2018/11/04 08:00

毎年数万人が訪れる台湾の開運名所 まるで銀行みたいな神社を発見!

貸付システムをとる神社は
台湾でも珍しい


金山財神廟のイメージキャラクター。名前は知らない。

これが金山財神廟。山の上にあり、海を見下ろす立地。

 最近、日本でも金運アップ神社が人気だが、台湾人はよりドラスティックにお金儲けを神頼みするようだ。

「金山財神廟」は中でも人気の神社で、2002年に創立されたばかりにもかかわらず、噂が噂をよび、今では年間数万を超える人々が参拝するようになった。

 台湾の有名女子アナも熱心に願掛けするということで話題になり、特に旧正月の混雑は激しく、山の麓まで車が渋滞し、参拝までに数時間を要するほど。


金山財神廟入口。日本の神社の概念を覆す、まだ新しい建物。

「金山財神廟」は、台湾の北海岸にある。人気の金山温泉に近く、夏場は海水浴客が訪れる一大リゾート地だ。

 人気を呼ぶ理由は3つある。

 第一に、風水的に極めて良い立地であること。山を背にし、海を見下ろしている。

 第二に、7つの目的に合わせて具体的に願掛けができること。

 そして第三の理由は、神社からお金を借りられるという珍しいシステムがあることだ。

 まずは、参拝手順をお伝えしよう。

(1) まず金紙やお菓子をお供えする。金紙とは、神様にとっての紙幣で、神社の入り口で販売しており、後で神社側が炉で燃やして天に送ってくれる。


お堂に入ると金紙とお菓子をお供えする場所がどまんなかにある。

(2) この神社には5座の神様がいる。日本でいうところの七福神に似ている。それぞれ文学の神や、経済活動の神などを担っているので、目的の神様の前では、特に熱心に願掛けしよう。


七福神の中の、大黒様のような存在の神様。

(3)入口で 7本入りの線香を購入する。線香を立てるところは7箇所ある。「武」の字が付く神様は、営業職の人がお参りするべきところ。「文」の字が付く神様は、頭を使う仕事の人がお参りするべきところだという。各神様の前に名刺置き場があり、自己紹介をしながら具体的に願掛けをする。


「文」の字がつく神様。

願い事を唱えながら、打ち出の小槌を触る参拝者。

熊手を持つ神様にもお線香を。

その横に置いてある熊手で、自分についた厄を払う。

(4) 希望者は、境内にある財神銀行からお金を借りることができる。


お堂の中にある「財神銀行」の窓口。

(5) いくら借りられるかは、お堂の中にあるサイコロのようなもの(木を勾玉型に削り赤く塗ってある)を振ってでた目で決まる。マックスで300元(=日本円で約1,110円)借りられる。


勾玉型のサイコロ。手前は通帳。

(6) お金を借りた人は、返さなければいけないと思うもので、また神社に足を運ぶことになるようだ。利子をつけるか否かは、自己判断に任せられている。

(7) 現金は赤い袋に入れて貸してくれる。赤は台湾では大変縁起の良い色。このお金を貯金すると、その口座に良い気が入ると言われている。


真剣に願掛けする参拝客。

 この貸付システムをとる神社は台湾でも珍しく、この金山財神廟が初めて。口コミで噂が広がり、人気の神社となった。取材当日も日系大手自動車企業の営業マンが参拝に来ていた。

金山財神廟

所在地 新北市萬里区磺潭里公館崙52-2
電話番号 886-2-2498-1186
http://www.mammon.tw/MammonTemple/

金山に行ったら立ち寄りたい
立ち寄り湯「金山総督温泉」


「金山総督温泉」。往時をしのばせる美しい建築。

「金山総督温泉」の建物は、1939年竣工。太平洋戦争後は海防要塞として使われた建物だ。2000年に修理され、現在は立ち寄り湯として営業している。


海水温泉なので、塩っ辛い。男湯からは、ビーチが見えて開放的。女湯からは陽明山が見える。

 1階には、プールと水着で入る露天風呂。他にサウナや貸切風呂もある。レストランもあり、日帰り湯としての機能はなかなか。

金山総督温泉

所在地 新北市金山区民生路196
電話番号 886-2-2408-2628
入浴料 平日 600元(日本円で2,220円)~

金山に行ったら立ち寄りたい
「金山老街」


大人気のアヒル肉店「金包里鴨肉」。

 台湾の北海岸に唯一残る清時代の街並みが「金山老街」だ。農産物と海産物の集散地であり、朝市が有名。金山はさつま芋とタロ芋の産地でもある。

 中でも人気のお店が「金包里鴨肉」だ。金山老街のどまんなかにある「廣安宮」のまさに境内に店を構える。


「金包里鴨肉」はセルフサービス方式。

 一皿150~200元(=日本円で約555円~740円)。厨房から好きなものを席に運ぶセルフサービス方式。支払は食後に皿の柄と数で確認される。アヒルもエビ料理も魚団子の揚げ物も、何を食べてもうまかった。


お土産は参道で購入した温泉卵のピータン。7つで100元(=日本円で約370円)。

 金山老街は、地方市場なので観光化されておらず、お店の人も朴訥としていて優しい。

金山老街

所在地 新北市金山区金包里街

金包里鴨肉

所在地 新北市金山区金包里街104
電話番号 886-2-2498-1656
営業時間 11:00~19:00

金山

MRT「淡水駅」から、皇冠北海岸線というバスがでている。
「金山財神廟」はバス停「加投里(温泉区)」からタクシーで約10分
「金山総督温泉」はバス停「加投里(温泉区)」から徒歩約15分
「金山老街」はバス停「金山(老街)」すぐ。
https://www.taiwantrip.com.tw/line/41


新北市政府観光旅遊局

https://tour.ntpc.gov.tw/ja-jp/

文・撮影=CREA WEB編集室

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