2018/04/02 07:00

夫が死去、認知症母の心支えた別の男性との若き恋の思い出

若き日の恋の思い出が支えた認知症母の心(写真/アフロ)
若き日の恋の思い出が支えた認知症母の心(写真/アフロ)

 突然の父親の死後、認知症の母(83才)を介護することになったN記者(54才・女性)。折れそうな母の心を支えたのは、なんと昔の恋だったという。

 * * *
 2013年、父は心筋梗塞で突然この世を去った。愛情深く穏やかな人で、認知症らしい症状が出始めていた母をいつもかばい、母も父に頼り切っていた。それだけに母の心中は如何ばかりかと心配したが、案の定、臨終直前から母は生気を失って抜け殻になり、臨終後の手続きから葬儀の手配などの事務的作業では一切、役に立たなかった。

 私もたったひとりの父親を亡くしたわけで、少しはうなだれてもみたかったが、押し寄せるような作業に一気にのみ込まれた。葬儀社との打ち合わせで参列予定者の数を聞かれ、つい父まで頭数に入れて、苦笑されたりしていた。

 そんな葬儀数日前、母がとんでもないことを言いだした。

「あのね、ウチにTくんが電話してくるんだけど、お父さんが取り次がないのよ」

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