2018/07/10 12:00

タイが誇る究極ウェルネスリゾート 「チバソム」で減量に挑んだ結果は?

 世界を旅する女性トラベルライターが、これまでデジカメのメモリーの奥に眠らせたままだった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、交替で登板します。

 第187回は、世界の錚々たるセレブが愛するタイはホアヒンの噂のリゾートを、大沢さつきさんが訪ねます。


各分野のエキスパートが勢揃い


チバソム敷地内のいちばん奥がビーチに面したレストラン。夕焼けがきれいだが、日の出も楽しめるベストスポット。

 日本には、超ド級ラグジュアリーと呼べるリゾートがないので、いわゆる世界のお金持ちはやって来ないと聞いたことがある。

 たしかに、プライベートジェットの発着とかも不便そうだし……でも、オモテナシの代表! 超高級旅館があるじゃないかと、口を尖らせたところ……。

「高級旅館に2週間も1カ月も滞在しないでしょ。湯治場じゃないんだから」と言われてしまった。たしかに……。


レストランやスパ、ジムなどのあるメイン棟のエントランス。

 アジアが誇る超ド級ラグジュアリー・リゾートといえば、やはりタイに集中している。最近はベトナムも頑張ってはいるけれど、まだまだ。歴史が違います。

 そんな背景を踏まえつつ今回は、タイの王室リゾートとして知られる街ホアヒンにある「チバソム・インターナショナル・ヘルスリゾート」をご紹介。

 スーパーモデルやカトリーヌ・ドヌーブ、ベッカム夫婦らが訪れるこのセレブ御用達リゾートは、なんと1995年に創業。世界のウェルネスリゾートの先駆けといえる。


広大ではないが十分グリーンに囲まれて癒されるチバソムの環境。

 チバソムはいわゆるリゾートスパと違い、各分野のエキスパートがずらりそろってゲストの体調に最善の方法を探ってくれる。セラピスト、自然療法士、理学療法士、栄養士……。

 あらゆる側面からゲストの心身を健全に、より高いレベルでの健康状態を取り戻すことを最大の目標にしている施設なのだ。

20年以上におよぶ実績と
自信が支える本格プログラム


スパエリアの中でもトリートメントルームはかなりしっとりとした雰囲気。

 チバソムには12ものプログラムがあり、お約束のシェイプアップ系やデトックス系あり、ガンからの回復期・寛解期を手助けするプログラムまでが用意されている。

 期間は3泊からの段階的なプログラムがあり、2、3カ月の長期滞在という人にも個別のプログラムが組まれる。今回滞在したのは7泊だ。


毎日無料で11~13のアクティビティが用意されていて、フィットネスや座学のプログラム、レジャー活動に自由に参加できる。

 各プログラムはいずれも魅力的で、正直決めるのにとても悩む。ストレス解消、若返り、そしてもちろん痩身……。

 たとえば「スパ・ウェルビーイング」はトリートメント三昧で、若さとストレスフリーを手にするもの。「サステイナブル・ウェイト・マネージメント」はパーソナルトレーニングはじめ低酸素トレーニングなどなど体、動かしまくりのプログラム。


客室数が少ないので、スパが混雑することなく快適至極。

 すべてのプログラムには、コンサルテーション・1日3食・身体分析・スキンコンサルテーション・1日1回のマッサージ(6種類からの選択)が付いている。

 サウナ、スチーム、ジャグジーも利用でき、さらには参加自由なアクティビティが朝から夜まで用意されている。この他に有料のクラスもあって、自分のプログラム以外のレッスンも存分に受けられる仕組みになっている。

 だから滞在中、とにかく自分の身体ととことん向き合うこととなる。


インドアプールも大きな窓から自然光がたっぷり入るので、心地よさ最高!

 日頃、己にやさしい気質なので、ここは一番厳しいプログラムと思われる「サステイナブル・ウェイト・マネージメント」を選ぶことに。1日の終わりにマッサージが受けられるので、それをご褒美に励みたいと思うことにした。

 さて、どうなることやら……。

大改修を終えて11月に再オープン


よりモダンで軽やかな内装に変わった客室など。新しいチバソムが、秋からのオンシーズンである乾季に再スタートする。

 チバソムは全54室。2016年から段階的なリノベーションを経て、現在は大規模リノベーションにより休業中。2018年11月に再オープンする(2019年の雨季にもさらにリノベーション予定)。

