2018/07/22 12:00

所有権をめぐって戦争まで起きた スエズ運河の波乱の歴史をおさらい

Magnificent View #1415
スエズ運河(エジプト)


(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 全長164キロ、幅22メートルの規模を誇り、地中海と紅海を結ぶスエズ運河。

 完成は1869年。これにより、それまでアフリカ大陸を回航しなければならなかったヨーロッパとアジア間の航路が、約8000キロも短縮された。

 スエズ地峡に運河を設けようという考えは、古代からあった。ナポレオンもエジプト遠征の際に、具体的な運河建設を検討したとも。

 悲願の工事が始まったのは1859年のこと。前年に国際スエズ運河会社が設立され、フランスとエジプトが株を引き受けることで実現した。だが、工事は主に、エジプトの農民たちによる強制労働で行われたことから難航を極めたという。

 多大な犠牲者を出し、着工から6年かけてようやく完成したものの、1875年には経営難に陥り、エジプトが株をイギリスへ売却。その後、1956年にエジプトが運河の国有化を宣言すると、イギリスとフランスが反発し、スエズ戦争が勃発した。

 こうして紆余曲折を得た巨大な運河。現在はエジプト国有となり、2015年には一部を拡張した新運河が開通している。

文=芹澤和美

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