2018/05/08 16:10

旧ソ機MiG-21は過去の遺物にあらず 退役進む一方、別モノ派生機が第三世界の空へ?

アメリカ海軍のF-14戦闘機と訓練飛行をおこなうクロアチア空軍のMiG-21(画像:アメリカ海軍)。
アメリカ海軍のF-14戦闘機と訓練飛行をおこなうクロアチア空軍のMiG-21(画像:アメリカ海軍)。

旧ソ生まれのMiG-21(ミグ21)は、ベトナム戦争を戦った、もはや骨とう品といえる戦闘機です。世界中で退役が進む一方、紆余曲折の末完成したその派生機が今後、アフリカや中南米の空軍へ導入されるかもしれません。

還暦過ぎた骨とう品、退役進む

 クロアチアは2018年3月27日に、クロアチア空軍が運用しているMiG-21戦闘機の後継機として、イスラエル航空宇宙軍が運用しているF-16Dを12機導入すると発表しました。

 MiG-21は旧ソ連が1950年代初頭に開発を開始し、原型機は1955(昭和30)年に初飛行しています。MiG-21は航空自衛隊も運用しているF-4「ファントムII」や、フランスのダッソー「ミラージュ」といった同世代の戦闘機に比べて航続距離が短く、また低空での操縦安定性にも難があると言われています。加えて機首部に空気取り入れ口を配置した結果、F-4のように機首部に大型のレーダーが搭載できず、レーダー波を使用して誘導する、中射程空対空ミサイルの運用能力も備えていませんでした。

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