2018/05/17 16:10

国産哨戒機P-1、輸出はあるか? 仏独エアショーでお披露目、背後に渦巻く各国の思惑

海上自衛隊のP-1哨戒機(画像:海上自衛隊)。
海上自衛隊のP-1哨戒機(画像:海上自衛隊)。

海上自衛隊のP-1哨戒機は国産機ですが、仏独のエアショーに展示したのは、もちろん輸出の目を探るためです。とはいえ、そこには世界各国の思惑が渦巻いており、一筋縄ではいきません。現状を解説します。

国産哨戒機P-1、欧州の空へ

 2018年4月25日から29日までドイツのベルリンで開催された「ILA2018 ベルリンエアショー」(以下ベルリンエアショー)に、海上自衛隊のP-1哨戒機 2機が参加しました。哨戒機とは、おもに潜水艦を発見、攻撃するのに用いられる軍用機のことで、固定翼機はもちろん、回転翼機(ヘリコプター)の哨戒機もあります。

 防衛省はP-1の「ベルリンエアショー」への参加目的を「諸外国との防衛装備・技術協力の進展を図る」ためと説明していますが、実のところ今回の「ベルリンエアショー」への参加には、ヨーロッパ諸国に対するP-1の輸出を促進するという目的があると見られています。

 ヨーロッパ諸国では運用している哨戒機の老朽化に加え、ロシアの脅威が顕在化してきたこともあって、新型の哨戒機の導入を検討している国が少なくありません。イギリスとノルウェーはボーイングのP-8A哨戒機の導入を決定していますが、老朽化が進むダッソー「アトランティック」哨戒機を運用するフランスや、P-3C哨戒機を運用するドイツといった国々は、現時点でどのような新型哨戒機を導入するかを決めかねています。そこで防衛装備品の輸出を進めている日本政府はP-1をヨーロッパ諸国の次期哨戒機に提案していく方針を定め、P-1をアピールするために、「ベルリンエアショー」へ派遣したというわけです。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

メッセンジャー役を引受けると運気上昇。自分も、人からの紹介...もっと見る >