2017/12/03 17:30

結婚、出産。SNSには内緒にしていました|ゆとり以上バリキャリ未満のリアル

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【ゆとり以上バリキャリ未満のリアル】インスタ映えで幸せになれますか?【瑠璃編・第3回】

「バリキャリ未満、ゆとり・悟り以上」を生きる33歳の瑠璃に訪れた突然の転機。今どきの「女の幸せ」ってなんだろう? 世代を超えて共感必至の、女の人生ルポルタージュ・「瑠璃」編、Vol.3。

「いつかファッションビジネスで独立する」…そんな夢を抱きながら、研究室をパワハラで辞め、キャスティングという転職を見つけた瑠璃。その中で、婚活も成功し、全てが順調に見えたが……。波乱万丈のVol.3!

小林瑠璃(仮名)33歳/フリーランス SNSコーディネーター

1984年神奈川県出身、東京都豊島区在住
職歴/大学院修士課程修了後、アルバイトをしながらフランス語学校に通う。フランスに留学し、1年間服飾学校で勉強して帰国。大学院博士課程に入り研究者として活動。そのかたわら、SNSビジネスを開始。現在フリーランスのSNSコーディネーターとして活動中。
似ているタレント/堀北真希
理想のタイプ/三浦翔平
パートナー/結婚3年目。子ども(1歳)。
手取り月収/10〜30万円 預金総額/約500万円

Vol.1 インフルエンサーは職場で嫌われる
Vol.2  幸せな結婚するなら「一番普通の男」がいい理由
Vol.3  結婚、出産。SNSには内緒にしていました
Vol.4 「インスタ映え」だけじゃ幸せになれない、でも

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Vol.3 結婚、出産。SNSには内緒にしていました半年ごとのプロポーズと失恋

マサキのことをひとことで言い表すと「フツー」。それ以上の褒め言葉が思い浮かばないくらいだ。それに対して、瑠璃自身は「フツーに見えるけど、そのための影の努力がスゴい」タイプだと思っている。

たとえば、パーティなど出会いの場には、たいていひとりで行く。自分から男性に話しかけるのに抵抗はないし、その流れで自然に連絡先の交換もできる。デートをするだけなら、合コンの続きという感覚だ。そうやってたくさんのデートをしたからこそ、マサキの良さに気づけたわけだし、フツーのレベルを知ることができた。そして、波風の少ないフツーの毎日が、幸せに思えた。

つきあい始めてから、瑠璃は結婚を急ぎたかったが、マサキにその気はなさそうだ。瑠璃が尋ねると、「そのうち」というのがいつもの返事。それでもあきらめず、半年に一度は「そのうちって、いつ?」と聞き続けた。

「本心は、毎日でも聞きたかったですよ。でも、ガマンにガマンをして、せめて半年に一度。ずっと明解な答えはもらえなかったので、半年ごとに失恋した気分でした。

焦りも出てきて、31歳の夏休みには『ねえ、いつ? 今年? 来年?』って畳み掛けてしまいました。私は思いが高まってしまい、『結婚がだめなら、子どもだけでも欲しい』と、わんわん泣き出して。初めて『子ども』という言葉を口にして、自分の本心に気づきました。私、マサキとの子がすごく欲しいんだということに。そう思うと、もう涙が止まらなくなってしまいました。

彼は少し驚いていましたが、『僕も子どもが欲しい』と言ってくれました。『でも僕、グイグイ引っ張るタイプでもないから、ちゃんと責任もてるかどうか…』と不安も口にしていました。

私、なんて言ったと思います? 『私、頑張るから。仕事頑張るから』。もはや、叫びです。マサキは、そんな私をなだめるように、コクリとうなずいてくれました」

SNSには内緒の出産

結婚が決まったのと、瑠璃の仕事が好調に上向いてきたのは、ほぼ同時だった。結婚は、瑠璃の泣きながらの懇願にマサキが折れたかたちだが、それから半年後の結婚式直前に妊娠がわかってからは、いよいよ腹をくくったようだった。

「結婚式は32歳の8月、身内だけでハワイのチャペルで。私のおなかを気遣って、お姫様だっこがナシになり、その後の新婚旅行は、ヨーロッパ行きを九州旅行に変更。残念ですが、仕方ない。いつか実現できたら、と今でも思ってます。

出産で入院していた1週間以外は、出産前も後も自宅でそれまでどおり仕事をしていました。このキャスティングの仕事は、メールとSNSがあればだいたいのことはできます。新しい人脈をつくっていた時期は、パーティやイベントに参加してはいたけれど、すでにある人脈を使って仕事をするぶんには、リアルに会わなくてもできます。そう、テレワークということでしょうか。

参加者をFBで呼びかけて、返してきてくれた人の一覧をエクセルにして、当日が近くなったらメールでフォローして参加の確認をして。イベントが終わったら、メールでお礼を言って、参加者のSNSをチェックして。出産を隠していたというよりは、あえて言う必要もなかったという感じです」

瑠璃が頻繁に仕事をしている仲間でも、年に1〜2回しか会わない人も珍しくない。だからといってつながりが薄いわけではないし、たまに会えば有益な情報交換ができるし、ちゃんと信頼関係もある。

ただ、瑠璃自身のプライベートを見せるようなFB投稿やブログは、しばらくお休みしていた。

「中には人の妊娠や出産を喜ばない人もいると思うんです。たとえば、前の職場の研究室の人たちとか。それに、妊娠や出産はすごくうれしいことだけど、やっぱり不安はつきものでした。ツワリはキツい、腰はつらい。健康のこと、お金のこと、心配ごともキリがありません。そんなメンタルでブログを書いても、人が読みたいものにはならないだろうし。だから、自分の妊娠や出産とはあまり関係ない、これまでのような、おしゃれの話をときどき書いてました。過去に撮った写真とネタを使って。

妊娠中も出産後も、いつでもハッピーで、カワイイものに囲まれて、プレゼントいっぱいもらって…。なんて、芸能人のブログの世界にしかないですよ。現実は、大変で不安なことばっかりですもん」

※Vol.4「妊活するなら、今しかない! 」は、12月10日更新です。

Vol.1 インフルエンサーは職場で嫌われる
Vol.2   幸せな結婚するなら「一番普通の男」がいい理由
Vol.3  結婚、出産。SNSには内緒にしていました
Vol.4 「インスタ映え」だけじゃ幸せになれない、でも

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文/南 ゆかり
「CanCam」や「AneCan」、「Oggi」「cafeglobe」など、数々の女性誌やライフスタイル媒体、単行本などを手がけるエディター&ライター。20数年にわたり年間100人以上の女性と実際に会い、きめ細やかな取材を重ねてきた彼女が今注目しているのが、「ゆとり世代以上、ぎりぎりミレニアル世代の女性たち」。そんな彼女たちの生き方・価値観にフォーカスしたルポルタージュ。

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