2017/08/26 21:00

意外性の多い男、俳優・植田圭輔の「今」に迫る│独占インタビュー

俳優デビューして10年。これまで100作近くの舞台作品に出演している、植田圭輔(うえだ・けいすけ)さん。

小柄な体格、愛らしく中性的な顔立ち。そんな容姿だけで「こんな人だろう」とイメージして彼を見ると、確実にひとつふたつ驚かされることがあるはず。意外と声は低く、おっとりしているようでよく動き、アドリブが必要とされる場面では誰よりも機転が利く、という印象。もちろん経験値が高いからこそという部分もあるけれど、舞台上での安定感も彼の魅力のひとつ。

知れば知るほど、ギャップが見つかる人。でも「今まで意外と思われていたことも最近はポピュラーになりつつあるんですよね(笑)」と植田さん。そして、「よく毒舌だとかオヤジっぽいとか言われるんですけど、お芝居以外では飾れない人間なんです」とも。

そんな植田さんが“植田圭輔史上最高の写真たち”と語るフォトブック『月刊 植田圭輔×小林裕和』をリリース。「芝居以外では飾れない」という彼が、「お芝居を切り取ったような写真にしたい」と考え、一冊にまとめたこのフォトブック発売を記念して、植田圭輔さんを直撃。彼が「今」、胸に秘める想いに迫ります。

■『月刊 植田圭輔×小林裕和』制作秘話。一発勝負に緊張も

『月刊 植田圭輔×小林裕和』は、プロデュースも手掛ける写真家・小林裕和さんによる、新世代の俳優シリーズ第4弾。本シリーズは、俳優自身の新たな可能性に挑戦するというのがコンセプト。

植田さんのテーマは「悲しみ」。

笑顔を封印し、タバコやお酒を片手にブラックのスーツをまとったものに始まり、淡い色合いの和装で水辺に佇んだもの、ペンキを使ったアートワークと、いずれも他ではあまり見せたことのない姿ばかり。

撮影は、タイトなスケジュールで慣行。日が落ちてから東京を出発し、千葉にある海辺で夜中撮影。朝4~5時に終了したその足で、山梨の奥地に向かい、和装で水に浸かり撮影をし、東京へ。ほぼ一日がかり。総移動距離は約500キロに及んだとか。

「楽しい旅ではなかったです(笑)。でも、いいものを作るためには何か背負うものが絶対に必要というか、だからこそ生まれるものがあるんだなと。クルー全員の一体感みたいなものが生まれたのも思い出深いです」(植田さん)

大変だったのは、その山梨での撮影。5月の水温は想像以上に冷たく、「すごくきれいに撮っていただいたんですけど、あの下にはウエットスーツを履いていて、それでも寒かった」と撮影を振り返っていました。

植田さんがお気に入りに挙げたのが、取材当日に着ていた“つなぎ”で撮ったカット。白ホリの壁に一発勝負で、植田さんが自由にペイントして仕上げた傑作。

「真っ白の靴、真っ白のつなぎ、真っ白な壁から始まり、終わってみれば、チーム全員で、その時の表情や瞬間を衣装にも詰め込んだものが表れているんじゃないかなと思います。この衣装での撮影がフォトブックのスタートだったので、“この作品いけるかも”と思った瞬間でもあるので、お気に入りです」(植田さん)

このカットで使用したカラーは、ブルーやブラック。いくつかある中から、何色使うのかも含め、その場で決めたのだとか。

「ここで表現しているのは悲しみから一個抜き出た状態なのか、心が暴走しているモードなのか……それも全部読み手次第。自分からこうと押し付けはしたくないので、失恋してそうなったのか、大切な人を失ってそうなったのか、というのも全部ご想像にお任せしたい」(植田さん)

ブルーとブラックに交じり、赤いペンキでたったひとつだけ記されているのは、植田さんの“心臓”をイメージしたもの。「自分自身を表現した」というアートワークの撮影にかかったのは約2時間。手の届かないところにもジャンプしてペイント。全身を使って仕上げたため、翌日は筋肉痛に襲われたというエピソードも。一発勝負の撮影に、緊張もしていた様子。

「正直、失敗できないという気持ちが強すぎて……でもやってみたら憶することなく、最悪、弁償すればいいかぐらいの気持ちでやってました(笑)。無心というか、自分の感情のままにやっていて、それをいい角度から撮っていただいた」(植田さん)

