2018/08/04 12:00

あの「フォーシーズンズ」が主催する プライベートジェットツアーは超豪華

 世界を旅する女性トラベルライターが、これまでデジカメのメモリーの奥に眠らせたままだった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、交替で登板します。

 第188回は、リュクスを極めたパッケージツアーをたかせ藍沙さんがご紹介します。


世界でもっともラグジュアリーな
パッケージツアー


黒塗りのボディに白いFour Seasonsの文字、尾翼にはロゴマークが塗装されている。

「いったいどんな人が参加するの!?」

 2016年にツアー内容が発表された時には多くの人がそう思ったかもしれない。ツアー料金は小さなマンションが買えるような額。それでもまたたく間に満席になったのだという。「フォーシーズンズ ホテルズ アンド リゾーツ」が主催するプライベートジェットツアーだ。


座席は52席のみ。総革張りのゆったりとしたシートは、イタリアのイアコブッチがフォーシーズンズのためにデザインしたもの。

 使用されるのはフォーシーズンズの塗装を施されたボーイング757-200ERの特別機。フルフラットになる総革張りのシートが52席となっている。航空会社の定期運航便に使用されている同型機はその3~4倍の座席数だ。

 ラグジュアリーなホスピタリティに定評がある同社がすべてをエスコートし、コンシェルジュや医師も同行する。機内食は同社のシェフによる美食、地上での宿泊先は世界各地の同社のホテル(ガラパゴス諸島とルワンダだけは同社が厳選したクルーズ船、ホテル)といった具合だ。


鮮やかなオレンジ色の毛布は、モンゴルの最高級カシミア製。

アメニティは「ブルガリ」、ヘッドホンは「ボーズ」。全員にiPadが貸し出される。

 私自身、「たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周」では、ラグジュアリーな旅をお届けしたつもりだった。

 でもそれは、あくまでもお得な運賃で豪華なファーストクラスに乗ろうというもの。今回ご紹介するのは、富裕層の皆さんが楽しむためのツアーだ。

 2017年5~6月に催行された3週間の「美食発見の旅」はことさら話題となった。

 コペンハーゲンにある世界最高峰のレストラン「ノーマ」と共同開発した旅で、ソウルから東京を経てパリまでの9都市で、伝説シェフによる厨房でのディナーや、スターシェフとともに食材を探してからのディナーなど、ほかでは体験できない内容だった。


シャンパンはドンペリ。機内食はフォーシーズンズのシェフが手がける。

シートはもちろんフルフラットになる。

 既に2018年の3本のツアーは完売、2019年分が参加者を募集中という人気ぶりだ。

 2019年は、当初3本のツアーが予定されていたが、発売後すぐに満席(!)となった2018年催行の「ワールド オブ アドベンチャー」が追加されて4本となった。24日間で世界一周するツアーだ。

忘れられない体験の数々が
各地で待っている


「ラテン エスケープ」は、「フォーシーズンズ ホテル マイアミ」からスタート。

 2月に催行される16日間の「ラテン エスケープ」は、南米をメインとして新しく企画されたツアー。

 マイアミのヴェルサーチ邸でのディナーから始まり、コスタリカで本物の隕石の塵が入ったカクテルを楽しみ、GPSガイド搭載の望遠鏡で南の空を眺める。イグアスの滝に圧倒されたら、ブエノスアイレスのコロン劇場のバックステージを見学、歴史ある農場でガウチョ(牧畜を主とする先住民)と伝統的BBQを堪能。


ヨーロッパの影響を受けた歴史ある街並みが美しいブエノスアイレス。

 コロンビアの首都ボゴタではサルサのプライベートレッスンや黄金博物館の宝物に囲まれたディナーを。そしてガラパゴス諸島ではプライベートクルーズだ。

 3~4月の「インターナショナル イントリーグ」は、アメリカのシアトルからスタートする3週間。


インド洋のモルディブではダイビングも楽しみたい。

 京都では、なんと、映画『キル・ビル』の殺陣師の指導の下、侍の抜刀姿勢や剣を振る方法を学ぶ。ベトナムのホイアン、モルディブの後にはタンザニアへ。セレンゲティでは熱気球から動物たちを眺め、サバンナでシャンパンブレックファースト。


