2019/01/29 15:00

ママより〇〇が上位? 1位は意外なあの言葉「赤ちゃんが話し始める言葉ランキング」


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ママ・パパなら、わが子が最初の頃に発した言葉って、いつまでも覚えていますよね。「今、ママって言ったよね?」「いや、マンマじゃないの?」といったやりとりは、子育て家庭の“あるある100%”でしょう。

そもそも、赤ちゃんはどういうふうに言葉を覚え、どんな言葉から発するのでしょうか? そこに注目して、NTTコミュニケーション科学基礎研究所が、約1500組の親子を対象に「赤ちゃんが初期に言えるようになる言葉」、つまり「赤ちゃん語」について調査しました。

■赤ちゃんが初期に言う「赤ちゃん語」ランキング

NTTコミュニケーション科学基礎研究所が行った「赤ちゃんが初期に言えるようになる言葉」の調査。上位ランキングは、以下の結果となりました。

1位 「(いないいない)ばあ」
「ない」「ないない」「ばぁ」のみも含む。

2位 「まんま」
食べ物、食事に関する育児語。

3位 「わんわん」
「いぬ」などの意味。「わんちゃん」なども含む。

4位 「ママ」
「おかあさん」は146位。

5位 「はい」
返事や手渡す時の掛け声。

6位 「あっ!」
注意を引いたり、何かを見つけた時に使う語。

7位 「パパ」
「おとうさん」は218位。

8位 「バイバイ」
「さようなら」は527位。

9位 「あーあ」
失敗した時に発する語。

10位 「ブッブー」
車などの意味。


あなたのお子さんが、赤ちゃんの頃にしゃべっていた言葉は入っていましたか? 「そうそう、この言葉は早かったね」という納得のものもあれば、「え? これがこんなに上位なの?」と、面白い発見もありますね。

とりあえず、初期に話し始める言葉は「まんま」か「ママ」か? は、極差で「まんま」に勝敗が上がっているのがわかりますね。

■「赤ちゃん語」ベスト100にはこんな言葉も!

NTTコミュニケーション科学基礎研究所が発表した「赤ちゃんが初期に言えるようになる言葉」ランキング100には、次のような言葉も入っていました。

自分の要求を素直に表す言葉としては、「イヤ!」(13位)、「だっこ」(20位)、「ちょうだい」(29位)、「おいで」(73位)。初めて言葉を発する時期は、とりあえず、何でもイヤという時期とも重なるので、「イヤ!」が13位なのは納得ですね。

要求の延長線にある食べ物・飲み物の名称は、「パン」(19位)、「おちゃ」(26位)、「バナナ」(35位)、「ぎゅうにゅう」(52位)、「ごはん」(65位)、「おっぱい」(75位)、「いちご」(77位)、「おにぎり」(84位)、「りんご」(85位)、「ちゅるちゅる」(88位)、「にんじん」(94位)、「あめ」(98位)となっています。

食べ物の中で「パン」が一番上にきているのは、パン食が多いのもありますが、赤ちゃんが発音しやすいというのもあるでしょう。

果物の中では、「バナナ」が最上位。栄養価が高く、皮をむけばすぐ食べられ、やわらかさが手軽に調整できることから、食卓に登場する機会が多いのかもしれませんね。

人や動物といった生き物では、「わんわん」(3位)、「ママ」(4位)、「パパ」(7位)、「にゃんにゃん」(12位)、「ばーば」(17位)、「じーじ」(24位)、「あかちゃん(57位)、「ぞう」(74位)、「ちょう」(99位)となっています。


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ママとパパ、どっちが先に呼んでもらえるか問題は、ママに軍配が上がりましたが、どちらも「わんわん」に負けるという驚きの結果でした(笑)。

このランキングトップ100をまとめたのが、『あかちゃんごおしゃべりリングカード』(主婦の友社)です。従来のジャンル別、五十音順ではなく、赤ちゃんが初期に言えるようになる言葉のランキング順というのが、これまでにないポイントです。


『あかちゃんごおしゃべりリングカード』(主婦の友社)