仕上がった一冊に、植田さんは自信をもって「100点」と自己採点。今後も、「その時代時代で変わっていくと思っていくので、それに敏感でいたいし、その時々の新しいこと、驚かせられることを、意外な盲点から違った形で見せていきたい。新しい作品を作る時も『あの時を超えたな』と思えるぐらいの作品作り、そういう姿勢でやっていけたらと思います」と、貪欲な姿勢を見せていました。

■「稽古が足りないなと思った作品はこれまで一作品もない」

囲み取材のすぐ後、イベントまでの貴重な空き時間で、植田さんに直接話をうかがう機会をいただきました。

連日の過密スケジュールを聞いていたので、つい「疲れていませんか?」という言葉が出てしまったのですが、「不思議なもので大丈夫なんですよね」という返事が。続けて「毎日忙しく過ごしているのでどうやって生きているのか気になって……」と言うと、「“うえちゃんは何人いるの?”とよく言われます(笑)」と笑いながら答えてくれました。そしてこんなことも話してくれました。

「実際、休みは今まったくないですし、プライベートと呼べる時間はごく限られた時間しかないんですけど、『JUNON』のコンテスト(2006年 第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリスト)に出た後、いきなり主演舞台をやらせていただきました。その後、全然俳優の仕事がなくてバイトしかしていなかった時期もあったので、今この状況が嬉しいんです。自分がずっと夢見ていたことですし、それで無理をしてはいけないと思ってはいるんですけど、やっぱり好きなことでご飯を食べているからこそ頑張れる、みたいな感覚です」(植田さん)

ひとつの作品が終わると同時に、すでに始まっている次の稽古へ参加し、ほどなくして本番。それらの合間をぬって、ドラマの撮影、アニメのアフレコなど、とにかく休む間もなく走り続ける植田さん。彼がそこまで頑張る理由は一体どこにあるのでしょうか。

「気づいている人もいるかもしれないですけど、ゲスト出演とか細かいものも合わせると、実は去年のほうが舞台本数は圧倒的に多いんです。去年までは本番と稽古がかぶっていたことも多かったのですが、それだと舞台以外の仕事がなかなかできない。それに、いつかどれかをおろそかにしてしまいそうな自分がいたので、それだけは絶対に嫌だと、去年ふと思ったんです。去年のような生活は続けようと思えばできるけど、そのうちに覚えの悪さだったりとか自分の欠点が絶対に出てくるだろうし、仕事が詰まっていると頭の回転が鈍くなって、普段ならしないミスをすることが怖くて……なぜなら、ミスをしていない自分しか知らないから。先日終わった『ヘタリア』もそうですけど、僕は稽古が足りないなと思った作品はこれまで一作品もないです。後悔したくないし、何より、観に来てくださるみなさんにも申し訳ないので、そうならないために、今年は本数を減らしています。それでも忙しいと思われているみたいですけど(笑)、今の生活のペースは自分でミスなくできる範疇(はんちゅう)なんですよ」(植田さん)

大変な時もあるけれど、「つらいことはまったくない」と真っすぐな目で答える植田さんは続けて、「ただ、応援してくださっている人たちを心配させてしまっているのかもしれないなと思っているんです……」と、少し苦笑い。

■植田圭輔、応援してくれるファンを「すごく誇りに思っている」

今回のフォトブック発売では大阪と東京で計6回のイベントを行い、植田さんは自身のファンと直接向かい合い、言葉を交わすことで、よりファンの存在の大きさを実感し、あらためてファンのパワーを感じたとか。

「今日も結局、集まったみなさんから元気をもらってしまいましたね……。朝早くからあんなにたくさんの人が集まってくださり、僕に直接いろんな言葉をくださって。「この前の舞台観ました」「あの演技、すごく良かったです」「次の舞台楽しみにしています」とか。めちゃくちゃ礼儀正しい方ばかりなんですよ、みなさん。自分のイベントを行うと、その時のスタッフさんから「植田さんのファンは本当にきちんとされてますね」とよく言われるんです。僕自身のことも応援してくれてるけど、僕が演じるキャラクターや作品、そして舞台作品が好きで観に来てくださる方が多いと思うので、そういう方々を裏切りたくないと思っています。だから、今、僕を応援してくださっているみなさんのことをすごく誇りに思っています」(植田さん)

