2018/06/23 08:00

「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」で シャルドネを味わい風土の滋味を感じる

■星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳 (前篇)

  国内のみならず海外に至るまで、さまざまなロケーションに魅力的な施設を展開する星野リゾート。その星野リゾートが、今、特に力を入れているのが「ウェルネスな旅」です。

 この連載では、バラエティに富んだアクティビティ、そしてオーガニックな食事などが楽しめる、ヘルスコンシャスなステイを各地からご紹介します。記念すべき第1回は、至福のワインリゾート「リゾナーレ八ヶ岳」へとご案内!

シャルドネ尽くしの
「シャルドネステイ」が登場!


イタリア建築界の重鎮、マリオ・ベリーニが築いた空間が広がる「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」。

 標高960メートルの山麓に位置し、南アルプス連峰と富士山、八ヶ岳を見渡す「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」。ここは、ワインが大好き、自然も謳歌したいし、ウェルネスにだって興味がある! という欲張りな女性の心を満たしてくれるワインリゾートだ。

 一帯は日本有数のワイン産地。周辺のワインを飲むだけでなく、ワインにまつわるさまざまな体験を楽しむことができるのは、このスペシャルなロケーションならでは。


位置するのはワインの産地で名高いエリア。近隣には名ワイナリーが点在する。

 季節ごとに展開するステイプランも魅力的だ。

 この夏に登場するのは、「シャルドネステイ」。その名のとおり、夏にぴったりの爽やかなシャルドネを野菜とともに味わったり、シャルドネが育つ葡萄畑で朝のストレッチを行ったりする宿泊プランで、ワインの産地ならではの醍醐味が盛りだくさんの内容となっている。


「シャルドネステイ」は2018年7月5日(木)~8月2日(木)の期間中、毎週木曜日に開催される。各日1組限定。

 その土地の気候が果実の風味や酸味の度合いに影響し、造り手の個性も反映されやすいといわれるシャルドネワイン。だからこそ、夏も涼しい八ヶ岳に滞在しながら選りすぐりのシャルドネを存分に味わうのは、ワイン好き、旅好きにはたまらない体験となるはず。


爽やかなグリーンカラーのインテリアと温かな木目が調和するメゾネットタイプのスイートルーム。テラスには、爽やかな風を感じる露天風呂も。


 宿泊するのはメゾネットタイプのスイートルーム。ドアを開けると、まるで葡萄畑のような爽やかな緑色を基調としたインテリアが目に飛び込み、気分は瞬時にリゾートモードへとスイッチ!

 部屋に用意されているのは、ソムリエが厳選した山梨県・長野県のシャルドネ4本。そのなかには、提携するワイナリー「ドメーヌ ミエ・イケノ」の「シャルドネ」も! 発売されると瞬く間に売り切れてしまうことから、幻のワインとも呼ばれる貴重なワインだ。


到着したらまずは、ソムリエ厳選のシャルドネで乾杯。

 シャルドネは到着してさっそく飲むのもよし、レストランに持ち込んで料理とともに味わうもよし、ピクニックで楽しむもよし。

 部屋にはワインをベストの状態で保てるワインセラーも用意されているし、施設内の「YATSUGATAKE Wine house(八ヶ岳ワインハウス)」で購入したワインを店内に無料で持ち込めるBYOサービスを、施設内の7つのレストランやカフェに導入しているので、好きな場所で、好きなときに楽しめばいい。

フレッシュな野菜とワインを合わせる
マリアージュディナー


1日目のディナーは、大地に育まれた野菜とワインをペアリングする特別なコースを。ワインは前半が白、後半が赤、スイーツには甘く濃密なデザートワインが登場する。

「シャルドネステイ」の目玉といえば、1日目のディナー。メインダイニング「OTTO SETTE(オットセッテ)」で特別コース「Vino e Verdura(ヴィノ・エ・ヴェルドゥーラ)」を味わう。


「ヴィノ・エ・ヴェルドゥーラ」の1品、「恵み」と名付けられた前菜。30種類の野菜が楽しめる。

 全11品のコース料理は、前菜からメイン、デザートにいたるまで、野菜のオンパレード。さらに、料理に合わせて地域のワインをペアリングするというユニークな試みだ。どれもが味わい深いだけでなく、「これはどうやって作っているの?」と驚かされるものばかり。好奇心がかきたてられ、次の一品が待ち遠しくなる。

 たとえば、1品目の「自然」と名付けられた前菜は、水、大地、森、太陽をイメージした4つの可愛らしい料理で構成。


一品目の「自然」。甲州市塩山にある「機山洋酒」の「キザンスパークリング・トラディショナルブリュット」とあわせて。

「水」はキャベツのスープにウドやアスパラなどシャキシャキとした食感の夏野菜がたっぷり。「大地」はほんのり甘いカブのムースとココアパウダーが意外とマッチ。グリルしたソラマメをスプーンで掬うとフキとクルミのマスタード和えが顔を出す「森」も、トマトの酸味をカペリーニとシャーベットで味わう「太陽」も、食べるごとに「お!」という驚きがある。

