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大谷みつほ育児専念で退所、「芸能界で罪悪感を感じない子育ては出来ないのが現状」と吐露

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Mitsuho Ohtaniさん(@omitsusama)がシェアした投稿 - 2018年 9月月30日午後4時31分PDT

 女優の大谷みつほさんが今月6日、公式ブログで1月末をもって所属事務所を退所したことを報告した。大谷さんは2015年2月、一般人男性と結婚。昨年7月、ブログで第一子を出産したことを報告し、<育休が空けたらお仕事も再開出来ればと思っております>と記していた。しかし6日のブログで大谷は、退所報告をすると同時に、退所を決断するに至った経緯について触れている。

<出産してからずっと、どのタイミングで仕事復帰しようか考えていました>
<しかし、残念ながら このお仕事特有の不規則なスケジュールなどに対応してくれるシッターさんや託児所を探し当てることは難しく(香港のような住み込みのメイドさんを雇えば別の話ですが…)お互いの両親も遠く離れている為 どう考えても今 役者業をするのは 厳しいと判断しこのような決断に至りました>

 所属事務所の社長や、マネージャー、スタッフは温かく送り出してくれたそうで、<所属してから、まだ何も貢献できていなかったので心苦しく思っていたのですが少し罪悪感が薄まり始めております>と心中を吐露する大谷さん。そんな彼女が指摘した、日本の都市部における育児環境の問題点は、的確なものだった。

<本来、子育てに罪悪感を感じる必要は全く無いと思いたいのですが、この日本、そして芸能界において、それが出来ないのが現状です>
<子どもを授かり、産んで育てることは目出度いことなのか迷惑なことなのか、肌で感じるのは半々くらいです>
<実際に赤ちゃんを連れて 外出してみると、これが先進国と言われている 日本の首都なのか?と驚くほどの不自由さ>
<授乳室もオムツ替え台も、 託児所も保育園もベビーシッターも ベビーカーで入れる場所も 仕事環境も もっともっと充実してくれたら 退職する人も離婚する人も、産後鬱も、 育児ノイローゼだって減るだろうに>

「子育てと仕事の両立」になぜかつきまとう罪悪感

 今年もまた「#保育園落ちた」のSNS投稿が相次いだことからもわかるように、日本の育児環境は、少しずつ改善しているものの、まだまだ充実の域には達していない。大谷みつほさんのブログでもっとも的を射ていると感じたのは、「罪悪感」のくだりだ。

 本来、子育てに罪悪感を持つ必要は全くないはずだが、日本の現状ではそれが難しい。大谷みつほさんの場合は、芸能界の不規則なスケジュール、そのためのシッターや託児所の手配がネックになっていたようだが、芸能人に限らず同種の悩みを抱える親は数多いるだろう。子を育てながら仕事などをしようとすると、誰かに「預ける」必要が生じ、「罪悪感」を覚えたり、また子連れ外出で誰かに「迷惑をかけ」て、「罪悪感」につながる。

 ひと昔前よりは改善されているが、幼い子連れで外出するとまず不自由さに直面する。清潔で使い勝手の良い授乳室やトイレ、おむつ替え台がどこにでも用意されているわけではなく、ベビーカーで出かければ、エレベーターを探して遠回りを余儀なくされることもある。また、子供が泣いたり騒いだりすれば迷惑扱いされてしまう。もちろん、すべての人がそうだというわけでは決してないが、子連れを迷惑がる向きは少なからずあり、しばしばネットでも議論になる。

 オリンピックに莫大な税金がつぎ込まれる一方で、待機児童問題はなかなか解決しない。赤ちゃん連れで役所に出向き、保育園事情について質問・相談を重ねるしんどさは、「当たり前」の苦労なのだろうか。ただ働きたいだけなのに、なぜ我が子が保育園に入れるか・入れないのかで、頭を悩ませなければいけないのかと理不尽に感じたものだ。安心して子どもを育てられない環境は、単純にしんどい。筆者は、この国で子どもを持つことは、社会的弱者に成り下がることと同義ではないかと思いつめたこともあった。

 大谷さんがブログで書き綴った言葉は、先進国だと言われる日本で暮らしながら、子育てするにあたっての不自由さを随所で感じている親たちの心の叫びともいえよう。



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