2018/06/22 16:00

認知症の親の介護者が「案外大丈夫」と思えた瞬間とは

介護のつらさは、同じ状況の人と分かち合うことも大切(イラスト/アフロ)
介護のつらさは、同じ状況の人と分かち合うことも大切(イラスト/アフロ)

 認知症の母(83才)を介護するN記者(54才、女性)が、介護における苦悩を明かす。それは、同様に認知症の母を持つ女性と接点を持った時に感じたことだ。

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 今でこそ、予測不可能な母の行動も笑って受け止める余裕ができたが、認知症、そして要介護と認定された当初は本当につらかった。あの闇を抜けられたのは、医師や介護職、同じ状況の多くの人たちと話し「なんだ、案外大丈夫」と思えたことが、大きかったかもしれない。

「あら~! 奇遇ねぇ」

 ひと月半に1回、母の付き添いで訪れる内科クリニックでのこと。母と同年代の女性がやはり娘さんに付き添われ、親しげに声をかけてきた。どうやら、同じデイサービスの仲間らしい。名前を呼び合わないところをみると、あちらも恐らく認知症だろう。

 最近、少しわかってきた。母の認知症は、数分前のことは忘れるので名前は覚えられないが、何度も楽しく過ごした時間や、会話などが盛り上がった人のことは、フィーリングで記憶に残っていて、再会すればちゃんと思い出す。

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