2018/10/28 08:00

丹波栗のモンブランガレットが絶品! 兵庫・篠山で楽しむ極上おやつ時間

 JR篠山口駅からバスで15分余り。二階町バス停で下車すると、下二階町商店街、上二階町商店街が東西に伸びています。古い建物が残り観光客でにぎわう、かつての山陰道・旧京街道です。


メインストリートにも古い建物が残る城下町・篠山。

 上二階町商店街通りに面した建物にさりげないcoffeeの看板と、ガレットとコーヒーのメニューが手書きされた立て看板。アプローチを奥へと進むと、西尾純一さんと奥様・知子さんが営む隠れ家のような「cafe 日葉」があります。


外観。ワインショップの横の立て看板が目印。

お店へのアプローチ。床は漆塗りの木製ブロック。

 お店のオープンは、2016年6月。「キッチンに立っている時間が一番楽しい。食べるのも作るのも大好きで、いつかは飲食店をしたいと思っていたんです」と言う知子さんの夢を夫婦でかなえました。


ガレットを焼く西尾知子さん。

スイーツガレットは両面をこんがり焼いてパリッとした食感に。

 城下町ならではの、間口が狭くて奥行きのある空間に、異なる椅子やソファ、テーブルを配した店内。お好みの席に座ると、我が家のリビングルームのように落ち着けるでしょう。

 お天気のいい日は中庭に面したインナーガーデン席も気持ち良さそう。そして、秋が深まるとストーブに火が入り、さらに寛いだ雰囲気になります。


ペレットストーブのある店内は12席。インナーガーデン2席。別荘のリビングのよう。

奥行きのあるガーデン。

絵になる店内の一角。鳩時計が時を告げます。

ペレットストーブありきでお店を造ったのだそう。冬でもとても暖か。

 篠山では珍しいガレットを知子さんが焼き、純一さんはコーヒー、紅茶などの飲み物を担当。

 大阪市内でイタリア料理店を営む息子さんのアドバイスで、コーヒー豆は西宮市のTAOCA COFFEEのもの、紅茶は芦屋市のuffuのものをセレクト。純一さんが丁寧にいれた香り高いコーヒー、紅茶は、篠山に近い立杭焼の作家物の器で運ばれてきます。


飲み物をいれるのは、ご主人・西尾純一さん。

飲み物は立杭焼の作家物の器で出されます。おぜんざいの器も立杭焼。

「ガレットは、おかずにもなるし、おやつにもなるので幅広いお客様に喜んでいただけると思って」と知子さん。

 ガレットに使うのは国産のそば粉100%。メニューは、黒豆、大納言小豆、栗など、篠山の特産品を生かしたオリジナルがずらり。

「篠山は米どころなんですけど、うちのそば粉のガレットはおいしいですよ」と純一さんは微笑みます。

スイーツ系からおかず系まで!
バリエーション豊富なガレット

 ガレットのメニューをご紹介しましょう。

 まずは、スイーツガレット。薄く伸ばして両面を焼いた、パリッと香ばしいガレット生地がポイントです。


「モンブランガレット」800円。

「モンブランのガレット」は、これぞ、篠山の秋の味。

 焼きたてのガレットの上に、農家産の丹波栗を使った自家製マロンクリームをたっぷり絞り、こちらも手をかけた自家製の大きな渋皮煮をトッピング。そばの香りと栗の風味が合わさって、極上の逸品スイーツです。

 クリームにはラム酒を、渋皮煮には赤ワインを使っていながら、どこか懐かしい味に仕上がっているのも日葉風。


「篠山産自家製黒豆とチョコレートのガレット」650円。地元・前川牧場の本格ミルクジェラートを添えると、プラス100円。

 他にないのは「篠山産自家製黒豆とチョコレートのガレット」。

「近くの農家さんから分けていただく黒豆は、柔らかくふっくら煮上がるんですよ」と知子さんはにっこり。焼きたてのガレットの香ばしさに負けない黒豆の風味が、口いっぱいに広がります。

