2018/09/03 15:00

人間関係のトラブルを治す特効薬 「相手の気を磨く」「人と比べない」

 九州・長崎にある興福寺の住職・松尾法道さん。「龍にまもられてきた」というご住職のオーラに、通称「赤寺」と呼ばれる不思議な寺のパワーも相まって、ご住職のもとにはいろいろな悩みを抱えた方がやってきます。数多くの人生相談を受けるうちに見えてきたのは、<運気に恵まれている人は、日常生活を浄めて生きている>ということ。

 つまり、ツイている人になるには、心の基礎代謝をぐっと底上げするべしっ、てわけです。そんな運気の代謝をあげて、ムリなく幸福を引き寄せる人生上昇術をまとめた著書『「運気の代謝」があがる! 日常作法のコツ』より、人間関係をスムーズにする作法を教えてもらいます。


「まわりの気を磨いて、自分の気もあげる」


最初から答えを教えてしまうと、その人はもう考えなくなる。

 ちっとも学ぼうとせず、簡単に人に教わりたがる人。失敗したくないからって、なんでも人任せにすると、自分で考えんようになるでしょう。

 なぁーんも考えずに指示待ちばかりする人に、わたしは、「それで?」と聞き返すことにしております。

 たとえばお寺のスタッフが、お客さんがいらしたときに「ごはんどうしましょう?」と聞いてきたら。わたしは「それで?」のひと言。すると、質問をし返された相手は、そこからやっと自分で考えだすのね。無意識に、自分で考える前に質問していたことに気づくわけ。

「えっとぉ~、お客さまが4人ですから、4合炊きましょうか? もっと少な目でいいでしょうか?」って。そぉーです、そぉ! あなたのおつむで考えてから聞いてくださいって話ですよ。

 最初から答えを教えてしまうと、その人はもう考えなくなる。考えないと頭も感度も退化するでしょう? 相手の気を磨いてあげることが、人を育てること。さっさと指示して教えたほうが効率的だなんてウソよね。

 教えるほうも教わるほうも、切磋琢磨。「ダイヤはダイヤで、人は人で磨かれる」でしょう。

 人の成長を願えば、自分も成長する。人の幸せを願えば、自分も幸せになる。運気を活性化する、鉄板ルールです。

◆キーワード

・人づきあい
・運気の活性化

「人と比べず競わず、『あるもの』で勝負する」

 まわりの人と比べながら落ち込んでいたら、キリがなかよ。底なし沼に飛び込むようなことでしょう?

 だれかが「いいね」といったものを欲しがって、それが手に入ったとしても、それは他人の「いいね」でしかありません。おいしいものを食べても、仕事が成功しても、誰かと比べて足りないものを数えてたら、いつまでたっても満たされない。

 あなたが持っているものを、「いいね」と思っている人もいるはず。

 ないものを数えるより、あるものを磨いて。「足るを知る」を武器にして生きるほうが素敵ですよ。


どこにいても、犬は犬。
もっと大きな犬にも、違う毛色にも、他の生き物にもなろうとしない。
まんまで生きる姿に「超いいね!」。

◆キーワード

・人と比べない
・足るを知る


龍がすむ赤寺の教え
「運気の代謝」があがる! 日常作法のコツ

著・松尾法道
本体1,350円+税

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撮影=川内太郎

松尾法道(まつお ほうどう)

東明山 興福寺住職。1950年、長崎市・興福寺の庫裡で生まれる。16歳のとき、アメリカ・ルイジアナ州のアレキサンドリアにあるボルトン高校へ留学し、アレキサンドリア市名誉市民となる。海外生活の体験を経て、日本の美しい文化にあらためて目覚める。花園大学文学部仏教学科卒業後、黄檗宗大本山萬福寺修行道場に入堂。25歳にして、東明山興福寺第32代住職に就任。住職のかたわら、長崎女子商業高等学校非常勤講師、玉木女子短期大学非常勤講師を20年近くつとめる。現在、長崎市仏教連合会会長、日本礼道小笠原流長崎県支部会長。クラシックや歌舞伎など芸能鑑賞や自身でもピアノ演奏を楽しみ、親友であった昭和の歌姫・江利チエミの音楽を深く愛する。

文=松尾法道
写真=文藝春秋

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