2018/06/18 18:00

メキシコ・ロスカボスで一番新しい! オールインクルーシブホテルの快楽

極上のリゾートライフをロスカボスで

 2018年3月、メキシコ・ロスカボスに「ル ブラン スパリゾート ロスカボス」がグランドオープンした。


リゾート地としてメキシコ東岸のカンクンと並び称されるロスカボスに、新しいリゾートが誕生した。

 ロスカボスが位置するのは、バハ・カリフォルニア半島の先端。目の前に広がる見渡す限りの海には、毎年冬から春にかけてクジラが出産&子育てのためにやってくる。海岸線にはリゾートホテルや別荘が立ち並び、マリンアクティビティが豊富で、メキシコ有数のリゾート地として発展を続けている。

 この地の気候帯は乾燥帯となる。空気がからりとドライで、「365日のうち360日が晴天」と言われるほど、雨が降るのが珍しいという。温暖湿潤な日本からのバケーション先として、いかにも非日常で、最高の気候といえるだろう。


ロスカボスでは乾燥に強いサボテンが、日常風景に溶け込んでいる。

「ル ブラン スパリゾート ロスカボス」は、カンクンを中心に展開するパレスリゾーツの10軒目となる、最高ランクのラグジュアリーリゾート。18歳未満の宿泊は不可とする大人限定、さらに滞在中に一切のチャージが発生しないオールインクルーシブリゾートだ。


滞在中にはフロアバトラーがさまざまな要望に応えてくれる。「午後9時にゲストルームにアロマをたいておいて!」というお願いもお手のもの。

海から吹く風を頬に受けながらプールを見下ろす「ブラン ファイヤー ラウンジ」。毎日17時からはバイオリンなどの生演奏も。

 オールインクルーシブというのは、前述したように「滞在中に一切のチャージが発生しない」ということだが、もっと詳しく&平たく言うと「朝昼晩の3食のすべてが宿泊料金にインクルード。プールサイドで飲むカクテルも飲み放題、ティータイムにいただくケーキだって食べ放題」ということだ。


プールサイドのレストランで朝食タイム。オアハカスタイルの「タマーレス」。

 旅先では心身ともにリラックスするためにリゾートホテルを選ぶわけだが、せっかくなのでちょっとくらいは贅沢したい。ディナーのあとには食後酒をいただいて、もちろんデザートも食べてまったりと過ごしたい。

 そんなとき、やっぱりチラリとでも考えてしまうのがお財布の中身。ラグジュアリーな旅を提案しておきながら、こんなケチなことを書いてしまって恐縮だが、多くの方に頷いていただけるのではないだろうか。


波の音を聞きながら、プールサイドで時間を忘れて(ついでにお財布のことも忘れて)過ごせるなんて最高!

ワインを片手に読書でも。

 もちろん、たとえば希少価値の高いワインや、高価なスパメニューなどのリゾート内サービス、またリゾート外でのアクティビティなどについては有料となるが、これについてもお得に利用できるサービス「リゾートクレジット」が用意されているので、後述することにしよう。

 このオールインクルーシブでの滞在を実際に体験してみたところ、思っていた以上に快適で、本当に心からリラックスできるものだということがわかった。

テラスから見る感動の朝焼け

 チェックインのときに手首に巻かれるのが、このリストバンド。実はこれが、ゲストルームのキーだ。


この薄さと軽さで4泊5日ももつのかと心配だったが、見た目よりも断然丈夫だった。

 このキーが手首にあるだけで、部屋を出るときにいちいちキーを確認したり、アルコールでいい気分で部屋に戻ってきて、ドアの前でキーをゴソゴソ探したり……なんてこともない。小さなことではあるがルームキーを管理しなくていいということが、こんなにも心を解放させるのだというのは、新たな発見のひとつだった。



左:チェックインは椅子に座ってゆったりと。今後、日本語を話せるスタッフがフロントに常駐する予定。
右:「ル ブラン」とはフランス語で「白」の意味。真っ白な空間がゲストを迎える。

