2018/03/25 07:00

作家・夢枕獏氏が「自腹」で新聞の全面広告を出した理由

新聞広告に掲載された「自筆原稿7年分」を積みあげた写真
新聞広告に掲載された「自筆原稿7年分」を積みあげた写真

 新聞をめくって驚いた方もいるのではないか。「夢枕獏の変態的長編愛」──そう題された全面広告だ。今日(2018年3月25日)の朝日新聞朝刊に掲載されたその全面広告、実は作家の夢枕獏氏が「自腹」で出したものだという。

『神々の山嶺』『空海 ―KU-KAI―』と、次々と長編小説が映画化されている夢枕氏。今度は、35年以上続きいまだ完結を見ない『キマイラ』シリーズが、押井守監督で映像化されることが決定した。数々の話題作を持つ夢枕氏は、なぜ「自腹」で広告を打ったのか。その真意についてご本人にうかがうと、こう綴ってくれた。

「本の宣伝というのは、通常出版社まかせである。自分の本の読みどころを作家自身が語り、宣伝のプロデュースまでやるというのは、まず、ない。それを自分でやってみたかった。

 さらに書いておくと、過去に出版された本を、あらためて宣伝し売るということは、映画化などが決まった場合は別だが、まずない。多くの作家がそうであると思うのだが、過去に出版された自分の本で、もっともっと読者に読んでいただきたいというものが必ずある。今回それを自らピックアップして、広告を出すというのは、とても出版社にお願いできるものではない。

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