2018/08/22 18:00

あのマリメッコの工場見学も可能 ストップオーバーでヘルシンキ満喫

 火山と氷河の国アイスランドの自然は、これまでの価値観をがらりと塗り替えるほどドラスティック。クジラが暮らす北極海に、茫漠とした大地に迫力の瀑布、目にする全部が冒険だ。

 フィンランドでストップオーバーすれば、洗練のデザインに彩られた街歩きも楽しめる。

 人智を超えた大自然と、人の感性が生むデザイン、いわば両極の醍醐味を一度の旅で!


ただ通り過ぎるなんてもったいない!


ロマンティックなアールヌーボー様式。ヒストリカルな魅力もあるヘルシンキ。

 日本からアイスランドへ最短で行くなら、フィンランドのヘルシンキで乗り継ぐのが正解。遥か遠方のイメージのアイスランドへ、東京・大阪・名古屋から搭乗待ちを含めてもわずか14~15時間でアプローチできる。


雨上がりのヘルシンキ。トラムを活用すれば、より広範囲に街遊びができる。

この街の中心にそびえるヘルシンキ大聖堂。

 とはいえ、せっかくの旅、ヘルシンキを通り過ぎてしまうのはもったいない。アイスランドへの往路もしくは復路にヘルシンキでストップオーバーをすれば、2倍の旅の充実感が得られるはず。


地元で人気のレストラン「ラヴィントラ・アイト」。

 今回、往路でヘルシンキに1泊し、翌日午後のフライトでレイキャヴィークへ向かうことに。到着後はレストランでディナーを楽しみ、夜遅くまで明るい北欧の夏を堪能。

Ravintola Aito
(ラヴィントラ・アイト)

所在地 Museokatu 29, Helsinki
電話番号 09-454-4303
https://ravintola-aito.fi/

市場で出会った「完全食」の正体は


これがカラクッコ。小魚がギュッと詰まった、いわば総菜パンだ。

 翌朝は、この街のランドマークであるヘルシンキ大聖堂や屋外のマーケット広場を訪れつつ、築100年を超すレンガ造りのオールドマーケットホールへ。

 重厚な造りながら、館内は太陽光が差し込み明るい雰囲気。食料品店の前で見慣れぬ食材を眺めていると、店員さんがパンをひとつ取り、ナイフで切って中を見せてくれた。

「カラクッコよ。中にムイックという魚が詰めてあるの」

 小魚がびっしり詰まったパンの断面図を見て、ギョッと目を見張る。パンの中におかずを詰めた“完全食”という認識らしい。


サンドウィッチやスムージーなど、朝食を仕入れて港で食べるのもごきげん。

トナカイの肉。肉から毛皮まで、無駄にすることなく使う。

 他にも店先をみると、トナカイ肉の缶詰やニシンの酢漬けなど保存食が多く、フィンランドの台所を覗いているよう。


オールドマーケットホール内には港を望むカフェも。

 ヘルシンキ大聖堂から南港にかけては、デザインが美しいクラフトやアクセサリーなどを扱う雑貨店が充実している。

 なんとなく入った店で、ハッと心つかまれるアイテムに出会うこともたびたび。ひとヒネリ効いたデザインは、暮らしを楽しく彩ってくれる。今回、訪れたショップをご紹介しよう。


ぬいぐるみやカードなど、雑貨類が並ぶ「オクラ」。

シンプルなデザインのテキスタイルが人気の「カウニステ・フィンランド」。

ちなみに、「カウニステ・フィンランド」は、東京にもオフィスがある。

「マデビィ・ヘルシンキ」で見つけた遊び心あふれる園芸用品。

Okra(オクラ)

所在地 Aleksanterinkatu 26, Helsinki
電話番号 09-624-250
http://www.okra.fi/

Kauniste Finland
(カウニステ・フィンランド)

所在地 Aleksanterinkatu 70, Helsinki
電話番号 040-961-9090
http://www.kauniste.com/

MadeBy Helsinki
(マデビィ・ヘルシンキ)

所在地 Katariinankatu 4, Helsinki
電話番号 045-319-6171
https://madeby.fi/

マリメッコのアウトレットは宝の山?


マリメッコのプリント工場で検品をするスタッフ。

 マリメッコのファンにとって聖地といえるのが、ヘルシンキの中心地から車で約20分の郊外にある本社&工場&アウトレット。

 8名以上集まれば、プリント工場の見学もリクエストできる(毎週木曜11~13時/要予約)。目の前で定番のウニッコや最新デザインが機械から出てくる様子は、たとえファンでなくてもわくわくするはず。

 製品を厳しくチェックするスタッフの真剣さも伝わってくる。ちなみに年間100万メートルのテキスタイルがプリントされ、すべて人の目で検品されているというから驚きだ。

 工場案内のスタッフから、布の端にデザイナー名、生まれた年、デザイン名がプリントされていると説明を受け、改めてチェックしてみると、定番テキスタイルがいかに長く愛されているかがわかる。


ショップでは新作、アウトレットでは掘り出し物が手に入る。

 この「マリメッコ・ヘルットニエミ・アウトレット」内には新作デザインの並ぶショップとアウトレットがあり、ショッピングもできる。アウトレットでは量り売りのテキスタイルやシーズン落ち、B級品に加え、運がよければ商品化前のプロトタイプの掘り出しものもゲットできるかも!?


社員食堂は一般の買い物客も利用できる。

社員食堂は器もマリメッコ。セルフサービスで料理を盛り付ける。

Marimekko Herttoniemi Outlet
(マリメッコ・ヘルットニエミ・アウトレット)

所在地 Kirvesmiehenkatu 7, Helsinki
電話番号 09-758-7244
https://www.marimekko.com/eu_en/


壁いっぱいに描かれた風景のイラストに、街歩きしたくなる。

 今回滞在したのは、インターコンチネンタル ホテルズ グループのブティックホテルブランドのひとつ、「ホテル インディゴ」。

 街路樹が美しいブレヴァルディ通りに位置し、19世紀の歴史的な風情とすぐれたデザイン性、2つの魅力を備えた街の中心地にある。


小ぢんまりとしたロビーエリア。友人宅のような、ソファなどの調度品。

 8階建て120室のコージーな雰囲気で、さりげなく置かれた調度品ひとつひとつがおしゃれ。ホテルというより、我が家のようなくつろぎが女子旅におすすめ。

Hotel Indigo Helsinki - Boulevard
(ホテル インディゴ ヘルシンキ ‐ ブルバード)

所在地 Bulevardi 26, 00120 Helsinki
電話番号 09-6899-9032
http://helsinki-boulevard.hotelindigo.com/en

 1泊だけでも、かなり遊べるヘルシンキ。ストップオーバーは最短5時間から最大5泊まで可能。ちょっとした寄り道気分で濃縮された旅が叶えられる。

【取材協力】
フィンエアー

http://www.finnair.co.jp/

Visit Finland(フィンランド政府観光局)

https://www.visitfinland.com/


古関千恵子 (こせき ちえこ)

リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/

文・撮影=古関千恵子

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