2018/06/21 07:00

バスジャックから身を守る法、窓からの脱出は命の危険高まる

 なぜ、乗務員は“自力での脱出”に否定的なのか。

 2000年、17歳の少年が牛刀を持って、高速バスをジャックした「西鉄バスジャック事件」は、6名の死傷者を出した。西鉄バスジャック事件で唯一殺害された被害者は、別の乗客が窓から脱出していくなか、それに気づき、激高した犯人に危害を加えられた。被害者自身は逃げようとしていなかったにもかかわらず、である。

 個人としての脱出には、残される者へのリスクというまた別の問題がつきまとうのである。

 事件当時、ほとんどのバス会社は「バスジャック発生時の対応マニュアル」を作成していなかったが、現在では「車内で緊急事態が発生した場合は、バス前面や後方の表示板に『SOS』と表示して、外部の方による110番通報を促進したり、無線で隠語を使って状況を伝えるなど、初動の通報態勢を強化しています」(東京都営バス)など、各社が詳細なマニュアルを保有している。

※週刊ポスト2018年6月29日号



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