2018/08/01 18:00

映画『青夏 きみに恋した30日』で クール系イケメンを好演した佐野勇斗

 葵わかなとW主演を務めた『青夏 きみに恋した30日』で、葵演じる都会育ちのヒロインが憧れる、クール系イケメンを好演した佐野勇斗。本作を始め、今年6本の出演作が連続公開される注目の二十歳の魅力に接近!

ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト後に、
今の事務所にスカウトされる


――2012年に「第25回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」を受けたきっかけを教えてください。

 中学3年生の頃だったのですが、僕が知らないあいだに、母と叔母が応募していたんです。前から芸能界に興味がないわけではなかったですが、愛知県の田舎に住んでいたこともあって、遠い存在だと思っていました。だから、「この機会にどこまで行けるか?」と思ってオーディションを受けることを決めました。

――その後、今の事務所(スターダストプロモーション)に入られる経緯は?

 コンテストでは最後の10人に残ることができなかったので、「もう、これで終わりだな」と思っていたんですが、事務所の方に声をかけていただいたんです。でも、事務所の存在というものすら、よく分からない自分にとっては、すぐに実感がわかなかったです。しかも、素晴らしい先輩方がいらっしゃる事務所だと知ったのは、かなり後になってのことでした。

初めての現場で
五島列島に2カ月滞在


――14年には、映画『くちびるに歌を』に参加し、ボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーとなります。この頃は、まだ愛知から通っていたわけですよね。

 事務所に所属した後もまだ実家にいましたし、月に1回大阪や東京に来て、ダンスや演技のレッスンをしていた程度だったので、かなり普通に高校生活を送っていたんです。サッカー部でしたし。それで『くちびるに歌を』のオーディションに受かったことを機に、本格的に役者として活動を始めることになったんです。それきっかけで、「M!LK」のオーディションも受けることになりました。


――14年には、映画『くちびるに歌に』に参加し、ボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーとなります。この頃は、まだ愛知から通っていたわけですよね?

 事務所に所属した後もまだ実家にいましたし、月に1回大阪や東京に来て、ダンスや演技のレッスンをしていた程度だったので、かなり普通に高校生活を送っていたんです。サッカー部でしたし。それで『くちびるに歌を』のオーディションに受かったことを機に、本格的に役者として活動を始めることになったんです。それきっかけで、「M!LK」のオーディションも受けることになりました。

――『くちびるに歌を』は夏休みの2カ月、ロケ地である五島列島に滞在しての撮影だったと思いますが、初めての現場ということで大変ではなかったですか?

 三木孝浩監督が「楽しんでいるところを撮りたい」と言ってくださって、同年代のコたちとかなり自由に演じさせてもらったこともあって、撮影が大変だったという思い出はありません。すべてが初めてで、楽しい現場でした。あの作品で一緒だったメンバーとは今もプライベートで仲がいいんです。あの作品に出会わなければ、今の僕はなかったといえるかもしれません。ただ、あの映画の撮影のように、撮影前からその土地に住み、そこに住んでいる人になりきるというのは、かなり珍しいということを後で知りました(笑)。

初出演映画公開に続き
CDデビュー


――「いちごみるく」担当の「M!LK」として、俳優活動と同時に初めての歌やダンスをやられるのは大変ではなかったですか?

 事務所に入ったときに、「歌もお芝居もマルチにやりたい」と言っていたので、M!LKのお話が来たときは嬉しかったんです。今、「歌かお芝居、どちらか選べ」と言われたら、「どっちもやめます」と言えるぐらい、どちらの活動も楽しいですし。ちなみに、事務所の方がピンク色の服を着ていた僕を見て、イメージカラーが「いちごみるく」になっただけで、別に僕がいちご好きだったわけではありません(笑)。


15年になり、2月に『くちびるに歌を』が公開、翌3月には『コーヒーが飲めません』でCDデビュー。当時の心境や『くちびるに歌を』以降、俳優業をセーブされていた理由を教えてください。

 正直な話、メンバーに入って、すぐにCDデビューが決まったので、「念願の!」という感覚はなくて、どちらかというと戸惑いや、「頑張らなきゃいけない」と思う方が大きかったですね。愛知に住んでいると、なかなかオーディションの話もいただけないですし、高校3年生のときは、東京の大学を受験したいと思っていたので、半年間、M!LKの活動自体も休業していたんです。だから、お芝居のお仕事は、東京に出てきてから本格的に始めるという考えでした。

俳優業を再開するための
大学受験


――高校時代から上京するという選択もあったのでは?

 僕自身、地元の高校にはしっかり行きたいという気持ちが強かったからです。だから、平日は普通に高校へ行っていて、金曜の夜に夜行バスに乗って、土曜の朝に東京に来て、日曜の夜に夜行バスに乗って、月曜の朝に愛知に着いて学校に行く、という生活でした。今思い返すとよく頑張っていたなと思うんですが、すべてが新鮮だったんでしょうね。大学受験は、人生でいちばん勉強しましたね。別に勉強が好きだったわけではないですが、ご飯食べながら参考書を読んでましたし、それを見た親が心配していたほど(笑)。真剣に「受験勉強を頑張れなきゃ、芸能界も頑張れないでしょ?」と思っていました。

――その後、大学進学のため、上京し、俳優業を再開されますが、転機となった作品を教えてください。

 今、映画やドラマのお話をいただけるのは、上京して初の連続ドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」(2016年)に出演させていただいたことが大きかったと思います。上京して慣れない環境の中、菅野美穂さんや松嶋菜々子さんといった名だたる俳優さんの中で、かなり重要な役を演じなければいけないプレッシャーがありましたから。しかも、役柄的にも裏表のある難しい役で、監督さんから怒られたりもして、いろいろ悩みましたし、いい勉強にもなりました。

~次回は、現在公開中の主演映画『青夏 きみに恋した30日』についても語っていただきます~


佐野勇斗(さの はやと)

1998年3月23日生まれ。愛知県出身。15年公開の『くちびるに歌を』で俳優デビューし、同年ボーカルダンスユニットM!LKのメンバーとしてCDデビュー。以降、ドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」のほか、『ちはやふる -結び-』などに出演。公開待機作に『3D彼女 リアルガール』(9月14日公開)、『走れ!T校バスケット部』(11月3日公開)、『凜』(18年度公開)などがある。


『青夏 きみに恋した30日』

運命の恋を夢見る都会育ちの女子高生・理緒(葵わかな)は、大自然の広がる田舎で夏休みを過ごす。地元の男子高校生・吟蔵(佐野勇斗)と出会った理緒は、一見クールだが、優しい彼に心を奪われるが、あっさりフラれてしまう。その後、理緒に思いを寄せる祐真が東京から会いにやって来る。
http://aonatsu.jp/
2018年8月1日より全国公開
(C)2018 映画「青夏」製作委員会

くれい響 (くれい ひびき)

1971年東京都出身。映画評論家。幼少時代から映画館に通い、大学在学中にクイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作を経て、「映画秘宝」(洋泉社)編集部員からフリーに。映画誌・情報誌のほか、劇場プログラムなどにも寄稿。

文=くれい響
撮影=松本輝一
ヘアメイク=中島愛貴(ラフテル)
スタイリスト=伊藤省吾(シトル)

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