2018/06/25 16:00

有名薬の発売後の副作用情報が一般患者に届きにくい理由

市販薬でも新たな副作用が
市販薬でも新たな副作用が

 知ってそうで知らない薬の副作用リスクがある。一般に医療用医薬品の副作用は「医薬品添付文書」でチェックできる。問題は、薬の発売後に新たに発覚して「追加」として記載される副作用が多いことだ。

「発売後に高齢者や合併症のある患者などが幅広く服用することで、初めて副作用が出現するケースが多くあります」(医療ガバナンス研究所理事長で医師の上昌広氏)

 発売後に薬を処方した患者に副作用が出たら、その薬を製造した製薬会社や医師などが厚労省所管のPMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)に報告する。ここが医薬品と副作用の因果関係などを精査し、製薬会社への照会などを経て、厚労省が「医薬品添付文書の改訂」を製薬会社に指示する。

 問題はこの情報がなかなか患者に届かないことだ。

「追加された副作用の情報はPMDAのホームページで順次公開されますが、多忙な医師はそのすべてを把握しているわけではありません。一般患者にもほとんど周知されていません」(上氏)

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