2019/02/13 07:00

天皇皇后両陛下が旅した名宿、北海道・東北の3宿

市街地にありながら自然が感じられる札幌パークホテル
市街地にありながら自然が感じられる札幌パークホテル

 平成の30年間、天皇皇后両陛下が旅した移動距離は62万kmを超えるが、その道中、ご宿泊などで訪れた「名宿」は数多い。ここでは、北海道・東北の名宿3施設を紹介しよう。

【札幌パークホテル】(北海道)

 札幌の経済界を牽引してきたリコー三愛グループの創始者・市村清氏が開業した札幌パークホテル。市村氏が皇室関係者と親交が深かったこともあって、多くの皇族が滞在したことで知られている。

 今上陛下もそのうちのひとり。皇太子時代より複数回訪れており、近年では2011年に宿泊されている。

「植物に大変興味のある陛下は、お若い頃には、よく中島公園を散策されていました。予定にないのにお散歩にお出掛けになることもございました。特別な思い出の場所なのかもしれません」(同ホテル・澤田幸和さん)

●札幌パークホテル/北海道札幌市中央区南10条西3-1-1/チェックイン14時・チェックアウト11時/1泊スタンダードシングルひとり2万1600円~(税・サ込)。

【三陸花ホテルはまぎく】(岩手県)

 前身の「浪板観光ホテル」は2011年の東日本大震災で被災し、大破した。当時の社長・山崎龍太郎さんは行方不明に。弟の常務・千代川茂さんは、兄が陛下に贈ったハマギクが御所できれいに咲いているのを見て一念発起、ハマギクの名を冠したホテル名に改めて2013年に再建した。

 天皇皇后両陛下の旅の記録をまとめた『旅する天皇』著者・竹内正浩氏が語る。

「陛下は1997年に宿泊されていますが、2016年に復興状況のご視察の時にこちらに滞在し、千代川さんに声をかけられ、労をねぎらったそうです」

 ハマギクは日本原産の野菊で、青森県から茨城県にかけての太平洋沿岸に自生するキク科の一属種。その花言葉は「逆境に立ち向かう」。館内の至るところに、この花が咲き乱れる。

●三陸花ホテルはまぎく/岩手県上閉伊郡大槌町浪板海岸/チェックイン15時・チェックアウト10時/1泊2食付和室ひとり1万800円~(税・サ込)。

【アポイ山荘】(北海道)

 日高山脈の南端に位置するアポイ岳は、全体がかんらん岩で覆われた山。標高は810mと高くはないが、2000m級でしか見られない、多彩な高山植物が生息していることで知られている。ヒダカソウなど多くの固有植物が残されているため、国の特別天然記念物に指定されている。

「植物に造詣の深い陛下は、高山植物の宝庫として名高いアポイ岳に興味を示されて訪れたのでしょう。離島を含めた全国津々浦々を回られているなか、時にこうした小さい宿にも足を運ばれているのに驚かされます」(竹内氏)

●アポイ山荘/北海道様似郡様似町平宇479-7/チェックイン14時・チェックアウト10時/1泊2食付ひとり8370円~(税込・サなし)※季節により料金変動あり。

※週刊ポスト2019年2月15・22日号

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