2018/05/09 15:01

「家事の外注は家族の必要経費です」西原理恵子さんに聞く、お金の“本当の”使い方

西原理恵子さんに聞く、お金の「本当の」使い方
西原理恵子さんに聞く、お金の「本当の」使い方

マンガ家の西原理恵子(さいばら・りえこ)さんが4月15日、「セシオン杉並」(東京都杉並区)で開催された「区民健康フォーラム2018」に登壇し、「自立した女子の生き方、育て方」をテーマに講演しました。

西原さんが去年6月に発売したエッセイ『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(角川書店)は累計27万部を突破。発売から約1年たった今も書店に平積みされ、売れ続けています。

講演は同書の制作に携わったフリーライターの瀧晴巳(たき・はるみ)さんが聞き手となり、西原さんとの対談形式で行われました。

第1〜3回は講演の様子をお届けしました。4回目の今回は、ウートピ編集部が西原さんにインタビューした様子をお伝えします。

【第1回】「食事はお惣菜でいい」がんばりすぎなお母さんへ
【第2回】専業主婦の「幸せ」はもろい
【第3回】失敗しない人はいないから…「転び上手なおばさんになって」

外食は家族の必要経費

——素敵なお話をありがとございました。「食事はお惣菜でいい」「手を抜けるのは食事」というのがハッとしました。私は家庭を持っているわけではないですが、同世代の友人は家庭を持っている子も多いので。

この前、既婚の読者に「家事代行サービスは利用しないんですか?」って聞いたら「利用したいけれど、罪悪感がある」って言っていたんです。

西原理恵子さん(以下、西原):罪悪感が沸くのは結構なんですけれど、片付けたり汚したりして叱られて割を食うのは子どもなんですよ。

仕事していると考えたら、正社員だったら時給2000円か3000円ですよね。食材を買いに行って、調理して、食べさせて、残り物くるんで、洗い物するのに何時間使う? 外食のほうが割安なんです。それにデパートのお総菜みたいなの作れる? って。スーパーの高いお惣菜でさえ割安です。

食事の用意と片付けで3時間は無駄にするね。その分、子供と遊んであげたほうがよくない? 旦那さんとビール飲んだほうがよくない? って。

外食や家事の外注にかかるお金は家族が仲良くするためのお金です。そのための時間にはお金を払いましょう。夕暮れの、家族が疲れた時間に、旦那と後片付けのことでケンカになってごらん? 1ヶ月は長引くよ。仲良くなるための経費だって思ってください。

本当のお金の使い方

——仕事をしていれば時間はすごく大事だなって思います。お掃除だってたまには外注してもいいのかも。

西原:月に1回お掃除を外注にしたら夫婦って本当にケンカしなくなると思うんですよ。腹が立っているときに相手のウンコがついた便器を洗ったり、洗面所の隠毛を掃除したりするとすごくイライラする。相手が1回顔拭いただけのタオルを洗濯機に放り込んだら「私なんて何回も使ってから洗うのに!」って思うでしょ?(笑)

——はい。ちょっと心当たりあります。

西原:でしょ? 家族が仲良くゆっくり過ごせるせっかくの休みに掃除しなければいけないんですよ。ケンカしない見えない時間って大切。自分のために家族のために。お金ってそういう時間を買うことに使うんだと思います。

——そうですね、そしてそのために働くのかも。

西原:だから、最初の話に戻るんだけれど、外食したり家事を外注したりするというのは罪悪感じゃない。「もったいない」っていう気持ちなんだと思います。

でもね、一番もったいないのは、その時間を片付けに使ってイライラすること。仲良くするために働いているんですよ、家族は。

(取材・文:ウートピ編集部・堀池沙知子)

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