 改修前後の客室に滞在してみたが、より明るくモダンで軽やかなインテリアになった印象だ。快適至極。


コンパクトに機能的にしつらえた客室は、シンプルで清潔感溢れる雰囲気。

引き出しを開けると、朝いちばんに飲む白湯に入れるライムがセットされてる。

真っ白なバスルームは非日常感を満足させてくれる心地よさだ。

 やはり新しい客室のほうが快適ではあるが、少し残念なのはタイらしさが薄まったことか。それでも生花をふんだんに飾って、タイリゾートならではの演出がなされている。



ジャスミンを浮かべた器やさまざまな蘭が、部屋のあちこちに飾られているので、シンプルな部屋も殺風景じゃない。

ウェルネス・キュイジーヌは
さすがの美味


前菜のサラダもボリューミィで彩りもきれい。

 食事にはビーチ沿いのタイ・レストランと、インドア席&テラス席のあるインターナショナル料理のレストランがある。

 プログラムによっては食事制限もあるのだが、指導に従うかはゲスト任せ。基本アルコールはNGだが、ワインとスパークリングワインを注文することはできる。


写真奥は、タイ北部の麺料理「カオソーイ」に見立てた野菜の細切りカレースープ(140キロカロリー)。手前は、タンドリーチキンにレンズ豆とほうれん草を添えた一皿(177キロカロリー)。

ダイニング「エメラルド・ルーム」のインドア席。シックな雰囲気だ。

 私は高タンパクの1日1,200キロカロリーの食事プランを守り、アルコールも我慢、食事はおいしいし、量もけっこうあるので辛いことはなかった。ただ塩気を抑えた味つけなので、運動後の食事としてはちょっと物足りない。

 栄養コンサルテーションでそんな話をしたら、キッチンに話してくれて、塩気プラス。メニューによってはテーブルに塩を持ってきてくれることに(高血圧の人などはかないません)。

 こんな即応。きめ細かいサービスはさすが。世界中からセレブが訪れる所以だ。


シェフ・パイサーンは現在、ディレクター職。ウェルネスリゾートに必須のおいしいウェルネス・キュイジーヌのリーダーだ。

 ちなみに食事に供される野菜はすべて、チバソムの菜園から採れるもの。チバソムには2つの菜園があって、山の滋味や海の潮風の恩恵を受けた野菜が採れる。

 20年以上もチバソムの料理をくふうしてきたシェフ・パイサーンは、いまやスパ・キュイジーヌの指導者だ。

「僕はマンダリン オリエンタル バンコクで、フレンチをつくっていたんです。チバソムに初めてきたとき、バターは使っちゃいけない! って……一体どうなることやらと思いました。でもここでは、滋味深い素材がいくらでも手に入りますからね。それらの味を生かした料理をつくればイイと、すぐに方向転換できました」


菜園の立派なキノコ。チバソムの菜園では、土壌をよくするための虫の飼育もしている。

 チバソムでは、2つの菜園でオーガニックにこだわっているだけでなく、地元ホアヒンのマングローブを育てる保護センターを設立。そのほか地元や国に還元するさまざまな事業を行っている。

結果は2キロの減量!


豊かな緑の中に点在するタイ建築のヨガ・パビリオンやらタイマッサージ・パビリオンやら。

 1週間。とても真面目に体を整えることに専念してみた。

 チバソムの適切な指導もあって、2キロ減量。これはすごい成果かも。

 朝、9時からのストレッチのクラスを受け、午前中はプールでのワークアウトを1つ。午後から、プログラムに組み込まれたトレーニングを受け、さらにもう1レッスン何かしらのワークアウト。そして仕上げに、ご褒美のマッサージ。

 正直、3日めは疲労困憊で、午前中は部屋でゴロゴロしていたのだが、それ以外はストイックに身体を動かした。

 結果、体重が落ちたのはとても嬉しいが、なにより活力がみなぎった感がすごくて、いろいろなことへのモチベーションが上がったことが最高によかった。

 こんなリゾートこそ、日本にも欲しいと思わせるチバソムでありました。

Chiva-Som International Health Resorts, Hua Hin
(チバソム・インターナショナル・ヘルスリゾート・ホアヒン)

所在地 73/4 Petchkasem Road, Hua Hin Prachuab Khirikhan
電話番号 032-536-536
https://www.chivasom.com/

【日本での問い合わせ先】
チバソム・コンシュマーサービス

電話番号 03-3403-5355

大沢さつき(おおさわ さつき)

大好きなホテル:LAPA PALACE@リスボン
大好きなレストラン:TORRE DEL SARACINO@ソレント
感動した旅:フィリピンのパラワン島ボートダイビング、ボツワナのサファリクルーズ、ムーティ指揮カラヤン没後10周年追悼ヴェルディ「レクイエム」@ウィーン楽友協会
今行きたい場所:ナミブ砂漠
ブログ https://tabi-travell.com/

文・撮影=大沢さつき

今日の運勢

おひつじ座

全体運

元気いっぱい。行動的になればなるほど、ツキがまわってくるの...もっと見る >