2019/02/25 16:00

堀ちえみ公表「舌がん」 口内炎が2週間以上続いたら検査を

堀ちえみは舌がんにかかったことを公表した
堀ちえみは舌がんにかかったことを公表した

 タレントの堀ちえみ(52)が舌がんにかかったことを公表し、世間を驚かせた。正式な病名は左舌扁平上皮がん。舌の粘膜の上皮から発生するがんで、現在の進行度合いはステージIV。首のリンパ節にも転移し、手術では舌の半分以上と首の腫瘍を切除したという。

 なぜステージIVまで気づかなかったのか。彼女のブログによれば、昨年の夏頃に口内炎ができて病院を受診。薬を処方されるも回復が見られなかった。

 その後、歯科医院でレーザー治療を受けても治らず、定期健診で主治医に相談した際には、服用している薬の副作用で口内炎の症状が出ることもよくあると説明されたという。年が明けて激痛が走るようになり、大学病院で検査。舌がんと診断された。

 秋津医院の秋津壽男院長は、発見が遅れた理由をこう推測する。

「年間約6000人が口腔がんにかかり、約3000人が亡くなっています。口腔がんの半数ほどを占めるのが舌がんです。

 がんの中でも口腔がんは非常に見つけにくい。専門的に診察できる口腔外科の医師が非常に少ないことが理由のひとつです。

 また、口内炎ができやすい体質の人などは、口腔内に違和感を覚えても単に“いつもの症状が長引いているだけだ”と思ってしまい、受診が遅れがちです。この素人判断が危ない。繰り返し同じところにしこりを感じたら腫瘍の可能性があります。

 口内炎は通常7~10日ほどで治るので、2週間以上長引いているのなら口内炎ではなく組織異常があると疑うべきです。口内炎が長引いたら医者任せではなく自分から異変を訴えること。ただ、医者側も診察しただけではがんかどうか断定できません。組織検査をしてみてくださいと自分から持ちかけてもいいかもしれません」

 がんの一歩手前の状態を「前がん病変」と呼ぶ。中城歯科医院の中城基雄院長が説明する。

「舌の表面や横腹、歯肉、頬の内側などが、斑状に白くなる場合を白板症といい、赤くなる場合を紅板症といいます。これらが代表的な前がん病変で、白板症の場合は2~3%、紅板症の場合は10~25%ががん化すると言われています。

 最も出やすいのが舌の横腹で、歯や頬などに接触する舌の側面がこすれて刺激されて前がん病変になりやすいのですが、これらも目立った変化ではないのでなかなか気づきにくい」

 これら前がん病変の段階で対処することが、口腔内のがん化を防ぐ第一歩となる。

※週刊ポスト2019年3月8日号



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