■赤ちゃん語を知っていると「言語発達にプラス効果」

子どもの言語発達の専門家、一般社団法人福島県言語聴覚士会会長であり竹田綜合病院リハビリテーション科室長の阿久津由紀子先生によると、ママ・パパが赤ちゃんが発しやすい言葉、発しやすい順を知っていることは、言語発達に効果大だそうです。

実際に病院で『あかちゃんごおしゃべりリングカード』を使っていらっしゃる阿久津先生にうかがいました。

「赤ちゃんがお話ししやすい順番に絵カードが作られているので、楽しくながめながら自然に言葉をうながすことができるのではないでしょうか。

お母さん方にとっても、お子さんが次こんな言葉を話すのかなという期待をもったり、こんな言葉も理解できるのかなと予測をもつことに役立ちます。

このカードを通して、赤ちゃん語についてお母さんが理解を深めるだけで、まだあまり話せないと思っていたお子さんの言葉の世界が、実はとっても豊かだったんだ! ということに気付くかもしれません。

言語訓練を必要とする言葉の遅いお子さんにとっても、言葉の発達の順を追って、無理なく言葉を習得していくことに有効だと思います。」(阿久津先生)

実際に、絵カードの言葉を理解はしているけれど、まだ話せない2歳のお子さんに試してみたそうです。
 
「電車の絵カードをおもちゃの電車と合わせたり、牛乳のカードをもって飲むしぐさをしたり、さかんに声を出しながら『ぼく、分かっているよ!』という雰囲気でおおいに楽しんでいる様子が見られました。

お母さんも『電車だね』『牛乳好きだよね』など、上手に声がけをしていましたよ。お子さんへ上手に刺激を与える際の、頼もしい遊び道具のひとつになるのではないかと期待しています」(阿久津先生)
 
 
■赤ちゃんの言葉は「氷山のようなもの」

ママが赤ちゃんと一緒にこのカードを使うとしたら、どんなことを意識したらよいでしょうか。阿久津先生にうかがいました。


「リングカード自体にいろいろな遊び方が書いてあるので、自由に親子で試していただくと良いと思います。

絵本のようにおうちの方が見せてあげたり、子ども自身がめくっているところに声がけしても良いでしょう。

リングからカードを外してバラバラにして好きな絵を探したり、『○○はどれかな?』と言って子どもに選ばせたり、おうちにあるものや場面(ありがとうなど)と合わせてみたり、発話にこだわりすぎずに、楽しく遊びながら声を出すことをうながせるといいですね。


言葉の一部だけだったり、はっきり言えなかったりしても、立派な言葉として受け止めつつ、「そうね〇〇だね」とていねいに返してあげることが自信につながります」(阿久津先生)

言葉の発達は、個人差が大きいもの。まだ、話し始めの赤ちゃんの頃なら、なおさらです。

阿久津先生曰く、「言葉というのは氷山のようなもので、水面より出ている『話せる言葉』は少なくても、水面下にはその何倍も『まだ話せないけど知っている言葉』がたくさんあります」とのこと。

ですから、ほかの子と比べて、わが子の言葉が遅いからといってあせることはありません。

ご紹介した『あかちゃんごおしゃべりリングカード』をはじめ、同じくNTTコミュニケーション科学基礎研究所の調査結果を生かした『あかちゃんごおしゃべりえほん』、『あかちゃんごおしゃべりずかん』、『あかちゃんごたどりえほん』(すべて主婦の友社)などがあるので、これらを上手に活用しながら理解できる言葉や概念をじっくり増やしていくことが、最終的には発話につながっていくでしょう。

まずは、お子さんとのコミュニケーションを楽しんでいただけると良いですね。

参考図書:
『あかちゃんごおしゃべりリングカード』(主婦の友社)


『あかちゃんごおしゃべりえほんシリーズ』から、見て! めくって! たのしい!  赤ちゃんが初めて出会うリングカードが誕生。NTTコミュニケーション科学基礎研究所の最新研究データより、「赤ちゃんが早く言える言葉ランキング」トップ100すべての言葉を50枚に収録。


(ウーマンエキサイト編集部)

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