 373室あるゲストルームはすべて海側に面しており、スタンダードタイプで約60平方メートルの広さ。ほぼすべてがオーシャンビューだ。


海から見た「ル ブラン」。白亜の外観がひときわ目立つ。

 なかでもオーシャンビューの「ロイヤルデラックスハネムーン」は全部で169室と、最も部屋数が多いカテゴリとなる。


「ロイヤルデラックスハネムーン」からの眺め。

チェックインすると、かわいらしいウエルカムスイーツが用意されていた。

 チェックインのあとバトラーが部屋を案内してくれ、ポーターが荷物を運んでくれるが、ここで気になるのがチップ。チップの習慣のない日本人は、いくらをどのタイミングでわたすのか、意外と気を遣うものである。しかしオールインクルーシブを採用する「ル ブラン」ではチップは不要だ。



左:扉を開けてまずはテキーラを一杯、も無料。
右:冷蔵庫を開けてコロナビールを一杯、ももちろん無料。

アメニティは全室ブルガリ。高貴な香りに包まれてリラックスし放題。

バスルームと部屋の間に壁はない。バトラーに事前に依頼しておけば、部屋に戻る時間に合わせてバスタブに湯を張ってくれる。

 ロスカボスと日本の時差は16時間。ほぼ昼夜が逆転するので、到着日の翌朝にはジェットラグのために思いのほか早起きをしてしまうこともある。

 そんなときには、テラスに出て夜明けを待つのもいい。真っ暗だった空がゆるゆると白みはじめ、次第に東の空を真っ赤に染めて太陽が姿を見せる。BGMはもちろん波の音。

 ロスカボスは多くのビーチが遊泳禁止になるほど、波が高いことで有名だ。真っ暗な中で聞く荒々しい波の音は恐ろしく感じるほどで、朝いちばんで自然の雄大さに心震わせる時間を過ごせるはずだ。


夜明け前の一瞬。ライトアップされたプールが美しい。



左:たっぷり朝陽を浴びて、体内時計をリセット。
右:エスプレッソマシンで淹れる香り高い一杯を朝いちばんに。

食事はすべて
アラカルトオーダーOK!

 リゾート内には、8つのレストランと6つのバーがある。4泊5日の旅ではすべてをまわりきれなかったが、滞在中に食べた料理の一部を紹介しよう。

 朝食を提供しているレストランは3つあり、いちばん海に近いのが「ブラン オーシャン」。ここはビーチを目の前にしたレストランで、午前7時から午後11時までのオールデイダイニング。朝食はすべてアラカルトで、ランチとディナータイムは地元のシーフードグリルを提供している。


メキシコ料理のひとつエンチラーダス。



左:ギリシャヨーグルト。
右:フルーツとヨーグルトの盛り合わせ。

海を一望する「ブラン オーシャン」。

朝食中に目の前のビーチを馬がお散歩。

 ランチタイムは、ピザ窯をそなえた「ブラン ピザ」を選んだ。プールに面したテラス席もあるから、バカンスランチを存分に楽しめるはずだ。


熟練の技で次々とピザを焼き上げる。

薄生地タイプ、焼きたてパリパリのピザ。

昼下がりのマルガリータ。絶妙なタイミングで「おかわりはいかがですか?」と聞かれる。

バー&ラウンジの「ブラン ロビー」からの眺め。

 朝7時から翌0時まで終日営業している「ブラン カフェ」では、お好みのケーキやショコラ、ジェラートを一日中提供。10時のおやつ、15時のおやつ、寝る前のおやつ……考えるだけでも夢のようなスイーツ三昧の日々が過ごせるだろう。



左: 「ブラン カフェ」ではお好みのスイーツを好きなだけ。
右: カフェラテはおしゃれなガラスのカップで。

 ディナーも、イタリアン、フレンチ、レバノン料理、日本料理をメインにしたアジア料理と、バラエティ豊かなラインナップから選ぶことができる。


「ブラン アジア」は午後6時から午後11までオープン。和食はもちろん東南アジア料理も豊富。すべてアラカルトでオーダーが可能。



左:メキシコで食べる寿司ロール! 握り寿司もメニューにある。
右:東南アジアの焼き鳥、サテー。ピーナッツソースで。



左:フランス料理「ルミエール」はきらびやかなシャンデリアが輝く、ゆったりとした空間。
右:ホタテのグリルをカリフラワーとブドウに合わせて。クリームソースとフルーツの相性が抜群。

カクテル&スポーツバー「ブラン ステージ」は深夜まで営業。

 繰り返すようだが、ここで紹介したのは4泊5日の滞在期間に食べた食事のほんの一部。マルガリータを何杯おかわりしても、毎日ケーキを何個食べても、追加料金はゼロ。

 滞在後に振り返ってオールインクルーシブ、バンザイ! といちばん感じたのは、クオリティを含めた食事の充実度の高さかもしれない。

リゾート内のアクティビティも
満喫すべし!

