたら自転車と軽い接触してしまった事故の場合、罪に問われるのは誰か? 弁護士の竹下正己氏が回答する。

【相談】
 バスを降車した際、歩道を走ってきた自転車と衝突。ケガは負いませんでしたが、ヒヤリとしました。この場合、罪に問われるのは自転車を漕いでいた人間か、「後ろから自転車が近づいています」といったアナウンスをしなかったバスの運転手か、注意を払っていなかった自分か、誰の責任になるのでしょう。

【回答】
 複数の者が関係して起こした事故に関しては、民法に共同不法行為の定めがあります。学説は分かれていますが、判例通説では複数の者の行なった行為が「故意または過失で他人の権利や利益を侵害する」という不法行為の要件を満たしていて、ほぼ同時にそれらの者の行為から客観的に見て、一つの、あるいは不可分の損害を生じれば成立するとされています。共謀など意思を共通にすることは不要です。共同不法行為では、被害者は加害者全員に連帯して損害賠償請求でき、手厚く保護されます。

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