2018/11/13 07:00

アジアのグルメ天国を味わい尽くす 人気のマレーシアごはんベスト10

 マレーシアを訪れたら、ぜひ注目して欲しいごはん。今回は、とくにおすすめしたい10メニューをご紹介。3日間の旅なら、朝・昼・晩におやつを入れて、全制覇も可能です!

◆ナシレマッ

ココナッツと甘辛サンバルの
絶妙なハーモニー


「ナシレマッ/Nasi Lemak」はマレーシアの国民食。ココナッツミルクで炊いたご飯に、辛みペーストのサンバルを混ぜながら食べる。サンバルはコクのある甘辛味。

 マレーシア人なら誰もが、ひとつやふたつの思い出をもっているソウルフード「ナシレマッ」。マレーシア全域で食べられている朝ごはんの定番です。

 ナシレマッはココナッツミルクで炊いたご飯とサンバルに、煮干し、卵、きゅうりが基本の具で、それ以外の組み合わせ自由。そのためバナナの葉で包まれたシンプル版やカフェでのおしゃれワンプレートなど、様々なタイプがあります。

 専門店やフードコートでの提供のほか、ホテルの朝食ビュッフェにも必ずあります。

◆チキンライス

ゆで鶏とジューシーご飯の
ゴールデンコンビ


「チキンライス/海南鶏飯」は丸鶏で調理するため、胸肉、もも肉、ドラムスティックなどいろんな部位が楽しめる。

 マレーシア人は週に1回はチキンライスを食べる、と言ってもいいぐらい、「チキンライス」は日常に欠かせないごはん。

 専門の屋台が町中にいくつもあり、その日にしめた新鮮な鶏を調理。肉質はしっとり、鶏のうま味が濃くて絶品です!

 定番はゆで鶏ですが、皮をパリパリに揚げたローストやクローブなどのスパイスが香るマレー系のチキンライス(ナシアヤムとよぶ)も人気。屋台やフードコートの鉄板メニューです。

◆ナシカンダー

カレーや野菜炒めなど
多種のおかずが揃う


「ナシカンダー/Nasi Kamdar」とは、カレー、野菜、タンドリーチキンなどをご飯に合わせてワンプレートで提供する店のこと。

 常夏のマレーシアは、スパイスのきいた料理が多数あります。それらを一度に食べられるのが「ナシカンダー」。マレーシア人が日常使いする定食屋のようなものです。

 鶏やマトンのカレー、クミンなどのスパイスで炒めた野菜、タンドリー釜で焼いた鶏や魚などが店頭に並んでいるので、その中から好きなものを3~4種選んでご飯に添えれば、私だけの定食のできあがり。専門店やフードコートで食べられます。

◆お粥

ピータン、揚げパンなど具沢山
アツアツ! トロトロ!


お粥はおもに華人系の店で提供されている。ピータン、豚だんご、ピーナッツ、揚げパンが定番の具。

「マレーシアのお粥」は、本場中国に勝るとも劣らないおいしさ! 具の種類は肉から魚介まで驚くほど豊富にあり、ボリュームも満点です。

 英語で「ポリッジ」、中国語で「ジョウ」と発音し、米粒がなくなるほどトロトロに煮込まれた粥と水分多めのサラサラ粥の2種あります。後者はおかずと一緒に食べることが多いです。

 専門店のほか、飲茶・点心の店、ホテルの朝食ビュッフェで提供しています。

◆ロティ・チャナイ

パイのような生地を
カレーにつけて食べる


マレーシア人が大好きな軽食「ロティ・チャナイ/Roti Canai」。朝食や小腹がすいたときのおやつに食べる。

 インド系の店で提供している軽食です。一晩ねかせた小麦粉の生地を空中で回すようにして大きく伸ばし、折りたたんで鉄板で焼いたら、カレーと一緒に提供。サクサクとした薄焼きの生地をチャパティかナンのようにカレーにつけて食べます。

 お店で手作りしているため、プレーンのほか、卵入り、チーズ入り、バナナ入り、イワシ入りなど、様々な具入りの生地が楽しめるのも「ロティ・チャナイ」の醍醐味。先述のナシカンダーやフードコートで提供しています。

