2018/04/15 07:00

難病ALSの抑制に高用量メコバラミン製剤の治験開始

難病ALSの治療法を医師が解説
難病ALSの治療法を医師が解説

 筋萎縮性側索硬化症(ALS)は脳や脊髄からの命令を筋肉に伝える役割を担う運動神経細胞(運動ニューロン)が、様々な原因で障害されることで脳からの信号が筋肉に伝わらなくなる病気だ。

 筋肉がピクピクして次第に痩せ、思い通りに動作できなくなる。症状が進むと呼吸筋も弱くなり、人工呼吸器を付けないと呼吸ができなくなり、通常発症後3年から6年で死に至る。運動機能は低下するが、知覚神経は障害されないため、痛みや温冷などの知覚は残っている。国内の患者は約1万人で、年間2000人が新たに発症する。

 徳島大学大学院医歯薬学研究部医科学部門内科系臨床神経科学分野(神経内科)の梶龍兒教授に話を聞いた。

「ALSの治療薬開発は、これまで100種以上の治験が行なわれてきましたが、今のところ、薬として承認されているのはリルゾールとエダラボンの2種類だけです。私どもは昨年11月から医師主導で、高用量メコバラミン製剤のALSに対する第III相試験を行なっています」

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