2018/04/29 16:00

牛丼チェーン 「新メニュー導入」と「値上げ」が相次ぐ理由

吉野家の「鶏すき丼」は並盛450円
吉野家の「鶏すき丼」は並盛450円

 牛丼チェーン各社のメニュー動向は、われわれの生活に直結している。食文化に詳しい編集・ライターの松浦達也氏が最新事情について分析する。

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「牛丼」がニュースで取り上げられるのは「値上げ」「値下げ」、そして「牛離れメニューと牛復活」のときと相場が決まっている。2001年にBSEによる牛離れがあって以降、各社とも新規メニュー開発や10円単位の価格調整に追われるようになった。

 それはサラリーマンや学生顧客の一喜一憂につながり、ネットやSNSをにぎわせる。そしてこの春も「松屋が値上げ!」「吉野家が塩鯖定食を導入?」と牛丼チェーンが値上げや新メニュー発表で注目を集めている。

 なぜこの春、新メニューの導入や値上げが目立つのか。その理由は、近年の牛肉相場の高止まりがチェーンの仕入原価を直撃しているからだ。

 去年6月、中国がアメリカ産牛肉の輸入を14年ぶりに解禁し、US牛の相場は一気に跳ね上がった。昨年4月に600円台だった牛バラ肉の卸売価格は1年間で2割以上高い800円前後に急進し、一向に下落の気配を見せない。各チェーンともこれまでのストックでやりくりしているが、いずれ安値で仕入れた肉のストックは底を尽く。

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