2018/06/12 15:00

台湾にマンゴーの季節がやってきた! 台北で食べるべきマンゴースイーツはこれ

 この時期の台湾といえばマンゴースイーツははずせません。5月のはじめから、徐々に店頭にマンゴーが並び始め、フレッシュマンゴーしか扱わないかき氷店でもマンゴーかき氷がスタートというニュースが駆け巡り、いよいよ今年もシーズン到来! といった雰囲気です。夏の訪れとともに始まるマンゴーの収穫。

 今回は台湾のマンゴー産地の中でも一番早くから収穫が開始される台湾最南端、屏東のマンゴー農園へ見学に行ってきました。マンゴーはどのように収穫されているのか、そして台北で食べられる美味しいマンゴースイーツのお店をご紹介します!


マンゴー農園の仕分けセンターに集められ、分別を待つマンゴー。

出荷までのプロセスを知るため
いざ屏東のマンゴー農園へ!

 農園へ行く前に訪問したのは、各農家が収穫したマンゴーが集められる仕分けセンター。こちらは農協との協力企業で、このエリアの各農家のマンゴーが集結され大きさによって仕分けされます。

 マンゴーは紙に包まれたまま収獲されるので、仕分けセンターでは先ずこの紙を丁寧に外す作業からスタート。紙が外されたマンゴーは一つずつオートメーション化されたラインに乗せられ、重さによって選別。


マンゴーは紙に包まれたままセンターに運ばれてきます。

すべてゴム製のオートマチック選別ライン。

 マンゴーは桃のようにとてもデリケートな果物なので、ちょっとした衝撃でも傷むことがあるため、選別ラインのパーツ(画像緑と黒の受け皿)はすべてゴム製でできていました。

 選別ラインでは12個、14個、16個、18個とそれぞれの個数の合計が5キロとなるような重さに仕分けられます。分けられたマンゴーは一つ一つの大きさがほぼ揃っており、向きを整え綺麗に箱詰めされ出荷を待ちます。


選別ラインを経て、左より1箱あたり12個、14個仕様に仕分けされたマンゴー。

1箱あたり16個、18個仕様に仕分けされたマンゴー。

このように綺麗に箱詰めされます。

想像と違った紙に包まれたマンゴーがたわわに実るマンゴー畑。



左:最初は木の高い場所に生っているマンゴー。
右:生長し重くなるに従い、地面に着くほど枝が下がります。

 初めてマンゴーが木に生っている様子を見たときは驚きました。

 害虫から守る為、通気性と防水機能が備わったマンゴー専用の特殊な袋で包装されていて、想像していたマンゴー畑のイメージとは違いましたが、一つ一つ大切に育てられているのを感じました。収穫間近のマンゴーはかなりの重さがあり、地面に着くほど枝が下がっていきます。


袋を外してもらうと収穫間近なルビー色のマンゴーが!

生長を待てずにドロップアウトしてしまうマンゴーも。

 一本の樹に生る実から最終的に収穫できるマンゴーはおよそ50%。農園の畑では土の上に落ちている小さいマンゴーをたくさん見かけました。



左:桃とマンゴーをかけ合わせたピーチマンゴー。
右:年間生産量500kgという貴重なドライピーチマンゴー。

果実の風味がギュッとつまっています。

 今回はちょっと珍しい品種のマンゴーも味わうことができました。それは桃とマンゴーを掛け合わせた「ピーチマンゴー」。

 もちろん見るのも食べるのも初めてです。やや小さめサイズで、かすかに桃の香りが! 通常のマンゴーより育てるのに手間がかかるらしく、農園のオーナー一家がマンゴー畑の一部で栽培しており、年間生産量が僅か500キロという超貴重品!

 そんな珍しいピーチマンゴーと、それを乾燥させたドライピーチマンゴーも試食させてもらうと……確かに桃の味が。マンゴーの甘さとはまた違うピーチの甘みがフュージョンとなり、形容し難い美味しさとなっていたのです。



左:一見敬遠されそうな黒い点々マンゴー、実は超美味。
右:左の写真のマンゴーの中身。種の周りにも実がいっぱい。直接かぶりつくのがオススメ。

 実はすぐに食べるのに一番美味しいのは黒い点々があるマンゴー。もちろん真ん中の種のまわりの部分も残さず美味しく食べさせてもらいました。したたり出てくるジューシーな汁も気にせずかぶりつける至福のひと時なのです。


採れたてマンゴーをその場でカット。

 美味しいマンゴーを沢山食べさせてもらいながら、魅力を思う存分堪能できたマンゴー農園見学。一つ一つ大切に育てられたマンゴーをスイーツとして食べられるお薦めの、台北にあるオススメのショップをいくつか紹介いたします。

トッピングの濃厚マンゴーアイスも美味!

