2019/01/16 16:00

頭痛は内科・外科、しびれは整形・神経外科 どっちを受診?

頭痛は何のサイン?
頭痛は何のサイン?

「あんな治療を受けなければ」「違う医者にかかっていたら」──病気になると人はさまざまな選択を強いられ、その後で後悔することもある。冷静な判断を下すにはどうしたらいいか。

 例えば、頭痛は様々な原因に由来するケースが多く、どの科を受診すべきかの判断が難しい。内科医で秋津医院院長の秋津壽男氏は、「内科が正解」と指摘する。

「脳腫瘍や脳出血などから生じ、結果的に外科的処置が必要となる頭痛でも、内科を受診すれば家族の既往歴などの問診や、MRIなどの画像診断により、その重篤度を総合的に診断できます。問題があればその後、脳外科などに紹介してもらえるので、最初の受診は内科が適しているでしょう」

 一方、くどうちあき脳神経外科クリニック院長の工藤千秋医師は「外科」を推す。

「MRIで精密検査ができるだけでなく、内科と違って手術まで可能なので、早期の対応が必要なケースでは最適です」

 両者に共通するのは精密検査の重要性だ。医療経済ジャーナリストの室井一辰氏は言う。

「頭痛が重いときは、くも膜下出血や脳梗塞など命にかかわる病につながるケースがある。そのため、内科・外科を問わずMRIなど精密検査のできる機器を備えた病院にかかることが大事です」

 また、手や足にしびれを感じた場合、骨や関節の異常を疑い、整形外科を受診するケースが多い。だが、その原因が「脳」にある可能性もあるというから注意が必要だ。

「脳出血や脳梗塞などでしびれが起きているのかもしれません。その場合、整形外科では脳の検査まで行なうことは稀なため、脳神経外科を受診する必要があります。脳神経外科では、脳のMRIを撮ることはもちろん、脊髄のレントゲンやMRIも撮るので脳以外が原因の場合でも体のどこにしびれがあるかまで特定できます。

 まずは脳神経外科を受診して、脳に異常がないと判断されてから整形外科を受診し直し、治療を始めても決して遅くはありません」(室井氏)

※週刊ポスト2019年1月18・25日号

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