2019/02/23 07:00

承久の乱 『仁義なき戦い』のような血湧き肉躍るドラマ

東大教授の本郷和人さん(撮影/政川慎治)
東大教授の本郷和人さん(撮影/政川慎治)

【著者に訊け】本郷和人さん/『承久の乱 日本史のターニングポイント』/文春新書/886円

【本の内容】
「あとがき」にはこんな本郷さんの言葉が。〈エラそうに言わせていただきますと、構想二十年、鎌倉幕府とは何か、をずっと考え続けてきたぼくだからこそ書けた本だと自負しています。いつもはこんな夜郎自大なことは言わないのですが、今回は特別です。えへん!〉。〈「おもしろく、わかりやすく」〉そして〈ノリノリで書いた〉という本書からは、まるで目の前で授業を受けているような、先生の熱い声が聞こえてくる。

 天下分け目の戦い、と呼ばれるものは日本史にはいくつかあるが、1221年の「承久の乱」こそがターニングポイントだと本郷先生は力説する。

「希代のカリスマ後鳥羽上皇を北条義時が討ち破り、その後、明治維新にいたるまで、650年続く『武士の天下』がそこで始まったわけですから」

 陰謀、暗殺、裏切り。鎌倉幕府と朝廷との間で起きていたのは、ヤクザ映画の『仁義なき戦い』も真っ青の、血なまぐさいパワーゲームだ。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

やや身動きがとりにくい日。腰は重いのに、理屈ばかり並べてい...もっと見る >