2019/01/25 07:00

阿川佐和子が描く、介護の「暗いイメージ」を一変させる小説

『ことことこーこ』を上梓した阿川さん(撮影/藤岡雅樹)
『ことことこーこ』を上梓した阿川さん(撮影/藤岡雅樹)

【著者に訊け】阿川佐和子さん/『ことことこーこ』/角川書店/1620円

【本の内容】
 結婚10年目にして離婚、両親の暮らす実家に帰ってきた香子。弟夫婦とその子供が帰ってきた正月、最初に感じたのは、母・琴子のちょっとした異変だった。「お前たち、気付いているかどうか知らないが」と前置きしながら父が言う。〈母さんは呆けた、母さんは呆けた、母さんは呆けた!〉。認知症が徐々に深刻化していくなかでも、落ち込むばかりではなく、明るく奮闘する香子の姿を描く介護小説。

 漢字で書くと、「琴子と香子」。38才の香子は、離婚して10年ぶりに戻った実家で母琴子の異変に気づく。どうやら母は認知症になったらしいのだ。フードコーディネーターの仕事を始めたばかりの香子は、周りの助けも借りて、つまずきながらも介護に仕事に奮闘する。

 阿川さん自身も、2015年に父を看取り、今も認知症の母を介護するなかで書いた、「明るい介護小説」である。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

コミュニケーション運好調。オモシロそうな人を見つけたら、明...もっと見る >