2017/05/20 20:00

「タラレバ」女子が増えた理由 結婚、出産…私たちの正解はどこにある?

「でもブスだよね?」——仕事で評価されても地位を得ても、私たち女性はその一言で突き落とされてきました。それほど強く根付いた“ブス”という価値観が、近年のCMや企業動画の炎上を経て、少しずつ変わり始めているようです。それでも、いまだ“美人“であることを求められる現代社会。私たちはどうサバイブしていくべきなのでしょうか?

著書『セーラームーン世代の社会論』(すばる舎リンケージ)などで女性を論じてきた稲田豊史さんと、数回にわたり紐解いていく連載です。

無宗教の国・日本に生まれる「こじらせ女子」

前回、“ブス”にとって男が介入できない「土俵」や「権威あるオルタナティブな外部規範」がいかに有用かを考察した。本連載の最終回となる今回は、いわゆる「こじらせ女子」が、なぜここ数年の日本で多いのかという話からはじめよう。

端的に言えば、「こじらせ女子」は「信頼のおける外部規範」が与えられないから、こじらせる。「女子は女子らしく生きるべし」と(主に男から)言われたところで、「女子」の定義と実践法が書かれたマニュアルや、FAQ(よくあるご質問)と回答集は、誰からも支給されないからだ。

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