イベントの短い時間で、「自分がずっと芸能生活をやってきたなかで、自分が歩いてきた道は間違ってなかったと思えるぐらいすごく嬉しい瞬間もあったりので、自分は本当に人に恵まれているなと思った」と、ファンとの触れ合いに感謝をする姿も。

■植田圭輔が芸能界入りするきっかけは、姉の“ある一言”

芸能界デビューのきっかけは、2006年に出場した第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト。でもこれは二度目のチャレンジ。その前年、「お姉ちゃんが勝手に僕の資料をオーディションに応募した」ことがすべての始まり。

そしてこの“芸能界入りあるある”には、続きが……。

「そのオーディションで僕は、書類審査に通らなかったんです。しかも、お姉ちゃんにバカにされたんですよ。『あんた学校でモテはやされてるけど、たいしたことないなぁ』って。それにムカついて『じゃあ来年自分で送って受かってやるわ!』と出してみたら、それが通って、逆に『どうしよう……』って(笑)」(植田さん)

まさに、売り言葉に買い言葉。「それまでまったく芸能界に興味がなかった」という植田さんが、この世界に足を踏み入れるきっかけになったエピソード。でもこれがなければ、俳優・植田圭輔の誕生はないのも事実。10年前には想像もしていなかった今の生活ですが、「セリフ覚えは圧倒的に早いほう。年々スピードは遅くなっていますけどね(笑)」という彼は、やはり、なるべくして役者になったのだと思わずにいられません。

「今の自分を見て喜んでくれている親とか、小さいころからお世話になっている方々がすごく誇らしそうに僕の話してくれている姿を見ていると……『まだまだ頑張らな。もっとやな』って強く思います」(植田さん)

そんな植田さんは、お姉さんと妹二人の4人兄弟。どこか中性的な雰囲気もあるのはそのせいでしょうか。小さいころの性格は、現在の彼とまったく違っていたようです。

「僕今はけっこう目立ちたがり屋ですけど、小さいころは、すっごく臆病で人見知り! 人の目を見て会話もできないような子だったので、この仕事を始めて、本当に人生が変わりました」(植田さん)

■植田圭輔、失恋からの立ち直り方。「いっぱい落ち込んで…」

「悲しみ」がテーマだという『月刊 植田圭輔×小林裕和』。その話の流れで、植田さんから「失恋」というワードも。たしかに、夜の海辺でたそがれる横顔にそんな雰囲気を感じます。植田さんが失恋した時の立ち直り方は?

「失恋をしたら、いっぱい落ち込んで、すぐに立ち直ります。どれぐらい落ち込むか……もう、話にならないぐらいです。でも、そばに人がいなきゃダメ。悔しさ無念さ悲しさを仲間に全部聞いてもらって、みんなに散々迷惑をかけて、立ち直ったら恩返しをする!(笑) 僕は一人じゃ生きていけないタイプです。その日あったことを共有したいですしね。極度のさびしがり屋なんです。さびしがり屋なのに、一人でいたい気持ちも強いから、超面倒くさいと思います。付き合ったら大変なタイプ(笑)」(植田さん)

植田さんは好みの女性のタイプに、「僕は我が強くて、生活基準の最優先事項がやっぱりお仕事なので、それを受け入れてくれる人だと助かるかな。この年になるとタイプというか、波長が合う合わないというのが大切」と答えていました。そして最後に付け加えて、「……でも面食いだとよく言われます」と。そんな彼が理想の相手に巡り合えるのは、まだ先の話!?

■役者・和田雅成はソウルメイト?一緒にいて居心地がいい相手

ライバルも多い世界ですが、出演作品も多く、年齢問わず「うえちゃん」の愛称で親しまれる植田さんは“仲間”もたくさんいる印象。そう伝えると「僕はライバルより仲間のほうが多いかもしれないですね」と優しい表情に。

今回のフォトブックをSNSで情報解禁とともに、植田さんに即LINEで「きれいです」と感想を送ってきたのが、役者仲間の和田雅成さん。少し前に取材をさせていただいた時、ちょうど植田さんと舞台『劇団シャイニング/天下無敵の忍び道』で共演中。取材時の雑談で、事前に細かく打ち合わせをしなくても“あうんの呼吸”で立ち回りができるなど、和田さんの話す内容、話し方から「きっと植田さんのことがすごく好きなのだろうな」というのを感じたのでその話をすると、「すみません。あいつ、どこにいってもそうなんですよ(笑)」という返答。

そして、「誕生日が一緒なんですよ、僕ら」という一言。ともに、9月5日生まれの大阪出身。これはもう運命……ソウルメイト!

