夢のリフォーム 廃業した蕎麦屋を購入しコーヒー豆店に
リフォームによって最高のセカンドライフを手に入れた人は、どのような方法でリフォームに成功したのか? 須田忍さん(63)は、リフォームによって「コーヒー豆専門店」という夢を叶えたという
須田さんがコーヒー豆専門店をオープンしたのは10年前、53歳のときだった。開店のきっかけのひとつは、グラフィックデザイナーとしての仕事の減少。
「その直前に離婚もしていて、身軽だったから思い切れたのかもしれませんね」
西武池袋線沿線で廃業していた蕎麦屋を購入。1階を焙煎ルームとショップスペース、2階を住居にリフォームした。デザイナーの経験を生かし、リフォームプランは自ら考えた。温かみのある空間にするため、テーマカラーを赤に設定。豆を買いに来た客とカウンター越しに会話を楽しめる、オープンな雰囲気が特徴だ。
購入前の蕎麦店で厨房だった位置は動かさず、壁を取り払うことで開放的な空間を作り出した。焙煎機は手前左側のスペースにあり、店外からガラス越しに見ることができる。全体の色調を赤で統一するとともに、大好きな音楽をいつでも聴ける配置にこだわった。