 4つある屋外プールのうち、ひとつはインフィニティプール。「ル ブラン」の宿泊ゲストは18歳以上なので、大人だけの時間が約束されている。プールサイドチェアに体を横たえた瞬間にはじまるリゾートならではの贅沢な時間を、思い思いに過ごすといい。


海につながっているかのようなインフィニティプール。

 ほかにも25室のトリートメントルーム、ハイドロセラピープールなどを備えた「ザ ブラン スパ(The Blanc Spa)」にも注目したい。


男女別にあるリラックスルーム。体のカーブに沿った椅子が心地いい。

男女ともに利用できるハイドロセラピープールで、全身の血行を促進。

 スパでのトリートメントや、ビューティサロンでのネイルやヘアセットは有料だが、これは「リゾートクレジット」というシステムを利用すれば、無料で、もしくは割引価格で施術を受けることが可能だ。

 このシステムは、宿泊数に応じて付与されるクレジット。3泊で1ルームにつき500USドル、4泊で750USドル、5~8泊で1,500USドルが付き、スパやビューティサロンのメニュー利用に充てることができるのだ(ただし別途16%のサービス税)。


「ル ブラン」の名のごとく、白を基調とした優雅な海辺の空間「ブラン ウインド」。ユニークな形の木は「トロテ」という、この地特有のもの。

4泊以上宿泊するハネムーナーまたは結婚前のカップルは、宿泊予約のときに申し込めば2人だけのウエディングセレモニーを無料でおこなうことができる。

 ちなみにロスカボスの空港から「ル ブラン」までは車で約35分の道のり。専用車による空港からホテルまでの送迎は、予約時の申し込みがあればリゾートクレジットで対応可能だ(2018年12月末までは無料)。


ロスカボス国際空港に到着すると、専属のスタッフが迎えにきてくれる。

空港からリゾートまでは車で35分程度。2018年末までは送迎サービス無料。

ロスカボスの夕景を眺めるツアーへ!

 リゾートクレジットはリゾート外の、ツアーやアクティビティにも使うことが可能だ。たとえば、カボ・サンルーカスで発着するサンセットクルーズもそのひとつ。港までホテルからの送迎付きの2時間ほどのサンセットクルーズでは、冬から春にかけて雄大な太平洋を背景にクジラが跳ねるのを見ることもできる。


岩がアーチ型に削られたデルアルコ。太陽が沈むのを追いかけて太平洋へ!

この日は陽気なペペがガイドしてくれた。

マルガリータとビールで乾杯!

簡単なスナックも用意されている。

エルアルコを過ぎると見えてくるのがディボースビーチ。

夕陽を背景にクジラがジャンプ!

太平洋の向こうに静かに沈む夕陽。

 2018年3月にグランドオープンしたばかりの「ル ブラン」。これから、たとえば日本人のコンシェルジュなどを常駐させたり、日本語によるホテルのサービスガイドを日本人ゲストの各客室に手配するなど、さまざまなサービスを拡充していく予定だという。

 からりと乾いたロスカボスならではの気候、目の前に広がる雄大な海、オールインクルーシブで安心の滞在。そしてなによりも、ゲストを迎えるスタッフの優しい笑顔とホスピタリティ。まるで真綿に包まれて過ごすかのような、大人だけのリゾートライフがロスカボスで待っている。

Le Blanc Spa Resort Los Cabo
(ル ブラン スパリゾート ロスカボス)

所在地 Km. 18.4 Carretera Transpeninsular SJC-CSL, Lomas del Tule San José del Cabo, B.C.S.
料金 1泊2名1室 650USドル~(1名) ※2018年6月の料金
https://www.leblancsparesorts.com/en/los-cabos

【取材協力】
アエロメヒコ航空

http://aeromexico.jp/


トラベルファクトリージャパン

http://www.tf-jpn.com/

文・撮影=請川典子

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