 チョコレートとも好相性。プラス100円で、地元・前川牧場の本格ミルクジェラートを添えると、さらにおいしさがアップします。


「篠山産自家製小豆のガレット」650円。プラス100円で、抹茶ジェラート添えに。

「篠山産自家製小豆のガレット」は、こちらも知り会いの農家が収穫した丹波大納言小豆を、豆の香りを生かしてやわらかく炊いた餡が、パリッと焼き上げたガレットにたっぷり入っています。

 甘さ控え目で、振りかけた抹茶と抹茶アイスとで和の味わい。抹茶ジェラートを添えて、和の味わいを堪能したい。

 どのガレットも香り高いコーヒーとの相性が抜群です。


季節のガレット「ぶどうとベリー」650円。11月にはリンゴを使ったガレットが登場。

 ブルーベリーとベリーをトッピングした「ぶどうとベリー」は、季節限定のガレット。

 中にまろやかな自家製カスタードクリームが包まれています。ケーキのようでいて、さっぱりと食べやすい。

 冬になると、甘酸っぱいリンゴをほろ苦く甘くキャラメリゼした「りんごのガレット」、春にはフレッシュな地元産のイチゴと自家製イチゴソースをかけた「苺のガレット」など、フルーツを使ったものが、期間限定で登場。

 どれも、知子さんがひと工夫したここだけのおいしさです。

 おかずガレットもあって、スイーツガレットと両方を食べたくなるでしょう。


おかずガレット「篠山地野菜とイタリア産生ハムのガレット」850円。

「篠山地野菜とイタリア産生ハムのガレット」には、篠山産の季節の地野菜が使われています。

 生ハムの塩気、半熟卵とチーズのまろやかさと合わさって、とびきりのごちそうに。


おかずガレット「猪肉ソーセージのガレット」950円。

おかずガレットによく合う「黒豆ビール」。

 篠山といえば、ボタン鍋が有名。ガレットにも猪肉にちなんだ「猪肉ソーセージのガレット」があります。

 濃厚な猪肉のソーセージをガレットと一緒にパクリ。篠山でしか味わえないおいしさかも。「自家製マッシュポテトとクローブの香りが効いた紫キャベツの赤ワイン煮をお付けしています」と知子さん。地元の黒豆ビールを飲みながら、ちょっとワイルドに楽しみたい。

 ガレット以外にも、ここだけのメニュー発見。


「黒豆ゼリー、黒豆きな粉添え」600円。

「黒豆ゼリー 黒豆きな粉添え」は、黒豆の煮汁をゼラチンで固めた篠山らしい一品。ほんのり優しい甘さと黒豆の風味にほっこり。黒豆きな粉をかければ、香ばしい極上デザートにグレードアップします。

 冬には篠山産の大納言小豆とお餅を使った「餅入りぜんざい」もおすすめ。上品な甘さにほっこり、まったり。お替わりしたくなるでしょう。

「親しくしている農家さんが、篠山産のいい素材を分けてくださるんです。それをていねいに調理してお出ししています」

 篠山ならではのカフェで、おやつタイムをゆったりと過ごしましょう。

cafe 日葉

所在地 兵庫県篠山市二階町40-1
電話番号 079-552-0637
https://cafe-nichiyo.amebaownd.com/


宗田洋子(そおだ よおこ)

ライター。神戸生まれの神戸育ち。神戸を離れたことがない神戸っ子。ライター歴30年以上で、関西の雑誌の取材だけでなく全国誌でも関西取材を手がけ、老舗から新店まで回ったお店は数知れず。移り変わる街を見続けてきた。食いしん坊で飲んべえ。

文・撮影=そおだよおこ

今日の運勢

おひつじ座

全体運

体力アップのため毎日の運動を始めよう。体重が気になるならダ...もっと見る >