2018/01/05 16:00
美しすぎる142段の階段も。鮮やかな陶器が街を彩る、シチリア島カルタジローネ
tabizine.jp
シチリア島の東の玄関口、カターニアから鉄道で2時間ほどのカルタジローネ。標高約600メートルの山の斜面に作られた街です。
イタリアを旅すると、随所で見かけることが多い鮮やかな食器やタイル。それらは「マヨルカ焼」と呼ばれ、かつてはイスラム圏で生産されていましたが、イスラム勢力の拡大とともにスペインに渡り、マヨルカ島を経由してシチリア島へ技術が導入されたのだそう。独自のデザインが組み込まれ、カルタジローネからイタリア各地に伝わったのだとか。
先史時代から陶器の歴史があるというカルタジローネ。道路や橋など街のいたるところでマヨルカ焼を使った細工が見られ、訪れる人々の目を楽しませてくれます。
現在でも歴史を受け継いだ工房が点在。実際に絵付けをしている様子も見学することができますよ。