タンザニアのセレンゲティでは空と陸からサファリを満喫。

 モロッコのマラケシュ、ハンガリーのブダペストを経て、ロシアのサンクトペテルブルクへ。エルミタージュ美術館にプライベートで入場し、ロンドンに飛んで最後のディナーとなる。

 9~10月の「タイムレス エンカウンターズ」も3週間。

 緑豊かなハワイのコナから始まり、タヒチのボラボラ島でサメと一緒にスノーケリングサファリを楽しみ、シドニー、バリ島へ。


ハワイ島のコナでは、「フォーシーズンズ リゾート フアラライ」に滞在する。

タヒチのボラボラでは水上コテージで。

オーストラリアのシドニー・オペラハウスは世界遺産に登録されている。

 島の伝統的な聖水の儀式で知られるティルタウンプル寺院などを訪問し、タイ北部を経て、インドではタージマハルを見学、ドバイを経て、プラハでは16世紀に建てられたロブコヴィッツ宮殿でウィリアム・ロブコヴィッツ王子からプライベートな歓待を受けるという豪華ディナー。最終目的地はロンドンだ。

 10~11月の「ワールド オブ アドベンチャーズ」は2018年にもっとも人気が高かったツアー。24日間で9カ所を巡る。


美しいビーチで知られるセイシェル。

 アメリカのシアトルでのウェルカムディナーと水上飛行機での遊覧で始まり、京都で座禅、武術、竹林での人力車に興じ、バリ島ではラフティングや沐浴を体験。セイシェルでは世界遺産の自然保護区やまばゆいばかりの白砂のビーチへ。


モロッコの「フォーシーズンズ リゾート マラケシュ」はエキゾチックな造り。

コロンビアのボゴタのカラフルな街並み。

 アフリカのルワンダでは絶滅危惧種のマウンテンゴリラと遭遇、マラケシュではにぎやかなマーケットや伝統文化に触れる。コロンビアの首都ボゴタでは煎りたてのコーヒーに舌鼓をうち、サルサレッスンへ。ガラパゴス諸島のプライベートクルーズの後は、マイアミで旅を終える。

もし、宝くじが当たったら?(笑)


「ネットジェッツ」が運航しているプライベートジェットは、種類も豊富。

 さて、気になるツアー料金はというと、2名1室で利用した場合の1人あたりで、もっともお手頃な「ラテン エスケープ 2019」は98,000USドル(約1,107万円)から、「インターナショナル イントリーグ 2019」と「タイムレスエンカウンターズ 2019」は140,000USドル(約1,582万円)から、そして、「ワールド オブ アドベンチャーズ 2019」は、143,000USドル(約1,616万円)からだ(1USドル=113円で計算)。


小型機には、最大14人まで搭乗することができる。

 さらに「フォーシーズンズ ホテルズ アンド リゾーツ」は、世界最大のプライベートジェット運航会社「ネットジェッツ」とコラボレーション。14人乗りの小型機を使った新たな豪華トラベルパッケージ3種類の提供を始めた。


バハマのツアーでの滞在先は、「ア フォーシーズンズ リゾート ジ オーシャンクラブ、バハマ」。

 こちらは自由にアレンジすることができる。場所は、カリブ海のバハマ、アンギラ、そしてフロリダのオーランドだ。


「フォーシーズンズ リゾート アンド レジデンス アンギラ」からは、近くの島へ日帰りで行くこともできる。

フロリダのオーランドでは、「フォーシーズンズ リゾート オーランド アット ウォルトディズニーワールド」に滞在。

 いったい旅のスタイルはどこまでラグジュアリーになっていくのだろう。宝くじでも当たらないかしら(笑)。

フォーシーズンズ ホテルズ アンド リゾーツ

http://www.fourseasons.com/jp

フォーシーズンズ プライベートジェット エクスペリエンス

https://www.fourseasons.com/privatejet/


たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)

トラベル&スパジャーナリスト。渡航150回超・70カ国超、海外スパ取材250軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)は4刷で、台湾・中国にて翻訳出版、第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』も中国で出版された。『ファーストクラスで世界一周(仮題)』近日刊行予定。
Twitter https://twitter.com/aisha_t
ブログ http://ameblo.jp/aisha
「たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周」Facebook
http://www.facebook.com/WRT.by.FirstClassFlight

文=たかせ藍沙
写真=フォーシーズンズ ホテルズ アンド リゾーツ

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