濃厚マンゴーアイスも美味!
高級パーラー「陳記百果園」


路地の中にある「陳記百果園」。

 高品質で確実に美味しいフルーツを食べるのなら、やはりフルーツ専門店がおすすめ。

「陳記百果園」には所狭しとカラフルな南国フルーツをはじめとした、様々なフルーツが陳列されており、店内に一歩足を踏み入れると目に飛び込むビタミンカラーに気持ちも元気に。贈答用のフルーツをはじめ、パーラーを併設しているので、カットフルーツや手作りのアイスクリームにかき氷など店内では台湾フルーツを使用した冷たいデザートをいただくことができます。


カウンターに陳列された色とりどりの南国フルーツ。

 こちらのお店のマンゴーかき氷の名前は「芒果抱抱」。

 フルーツの味を邪魔しない優しい味のシロップがかかった氷の上に、美しくカットされた器からこぼれんばかりの完熟マンゴー、さらにその上にはまったりと濃厚なマンゴーアイスをトッピング。マンゴーの美味しさを余すところなく味わえる一品です。

 このトッピングのアイスクリームはシングル、ダブルと数が選べて、料金はシングル200元、ダブル260元。その他にもドライマンゴーをはじめとしたドライフルーツやジャムなどお土産にもぴったりな商品が豊富に揃っており、ここを訪れるだけで旬の台湾フルーツを思う存分堪能できます!


クオリティの高いマンゴーを味わえる「芒果抱抱」。

フルーツの加工品はお土産にもぴったり。

陳記百果園

所在地 台北市松山區敦化南路一段100巷7弄2號
交通 MRT駅忠孝敦化駅7番出口より徒歩約10分
電話番号 02-2772-2010
営業時間 月~金曜 7:00~19:00、土曜 7:00~17:00
定休日 日曜

コスパの高さはピカイチ!

伝統的かき氷×マンゴーのコラボ
「黑岩台灣味黑砂糖刨冰」


ローカル商店街の中にある黑岩台灣味黑砂糖刨冰。

 リーズナブルに旬のフレッシュマンゴーがたっぷり入ったかき氷が食べられることで、マンゴーかき氷ファンが次々と訪れる「黑岩台灣味黑砂糖刨冰」。

 小豆や緑豆などの豆類にタピオカ、芋団子など豊富なトッピングの中から好きな物を数種選び、それにお店特製の香ばしい風味の黒糖シロップをたっぷりかけていただく伝統的なかき氷「黑岩糖剉冰」がお店の看板商品ですが、マンゴーのシーズンが始まるとマンゴーかき氷「芒果牛奶冰」が期間限定でお目見え。


冷蔵ケースには食べ頃のマンゴーがごろごろ。

 たっぷり小高く盛り付けられた氷にスプーンを入れると、大きめにカットされたマンゴーがごろごろ姿を現します。

 マンゴー×黒糖の組み合わせも日本ではあまり見かけないかもしれませんが、甘酸っぱいマンゴーとほんのり香ばしい黒糖の甘さ、そしてそれをまとめるかのように氷の上にはたっぷりとミルキーな練乳がなんとも絶妙なバランスで、一口食べるとやみつきになる人が続出。素朴だけれどたっぷりマンゴーの贅沢感はやはり台湾だからこそ味わえる、この時期だけのお楽しみ。

 そして、値段はなんと120元(約450円)! 台湾滞在中、通ってしまう人がいるという話も納得のコスパの高さなのです。


たっぷりサイズのマンゴーかき氷。シェアして食べても充分な満足度。

ごろごろと現れる大きめカットのマンゴー。

黑岩台灣味黑砂糖刨冰

所在地 台北市中山區錦州街195號
交通 MRT行天宮駅4番出口より徒歩約3分
電話番号 02-2536-2122
営業時間 11:00~23:00
定休日 5月~9月 祝日、10月~4月 日曜

なんと今回、農場を見学させていただいた屏東のマンゴー農場「傑農合作農場」では日本へのマンゴー直送サービスを行なっています。Facebookページから申し込み、問い合わせができますのでぜひ台湾の美味なるマンゴーをぜひ日本でもご堪能ください!

傑農合作農場 Facebook 
https://www.facebook.com/jenong.org


矢作 晃之(やはぎ てるゆき)

埼玉県出身。最近は会う方から「日本語上手ですね」と言われますが100%日本人です。日本での台湾関連旅行会社勤務を経て中国語の勉強の為に30代で中国語レベルゼロからの留学を決意。その後、初めてコーディネーターという仕事に巡り合い、台湾で会社を立ち上げおかげさまで10年を超えました。
現在はTVロケや雑誌取材のコーディネーターとして日々たくさんの方に新しい台湾を一生懸命探しながら紹介いたしております。CREA WEB読者の皆さんに喜ばれる、使える、役に立つ情報を発信させていただこうと思っておりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!!

文・撮影=矢作晃之

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