2018/06/02 07:00

誤嚥性肺炎と脊柱管狭窄症 「老いと密接な病」との共生術

「治す」でなく「共生する」という考え方も
「治す」でなく「共生する」という考え方も

 日本人の死因の3位である肺炎。その死亡率は高齢になるほど増加するといわれている。肺炎の中でも死に直結しやすいのが、本来は胃に入るはずの食物が誤って肺に入ってしまうことで生じる誤嚥性肺炎だ。

 抗菌薬を使用することで、食物とともに肺に入った炎症の原因菌を死滅させるという治療が行なわれるケースが多い。が、昨年4月に日本呼吸器学会が刊行した『成人肺炎診療ガイドライン2017』では、誤嚥性肺炎を繰り返す患者や、体力が衰えた終末期の患者に対し、「QOL(生活の質)を重視した治療やケアを提供することも選択肢だ」という趣旨が盛り込まれた。

 背景には、高齢者に特有の事情がある。北品川藤クリニック院長の石原藤樹医師が指摘する。

「抗菌薬の使用し始めは炎症を抑えることができるのですが、高齢者は飲み込む力が低下してしまっているために誤嚥性肺炎を繰り返してしまうことが多い。そうなると抗菌剤を使い続けないといけないのですが、そうすると『耐性菌』が体内で生まれてしまい、今度は薬が効かなくなってしまいます。

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