2018/05/30 07:00

虫歯の感染で鼻の下の骨も溶ける、最新の根管治療でほぼ修復

◆「根管治療」を進化させたマイクロスコープ

 根管の直径は0.3ミリ程度。肉眼では、その内部までは見えないため、“手探りの治療”と言われていた。東京歯科大元教授の中川寛一氏は、根管治療にマイクロスコープを導入、治療成績を大きく上げたという。

「マイクロスコープで可視化されると、根管が捻れていたり、根管が2つだと思っていたら3つ、あるいは4つに分かれていたりと、これまで見えなかったところが分かるようになりました。確実な処置が可能になったのです。根管治療を40年やっているけど、昔と比べると雲泥の差だね」

 注意したいのは、マイクロスコープを使っている歯科医は全体の1割程度であること。そして、マイクロを所有していれば、誰でも精度の高い根管治療ができるわけではないことだ。

「マイクロはあくまで道具、歯科医のスキルが重要です。患者さんの中には、マイクロで治療を受けたけど治らないという人が来ます。聞くと、治療時間が10分とか20分でした。それは適当にかき混ぜただけ。マイクロ使って、外科処置をやると、1歯につき約1時間は絶対にかかります。歯科医師って、すごく立派な先生もいるけど、根管治療に関してはとんでもない人間もいるから悲しくなります」

 中川氏によると、日本歯内療法学会、日本顕微鏡歯科学会の認定医、指導医は一定レベルのスキルを持っているという。また、「ラバーダム」を使用しない歯科医は避けた方がいい。マイクロスコープほど倍率は高くないが、拡大鏡を使用する歯科医もいる。

※週刊ポスト2018年6月8日号



今日の運勢

おひつじ座

全体運

部屋の模様替えをしたり、インテリア雑貨を購入して、生活空間...もっと見る >