「誕生日が一緒というのを和田雅成から言われて、そうですか……という感じでしたけど(笑)、プレゼントを渡して祝ったことはありますよ。一緒に過ごしたことはないですけどね」(植田さん)

和田さんがどんな方か聞くと、一気にリラックスした表情に。そしてこんな話を。

「これ生意気に聞こえるかもしれないですけど、最初彼に会った時、“こいつきっと売れる”と感じたんです。舞台『戦国無双』が初対面で、大阪では活動していたけれど、当時、東京に出てきてまだ慣れていなかったこともあって、彼は「俺は1年後、絶対にのし上がってやる」というようなことをずっと言ってました。目がすごくきれいで嘘がなくて、頑固だけど、自分の信念に真っすぐ。仕事に対して真摯な人って絶対に報われると思っているので、案の定、一瞬で飛ぶ鳥を落とす勢いの存在になりましたよね。でもこの話をすると本人怒るんです(笑)。お芝居に対して熱い男なので、一緒にいて居心地がいいですね。仕事に対しての向き合い方とか、通じるものがあると思います」(植田さん)

初共演から、2年半ちょっと。最初こそ「うるさい関西人だな」という印象だったものの、これまで4作品をともにしてきて、「彼のいろんな顔を見ているし、僕のいろんな姿も見てくれてきた」と話し、今では、植田さんにとって和田さんは「この業界で一番波長が合う人」にまでなったそう。

仕事以外での共演がないという植田さんと和田さん。先日の取材で、和田さんにファッション改造計画を提案した話をし、せっかくなのでお二人でどうですか?と言うと、「ぜひぜひ! あいつ、本当に“星”しか着ないんですよ(笑)。星がついた服でかぶった時、まるで自分のもののように話していたので、『星はおまえだけのものでははないからな』って言ってやりました(笑)」と、にやり顔。

「しっかり改造計画をやって、和田雅成にファッションの楽しさを知ってほしいですね。僕はファッションは好きなほうなので、一緒に買い物に行きつつ、和田雅成を改造できたら面白いだろうなぁ。彼の横でチャチャ入れながらね。僕、チャチャだけは上手なんで、任せてください(笑)」(植田さん)

■植田圭輔と椎名鯛造。共通点は多いけれど、似て非なる2人

和田さんともう一人、舞台『劇団シャイニング/天下無敵の忍び道』で共演した、椎名鯛造さんの話もしてくれました。

椎名さんのインパクトある楽屋写真に「すごいでしょ?(笑)」といたずらっぽく笑いながら、「鯛ちゃんもこの世界で長く生きてきた人です。世間的に、僕と椎名鯛造は似ているタイプに分類されると思うんです」というので、どのへんが?と聞き返すと、「チビ(笑)」と即答。植田さんなりの照れ隠しなのかなと思ったのですが、その後にこんな言葉が待っていました。

「二人とも、体を動かすのが好きなんです。普段もそうですけど、舞台上でも得意としているほうです。お芝居も大好きだし、いい意味で、自分に自信を持っていると思います。通じるものはすごくあるけど、根本的な性格の部分が違う。色でいうと『白』と『黒』ぐらいに。一般的に見ても、彼のほうが元気でやんちゃなイメージですよね。役者として似ている部分は多いけど、僕らのキャラがかぶることはないんです。それもあって、共演する機会は少ないんですね。一般的に原作がある場合、小さいキャラクターはひとりしか出てこないことが多いので、作品によっては、僕だったり鯛ちゃんだったり、また別の誰かだったり……という感じ。過去に共演したことはあるけど、劇団シャイニングみたいに、直接戦ったりすることってほとんどなかったんですよ。この舞台で共演したことで『うえちゃんの殺陣を見たことなかったけど、こんなに動けるんだ!』と言ってました。いい先輩であり、僕にとって大好きな仲間なので、そういう人に自分のことを認めてもらえるのは嬉しいですね」(植田さん)

