2018/08/15 18:00

パリ観光の新提案 美術館巡りとおいしいアフター

 パリには、感性を刺激するスポットがたくさん。2度目、3度目のパリ観光をするあなたにとっておきの情報を。歴史的作品からモードに現代アートまで。今話題の3つの美術館と鑑賞後に訪れたいグルメスポットを併せてお届します。

モネ作品を身近に感じられる
【マルモッタン・モネ美術館】


 印象派の作品といえばオルセー美術館が有名だが、クロード・モネのコレクション数で群を抜いているのが、マルモッタン・モネ美術館。16区の閑静な住宅地にあり、元々は公爵が狩りを楽しむ際に使用していた屋敷を改築した館内は、まるでアート好きの邸宅にゲストとして招かれたような気分になる。

 こちらの最大の魅力は、作品を至近距離で鑑賞できること。美術館のだだっ広い空間で遠巻きに見るのとは異なる、アットホームな空間でのアート鑑賞は、このうえない贅沢なひととき。


モネの作品は、地下のギャラリースペースに展示されている。日本語オーディオガイドもあるので活用してみては (3ユーロ) 。

モネの代表である睡蓮の作品もずらりと並ぶ。

モネの作品に影響を与えたといわれる北斎のコーナーにも注目が集まっていた。

 展示スペースでは企画展を開催しているので調べてから訪れたい。取材時は、「MONET COLLECTIONNEUR」が開催されていた。アート収集家としての顔を持つモネの秘蔵作品が一堂に会し話題に。

Musée Marmottan Monet
(マルモッタン・モネ美術館)

所在地 2 rue Louis-Boilly 75016 Paris,France
電話番号 +33 (0)1. 44 96 50 33
営業時間 10:00~18:00、木曜 10:00~21:00
休館日 月曜、12/25、1/1、5/1
http://www.marmottan.fr/

鑑賞後に訪れたいグルメスポット
●ラ・ガール


 美術館と同じ16区にあり話題を集めている、旧パリ国鉄環状線の駅舎を改築したレストラン。


 入り口を入り階段を降りると、かつての線路とプラットフォームの段差を利用した開放的な空間が広がる。クラシカルな装飾と高い天井が旅情を誘い、タイムスリップした気分に。天気のいい日は奥にあるテラス席を目指したい。


 メニューはビュッフェ形式がおすすめ(アラカルトもあり)。料理はフレッシュな食材をいかしたカジュアルなフレンチがメイン。デザートの種類も豊富で、オーダーが入ってから焼き上げるクレープも人気。

La Gare
(ラ・ガール)

所在地 19 Chaussee de la Muette 75016 Paris
電話番号 +33 (0)1.42 15 15 31
営業時間 12:00~15:00、19:00~2:00(バー 12:00~2:00)
定休日 無休
http://www.restaurantlagare.com/

モードマニアもうなる
話題の展示が目白押し
【パリ装飾芸術美術館】

 10年におよぶ内装工事と作品の修復を終え2006年の9月に再オープンしたパリ装飾芸術美術館はファッションとの関連性が深く、企画される展示がことごとく話題に。


 2017年の7月から2018年1月にかけて、ディオールの創業70周年を記念して「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ展」が開催された。のべ70万人が来場し、パリ装飾芸術美術館の112年の歴史の中で最多入場記録を打ち立てたことは記憶に新しい。



 会場には、300点以上のオートクチュール ドレスや創作に影響を与えた美術品を展示。アトリエで使用された生地やデッサンなど、貴重な美術作品が一同に集結した。ブランドのアーカイヴとして、また時代を物語る芸術作品としても楽しめる、素晴らしい内容となった。

 2018年9月2日までは「Margiela : Les Années Hermès(エルメス時代のマルジェラ展)」が開催中。


白はメゾン・マルタン・マルジェラを、オレンジはエルメスを表している。

 自身のブランドであるメゾン・マルタン・マルジェラと、エルメスのデザイナーを兼任していたマルジェラ。その1997年~2003年にかけて創作された、作品を一緒に並べて展示することで、マルジェラのファッションに対するアティチュード、アプローチ、互いに創作に影響を与えたものなどを浮き上がらせる。すでに連日行列だそうなので、日本でチケットを購入しておくことをおすすめしたい。

