2018/03/02 16:00

宮沢賢治と父の特異な関係に焦点を当てた直木賞受賞作

直木賞受賞『銀河鉄道の父』作者の門井慶喜さん
直木賞受賞『銀河鉄道の父』作者の門井慶喜さん

【著者に訊け】門井慶喜さん/『銀河鉄道の父』/講談社/1728円

【本の内容】
 宮沢賢治7才の時のこと。赤痢にかかり命の瀬戸際に立った息子に、父・政次郎は周囲の反対を押し切り、隔離病舎で四六時中看病をする。2週間後、賢治は元気に退院したが、政次郎は無理がたたり病に。政次郎の父・喜助は言う。〈「お前は、父でありすぎる」〉──家業である質屋の仕事を継ぐのを嫌がりわが道を行く賢治を陰に陽に見守り励ました政次郎はある時思う。〈子供のやることは、叱るより、不問に付すほうが心の燃料が要る〉。子を思う父の愛が全編にわたって木霊する、感涙必至の直木賞受賞作。

 直木賞の候補になること3度。3度目の正直ですんなり受賞が決まった。決定後はインタビューの申し込みなどが殺到、住まいのある大阪・寝屋川と東京を頻繁に往復することが続いた。

「瞬間最大風速かもしれませんけど(笑い)、忙しすぎて、自分でも今乗ってる新幹線が上りか下りかわからなくなることが。でも、家にいるときの生活スタイルはまったく変わっていません」

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やる気と根性がある日。何事も逃げずに、正面から立ち向かうと...もっと見る >