 夏らしさを見た目でも満喫できるのが、4品目のヤングコーン。皮ごとグリルした香ばしいコーンの下には、パスタのように炒めた“ひげ”が。これがシャキシャキとした歯ざわりで、思いのほかおいしい。


焦がしバターが香るフレッシュなヤングコーン。一般的には棄てられてしまうひげの部分まで極上の食材となる。

 あわせるのは、「ドメーヌ ミエ・イケノ」の「ミエイケノ 月香シャルドネ」。果実味やフレッシュな香りを逃さないよう夜中に収穫されたシャルドネで作ったワインが、ヤングコーンの香ばしさをひきたてる。

 4種類の前菜の後は、ナスやキノコのパスタ、色鮮やかなビーツ、メインディッシュのジャガイモ料理、タマネギ料理と続き、最後はグリーンピースやごぼうを使ったスイーツで、豪華なディナーが締めくくられる。


メインダイニング「OTTO SETTE(オットセッテ)」のワインセラーには、常時約2,000本のワインが。メインはもちろん、山梨県、長野県のワイナリーのもの。

 もちろん、食材はその時々に一番おいしいものを使うので、料理もワインも、どんなものが出てくるかは当日のお楽しみ。

 食材を知り尽くしたシェフが手がける料理と、土地のワインをこよなく愛するソムリエが選んだワインは、まさに素材同士の出会い。自分でワインを選ぶのも楽しいけれど、こんなふうにおまかせして、ワクワクしながら料理とワインを待つのも、なかなか贅沢な時間だ。

朝は葡萄畑でストレッチして
心身をリフレッシュ!


2日目は、八ヶ岳や南アルプス、富士山までを一望する「ドメーヌ ミエ・イケノ」でのストレッチからスタート。

 大地の恵みと地元のワインを存分に味わった翌朝は、ちょっと早起きして、葡萄畑へ出発! めざすは、一般非公開の提携ワイナリー「ドメーヌ ミエ・イケノ」だ。ここで、深呼吸とともに身体の緊張を和らげる「ヴィンヤードストレッチ」を行なう。


インストラクターと一緒にストレッチ。新鮮な空気を取り入れられる早朝は、深呼吸の効果も高くなる。

 雄大な自然に囲まれた葡萄畑に響くのは、青葉がそよぐ音と野鳥の鳴き声。朝は日差しも柔らかく、空気もより澄んでいる。フレッシュな空気を吸収すると、むくむくと心身にエネルギーがチャージされてゆくのが分かる。

 ワインをたっぷりと飲んだ翌朝に早起きなんて……と思っていると、思わぬ心身への効果に驚かされるだろう。


ストレッチで心身を解放した後は、減農薬で育ち、手作業で収穫した葡萄でつくる「ミエイケノ シャルドネ 2016」を堪能。

 30分ほどストレッチをした後は、この畑で育ったシャルドネを使った白ワインを堪能。飲みながら感じる心地よい風や光に、この土地だからこそおいしいワインができるのだと実感する。産地でなければ、この醍醐味は体験できないだろう。


「シャルドネステイ」には、ピクニックに便利なポータブル型のワインクーラーとタンブラー、ラグマットが特典として付く。

 リゾートに戻っても、まだまだシャルドネの楽しみは尽きない。

 天気がよければぜひ、広大な敷地内の森でワイン持参のピクニックを。ホテルのメインストリート「ピーマン通り」のショップで食材を購入して、部屋のワインセラーからシャルドネを持ち出せば準備は万端だ。


「ピーマン通り」のセレクトショップ、「アルピーユ」で、アーティチョークのディップやグリーンオリーブをチョイス。フランス人店長のエリックさん曰く、「シャルドネならこれがおすすめ!」。

 あいにくの雨なら、ピクニックはできなくても「ピーマン通り」のレストランやカフェでBYOサービスを利用して、ランチを楽しむのもいい。

 夏は、近隣で野菜を育てる生産者が出店する「八ヶ岳マルシェ」も、この通りで開かれている。2018年は、7月28日(土)~8月26日(日)の毎日、9月1日(土)~30日(日)の間の土・日・祝に開催。営業時間は午前9時~12時。

 暑い日本の夏は、冷涼な気候の八ヶ岳で優雅に過ごしてみては。こんなワインリゾートなら、思い出の夏を、心と舌の記憶に刻めそうだ。

星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳

所在地 山梨県北杜市小淵沢町129-1
電話番号 0570-073-055(リゾナーレ予約センター)
https://risonare.com/yatsugatake/


芹澤和美 (せりざわ かずみ)

アジアやオセアニア、中米を中心に、ネイティブの暮らしやカルチャー、ホテルなどを取材。ここ数年は、マカオからのレポートをラジオやテレビなどで発信中。漫画家の花津ハナヨ氏によるトラベルコミック『噂のマカオで女磨き!』(文藝春秋)では、花津氏とマカオを歩き、女性視点のマカオをコーディネイト。著書に『マカオ ノスタルジック紀行』(双葉社)。
オフィシャルサイト http://www.journalhouse.co.jp/

文=芹澤和美撮影=鈴木七絵

今日の運勢

おひつじ座

全体運

素晴らしくカンがいい日。自分を信じて直感で行動しよう。なぜ...もっと見る >