2018/02/11 16:00

マーガリンの「トランス脂肪酸」は日本人にとって大問題なのか

食の常識にも変遷がある(写真:アフロ)
食の常識にも変遷がある(写真:アフロ)

 食への意識は世界的に高まっている。健康、ひいては人生へのインパクトを考えれば当然だが、折りに触れて過剰な反応が起きることもまた事実である。食文化に詳しい編集・ライターの松浦達也氏が指摘する。

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 今年の6月からアメリカでトランス脂肪酸の食品添加が禁止される。これを受けて明治や雪印メグミルクなど、大手乳業メーカーが続々と「トランス脂肪酸フリー」に舵を切っている。

 トランス脂肪酸はマーガリンの固さの調整に使われる「部分水素添加油脂」に多く含まれる成分で、液体の植物油などを固める加工過程等で生成される。摂取しすぎると心臓疾患などのリスクを高めると言われているが、異論もある。

 乳業メーカーはホームページ上でトランス脂肪酸にまつわるQ&A方式のコンテンツを製作。そこに書かれた文言は”アンチ”に対して懸命の説得をするかのような趣がある。

「自然に生成する反芻動物由来のトランス脂肪酸は、心疾患との関係性が低いと考えられており、『日本人の食事摂取基準(2015年版)」の中にも、「冠動脈疾患のリスクにはならないことが多くの研究で示されている』との記述があります」(明治ホームページより)

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