Musee des Arts Decoratifs
(パリ装飾芸術美術館)

所在地 107, rue de Rivoli 75001 Paris
電話番号 +33 (0)1.01 44 55 57 50
営業時間 火~金曜 11:00~18:00、木曜 11:00~21:00、土・日曜 10:00~18:00
休館日 月曜
http://madparis.fr/

鑑賞後に訪れたいグルメスポット
●ブラスリー・ドゥ・ルーブル


 ルーヴル美術館の向かいに位置するこちらのレストランは、1855年創業の歴史あるホテル「ホテル デュ ルーブル」内にあるレストラン。これぞパリ! と思わせる、クラシカルな内装にときめくこと必至。

 展覧会の余韻に浸ったり、ゆっくり読書を楽しんだり、それぞれが好きなスタイルで過ごせるカジュアルな雰囲気もうれしい。


 料理は、ランチ、ディナーともにコースがメイン。しっかりボリュームがあるので、お腹をすかして訪れたい。

La Brasserie du Louvre
(ブラスリー・ドゥ・ルーブル)

所在地 Hôtel du Louvre 1, Place André Malraux 75001 Paris
営業時間 7:00~22:30
https://parishoteldulouvre.hyatt.com/en/hotel/dining/brasserie-du-louvre.html

ショッピングのついでにアート鑑賞
【ギャラリー・デ・ギャラリー】

 パリを代表する百貨店、ギャラリー・ラファイエット内に、エントランスフリーで観賞できる美術館があるのをご存じ?

 2018年春、マレ地区に「Lafayette Anticipations(ラファイエット・アンティシパシオン)」をオープンするなど、コンテンポラリーアートへの賛辞とサポート活動を続けているギャラリー・ラファイエットグループ。様々な人がよりカジュアルに日常的に、アートに接する機会を作りたいと、 2001年に百貨店の中に「ギャラリー・デ・ギャラリー」がオープンした。


2018年6月に行われた企画展「Always Someone Asleep and Someone Awake」の作品のひとつ。パリに拠点を置く美術評論家でキュレーターのコルティ氏が、様々な国と世代からアーティストを招待した。

2016-2017年にかけて行われた、 ドイツ人でデュッセルドルフを拠点とするアーティスト、ハンス=ペーター・フェルドマン氏の企画展も好評を博した展示のひとつ。写真や絵画を使ったコンセプチュアルなインスタレーションが話題となった。

屋上に訪れるのも忘れずに。ここから一望するパリの景観の美しさもまさに“アート作品”。

GALERIE DES GALERIES
(ギャラリー・デ・ギャラリー)

所在地 Galerie Lafayette Hausmann, 1st floor,40 Boulevard Haussmann 75009 Paris
電話番号 +33 (0)1.42 82 87 98
営業時間 火~土曜 11:00~19:00
http://www.galeriedesgaleries.com/

鑑賞後に訪れたいグルメスポット
●アンジェリーナ(サロン・ド・テ)


 ティータイムは、同じくギャラリー・ラファイエット内にある、アンジェリーナのサロン・ド・テへ。大理石の壁にゴールドを施した優雅でエレガントな内装は、アート鑑賞後のティータイムにぴったり。


 看板メニューのモンブランが必食だが、エクレアも隠れた人気メニュー。写真のショコラクリームのほか、モンブランのクリームを使用したのものも好評。


 ケーキ類はテイクアウトもOK。パリ店ならではの豊富なラインナップに思わず心躍る。


 可愛らしいギフト類はパリ土産に最適。

ANGÉLINA
(アンジェリーナ)

所在地 Galerie Lafayette Hausmann, 1st floor
電話番号 +33 (0)1.01 73 71 92 54
営業時間 朝食 9:30~11:30、ランチ 12:00~1500、サロン・ド・テ 15:00~19:00

【取材協力】
フランス観光開発機構

https://jp.france.fr/ja/


パリ・イルドフランス地方観光局

https://www.visitparisregion.com/

文=吉村セイラ
撮影=安部律子

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