◆バクテー

マレーシア人の活力源は
豚肉の漢方スープ


豚肉と中国漢方をじっくり煮込んだスープ「バクテー/肉骨茶」。漢方臭さは一切なく、食欲をそそる香り。

 ガッツリ肉料理に思われがちの「バクテー」ですが、その昔、労働者が精をつけるために、豚の骨からとったスープをお茶がわりに飲んだのが始まりという説もあり、実のところ、主役はお肉ではなく、スープ。

 くせがなく、漢方と肉のほんのりとした甘みが味わえるスープは、体の芯から温まる滋味深さです。

 伝統的なスタイルは朝ごはんで、専門店は早朝から家族連れで大にぎわい、昼過ぎで営業終了の店もあります。

◆ワンタンミー・ドライ

つるっとした喉ごしのよさが絶品!


「ワンタンミー・ドライ/Wantan Mee Dry」。色が黒いのでしょっぱそうに見えるが、マイルドな味つけで食べやすい。

 マレーシアは麺天国。多彩な麺のなかで、ぜひ食べて欲しいのは「ワンタンミー」。

 スープとドライの2種があり、スープは、鶏だしのあっさり汁麺で、具にワンタン。ドライは、オイスターソースや香味油で作るタレを麺にからめ、チャーシューと酢漬けの唐辛子をトッピング。

 どちらも人気ですが、南国マレーシアらしい味といえば、暑い日でも食欲をそそるドライ。屋台や専門店のほか、フードコートでも提供しています。

◆ラクサ

地域によっていろんな味が楽しめる
麺料理の代表格


魚のだしで作る「アッサム・ラクサ/Asam Laksa」は、ペナンの名物。新鮮な魚をたっぷり使っている。

 マレーシアの「ラクサ」は一種類ではありません。日本のラーメンが地域ごとにスープや麺の種類が違うように、マレーシアのラクサもバラエティに富んでいます。

 大まかに説明すると、マレー半島の北部は魚だしが多く、南に行くにつれて鶏スープ。海老だしをきかせたものもあります。

 それぞれ麺の種類も違うので、「ラクサ」という同じ名前ではあるものの、もはや別料理。ラクサ大国マレーシアの奥深い世界を体験してみてください。

◆カレーパフ

小腹が空いたときのおやつに
サクサク生地のこの一品を


揚げた生地の中に、カレー味のマッシュポテトが入っている「カレーパフ/Curry Pop」。

 片手で食べられるおやつ「カレーパフ」は、ちょっとつまみたいときにぴったりの軽食。

 庭で手作りするマレーシア人も多く、人気のドリンク「テタレ/Teh Tarik」とともにティータイムの定番。具のスパイシーな香辛料と甘い紅茶が最高の相性です。

 ショッピングモール内のお菓子専門店、フードコートのお菓子コーナー、パン屋さんなどで販売しています。

◆クエ

もっちりと弾力ある食感が魅力
カラフルだけど甘さひかえめ


マレーシアでは、お菓子全般のことを「クエ/Kuih」(クイと聞こえることもある)とよぶ。

 マレーシア人はお菓子が大好き。かき氷や揚げバナナなど様々な種類があり、なかでもぜひ食べて欲しいのが、米粉やタピオカ粉をココナッツミルクでねって蒸したお菓子「クエ」。

 色鮮やかなので甘そうに見えますが、食べてみると、あらビックリ。和菓子にも通じる素朴な味でおいしいのです。日持ちがしないので、その場でパクッといきましょう。

 ショッピングモールのお菓子専門店でばら売りしているので、1個ずつ購入できます。


マレーシアごはんの会 古川 音(ふるかわ おと)

「マレーシアごはんの会」にて、マレーシア料理店とコラボしたイベント、マレーシア人シェフに習う料理教室を企画・開催。クアラルンプールに4年滞在した経験をもち、『ニッポンの評判』(新潮新書)のマレーシア編、『ナシレマッ!』(Malaysia Gohan kai)を執筆。マレーシアごはんの会の活動のほか、情報サイト「All About」でのマレーシアライター、食文化講演も担当している。
オフィシャルサイト http://malaysianfood.org/

文・撮影=古川音(マレーシアごはんの会)

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