この話の後、「……それもあったから僕はあの現場で張り切ってたのかもなぁ」と、独り言のようにしみじみしている植田さんがとても印象的でした。

■植田圭輔、コンプレックスを武器に変えて新たな扉を開ける

今でこそ、自虐的に自分の身長を笑い飛ばしている植田さんですが、「もともと身長が低いことにすごくコンプレックスを抱いていた人間だった」という話もしてくれました。でもそれは、ある瞬間“強さ”にも変わるのが芸能界。「そんなふうに切り替えて考えられるようになるまでは、すごく時間がかかった」と言っていましたが、TVアニメ『王室教師ハイネ』で、“身長の小さな”主人公ハイネの声を担当し、9月には同作の舞台版(ミュージカル)でも同じ役で主演が決まっています。

「自分の見た目とか、身長が高くないことが、役者としていい意味の“ギャップ”になるのかなと今は思えます。そういう人間がパワーに満ちあふれていたり、タフネスさを出せたら、同じようなことで悩んでいる人たちに、『あれ、自分でもやれるのかも』と思ってもらえる気がしています」(植田さん)

今、空前の「2.5次元ブーム」。植田さんも“2.5次元舞台”に出演することが多い役者のひとり。そんな彼がこれまでの10年心がけてきたこと、そして役者としてこれから目指すのは、主演作品に多く出ることでも、テレビにたくさん出ることでもなく、「続ける」ということ。

「僕が10年間ずっと言い続けているのは、『続けることが一番の目標』。“売れる”ってなんだろう……主演をいっぱいやること? この世界で天下を取るってそういうこと?というのもあるし、一発ドカンと売れても、結局、それを維持していくことのほうが難しい。だったら自分のペースでゆっくり歩いていって、自分らしく表現し続けることのほうがとても大事なんじゃないかって。少なくとも、そのほうが自分の心も腐らないと思うんです。裏を返せば、続けていないと不安なんです……仕事がないこと、お芝居をしていないことのほうが不安だから、止まることなく続けなくちゃいけないんだろうなって」(植田さん)

「自分が持っている最大の武器を表現できる場所で、自分を表現し続けることが、今僕が一番やりたいこと。きっと時代は変わっていくし、2.5次元ブームがずっと続くものではないと考えているので、その時々求められるものの中で、自分が旬の存在でありたい」という植田さん。役者として「野心しかないです!」という彼に贈るエールは、「頑張って」ではなく、きっと「今を楽しんで」という言葉のほうがしっくりくるのかも知れません。

植田さんの話を聞いていて、「継続は力なり」ということわざを借りると、継続が愛を呼び、それが力になる。その力が愛への恩返しとなり、次の継続につながっている、そんなふうに思いました。

余談ですが、仕事虫の植田さんに「プライベートでの幸せの瞬間」を聞いてみると、「家に帰って、缶ビール一杯とおつまみで、テレビを観ながら過ごす時間。どんなに忙しくても必ずやります。一回オフってから、セリフを覚えるとか、自宅での作業に入りますね。缶ビールを飲みながら、何にも考えない時間が一番好きかも(笑)」と教えてくれました。

「今の自分にとって、稽古も本番もすべて日常みたいなもの。だから何をするにも、変にゲン担ぎもしたりせずいつも通り過ごすのが大切だと思っている」と、植田さん。ひとたび舞台に上がれば、全身全霊でその役を生き、確固たる存在感を発揮する役者、植田圭輔さんがこれからどんな意外な姿で観客を驚かせてくれるのか、今後の活躍に期待しかありません。

撮影:小林裕和、取材・文:さとうのりこ

『月刊 植田圭輔×小林裕和』(¥2,800+税/A4サイズ・80ページ)全国書店およびインターネットで発売中

■植田圭輔さん出演舞台

BSスカパー!オリジナル連続ドラマ『弱虫ペダルSeason2』
2017年8月18日(金)~毎週金曜日ほか放送
https://www.bs-sptv.com/yowapeda/

『王室教師ハイネ THE MUSICAL』
東京公演:2017年9月7日~10日@Zeppブルーシアター六本木/大阪公演:9月16日~18日@森ノ宮ピロティホール
http://www.musical-heine.com/

舞台『K-MISSING KINGS-』
関西公演:2017年10月19日~22日@京都劇場/東京公演:10月27日~29日@天王洲 銀河劇場
https://www.marv.co.jp/special/stage-k/

◆植田圭輔:ツイッター
https://twitter.com/uechan_0905

◆植田圭輔:ブログ
https://ameblo.jp/keisuke-ueda

◆オフィシャルinfo 「うえちゃんネル」
http://sp.ch.nicovideo.jp/uechannel

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