2019/02/09 07:00

少女マンガの傾向は「普通とは何か」を描く、震災以降増加

少女マンガ研究者のトミヤマユキコさんオススメの『セッちゃん』
少女マンガ研究者のトミヤマユキコさんオススメの『セッちゃん』

 東京・神保町にある三省堂書店神保町本店の書店員・新井見枝香さんが2014年に創設した「新井賞」。半年に一度、“いちばん好きな”作品を、芥川賞・直木賞と同日にツイッター上で発表する。受賞作は毎回ベストセラーなるなど、影響力も大きい新井賞だが、今回「第9回新井賞」を受賞したのがはるな檸檬さんのコミック作品『ダルちゃん』(全2巻)だ。すでに10万部を突破した。

  主人公のダルちゃんこと、派遣社員の丸山成美(24才)は、本当の自分を押し殺し、周囲と足並みを揃えて“普通”に生きている。日々感じる生きづらさに耐えつつ、幸せとは何かを模索し、詩を創作することで希望を見出していく…、という物語だ。

 20代女性に向けて描かれたこの作品は、多くの人の共感を呼び、ウェブでの連載中には、14の出版社が単行本化をオファー。ウェブでの連載を終えた2か月後の2018年12月に、異例の速さで単行本が発売された。そして今年1月、読書家の中では「芥川賞や直木賞より影響力がある」とされる文学賞「新井賞」を受賞したのだ。

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