2018/05/19 16:00

柚月裕子『凶犬の眼』 男が男に惚れる気持ちを描きたかった

『凶犬の眼』を上梓した柚月裕子さん
『凶犬の眼』を上梓した柚月裕子さん

【著者に訊け】柚月裕子さん/『凶犬の眼』/KADOKAWA/1728円

【本の内容】
 時は平成2年。日本最大の暴力団組織・明石組が4代目の座をめぐって分裂。組を割った心和会と明石組の「史上最悪の暴力団抗争」に日本中が震撼していた。そうした中、前作『孤狼の血』では新人ながら所轄署暴力団係に配属され、上司・大上省吾とともに、ヤクザとの熾烈な闘いに挑んだ日岡秀一は田舎の駐在所にいた。しかし、平穏な日々はある男との遭遇によって一変する。敵対組長を射殺して指名手配中の国光寛郎だった。国光は日岡に言う。「もう少し時間が欲しい」。国光の直訴に日岡は──。

 シリーズ第1作の『孤狼の血』が映画化され、現在、全国公開中である。

「小説が映画になるというだけでも宝くじに当たるようなものなのに、あの三角マークの、『仁義なき戦い』シリーズの東映さんがつくってくださるなんて、前後賞まで当たったみたいで、作家としてすごく幸せです」

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