2018/12/04 07:00

A・ヘップバーンがこよなく愛した スイスの極上リゾートの魅力とは?

 世界を旅する女性トラベルライターが、これまでデジカメのメモリーの奥に眠らせたままだった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、交替で登板します。

 第197回は、たかせ藍沙さんがスイスのチューリヒとルツェルン周辺の魅力をレポートします。


チューリヒで世界最初の
ベジタリアンレストランへ


リマト川の先にあるチューリヒ湖。湖畔には憩いのスペースが設けられている。

 スイス最大の都市チューリヒは、スイスの文化、経済の中心で、空の玄関口。日本からスイス インターナショナル エアラインズの直行便が飛んでいる。空港からチューリヒ中央駅まで電車でたったの12分と、アクセスもいい。

 ホテルにチェックインして、さっそく市内を歩いてみた。


川の東側の旧市街。古い街並みに石畳がよく似合う。

 路面電車が行き交う市街地の中央にはリマト川が流れている。川沿いにあるチューリヒ中央駅からリマト川が行き着くチューリヒ湖のあたりがチューリヒの中心だ。特に川の東側には旧市街があり散策にお勧めのエリア。

 地元の人々は、川沿いで犬の散歩をしていたり、自転車専用路を走り抜けたり、橋の上の小さなメリーゴーランドに子供を乗せて見守っていたり、水辺の穏やかな暮らしぶりが伺える。


世界最古のベジタリアンレストラン「ヒルトル」は1898年創業。

 スイス初日は、世界最古のベジタリアンレストランとしてギネスブックに登録されている「ヒルトル」へ。

 なぜベジタリアンレストランを選んだかというと、じつはこのレストラン、スイス インターナショナル エアラインズのベジタリアンメニューを監修しているのだ。もちろんファーストクラスの機内食にも「ヒルトル」のメニューがある。

 同社のファーストクラスについては他の記事でお伝えするけれど、一足先にこちらのレストランをご紹介したい。


テイクアウトもできるランチのビュッフェは、地元のビジネスピープルにも人気が高い。

「ヒルトル」は、昼は1階でビュッフェスタイルのランチを提供している。様々な種類のベジタリアン料理がズラリと並んでいて大盛況だ。

 ランチプレートに思い思いに美味しそうな料理を詰め込み、その場で食べてもいいし、テイクアウトすることもできる。忙しい地元のビジネスピープルにも大人気だ。


「ヒルトル」の1階のダイニング。こちらはメニューからオーダーするスタイル。

 座ってゆっくり食事したい場合は、テーブルでメニューから選ぶこともできる。

 夜は2階のメインダイニングをお勧めしたい。ソファ型のシート席もあり、奥のテーブル席の中央にはキッチンツールのディスプレイがあったりして雰囲気がいい。


2階のディナーは、毎晩ほぼ満席の人気ぶりだ。

 メニューには、ヒルトルタルタル、ヒルトルバーガー、ヒルトルミートローフといった、肉を連想させるメニューがあるが、もちろんすべて植物性の食材から作られている。それらには、グルテンミートや大豆のミンチ、豆腐、おから、テンペなどが使われているのだ。


肉の代わりにナスが使われたヒルトルタルタル。肉の味はしないけれど、食感もタルタルに近く、のどごしが軽くさわやかなタルタルという印象。スイス インターナショナル エアラインズの機内でもいただくことができる。

 このレストランで使われている食材の75%はスイス国内と中央ヨーロッパのもの。すべての料理は、フレッシュなフルーツや野菜からレストラン内のキッチンで毎日調理されている。

 現在の経営者でシェフでもあるロルフさんは4代目。厨房スタッフの写真が超絶楽しいレシピ集も購入できるので、ベジタリアンの人にはオススメだ。

Hiltl(ヒルトル)

所在地 Sihlstrasse 28, 8001 Zürich
電話番号 044-227-70-00
https://www.hiltl.ch/en/

山と湖でスイスらしさを体感!


大型カタマランで湖を横断。ほとんど揺れもなく快適なクルーズだった。

 チューリヒ中央駅から列車で約50分。湖畔に美しい街ルツェルンがある。

 そこからさらに大型カタマランのフェリーで30分、船着き場からケーブルカーで5分ほど登ったところにあるのが、「ビュルゲンシュトック ホテルズ&リゾート」。


船着き場からホテルまではケーブルカーで。なんと、築約130年!

 ここは、古くから同経営の4つのホテルとレストランなどがある。この場所は標高900メートル、フィアヴァルトシュテッテ湖からは約500メートルの高さにある。

 ホテルにチェックインしたのは夕方だったので、翌朝にハイキングに出かけることにした。滞在先の「ヴァルトホテル ヘルス&メディカル エクセレンス」の山側のエントランスを出て5分ほど舗装した道を歩くと、右手に小さなチャペルが見えた。


オードリー・ヘップバーンが結婚式を挙げたチャペル。中に入ることもできる。

 1887年に建てられた古いチャペルで、1954年に、映画女優オードリー・ヘップバーンと俳優のメル・ファーラーが結婚式を挙げたことで知られている。

 そのチャペルから坂を上がってすぐに右に曲がると、道の舗装がなくなり、ハイキングの始まりだ。ハイキングといってもほとんど平坦な道で、眼下に湖を眺めながら、おしゃべりしながら歩くことができる。


チャペルのすぐ脇からハイキングを楽しむ。

途中、展望台からはフィアヴァルトシュテッテ湖を一望することができる。

 山頂を目指しているはずなのに、道はほとんど平坦だ。ほんとうに辿り着くのだろうか、と心配になってきたが、その答えは30分ほど歩いた先にあった。


最後は、1905年に完成したエレベーターを使って山頂へ。

 なんと、エレベーターだ! しかも、100年以上前に造られたものが今も現役で動いている。ガラス越しに外が見えるようになっていて、一気に山頂に連れて行ってくれた。これにはびっくり。


こちらの道からは、エレベーターを使わずに歩いて山頂に登ることもできる。

 この地で過ごしたオードリー・ヘップバーンもよく利用したのだとか。エレベーターを使わないルートもあるので、帰りの下り坂は歩いてもいいし、同じ道をもどってもいい。


山頂のベンチやテーブルは自由に使うことができる。

カフェで軽食や飲み物も楽しめる。この日は淡い雲海のようなもやがかかっていて、遠くの山が浮かんでいるかのように見えた。

 いずれにしろ、かなりお散歩気分で気軽にハイキングができるという、いかにもリゾート地らしいコースだった。

食材生産者と星付きシェフは
大の仲良し!


ホテル施設がある丘から続くなだらかな斜面では乳製品や果物などが作られている。

 シェフにとって、料理を作るための食材は何よりも大切なもの。どのシェフも上質の食材を手に入れるために奔走している。

 ここ、ビュルゲンシュトックでは、スイスの食卓に欠かせないチーズが、ホテルのすぐ目の前で造られている。その生産者の工房を訪ねた。

 案内役を買って出てくださったのは、「ビュルゲンシュトック ホテルズ&リゾート」全体を統括するシェフ、マイク・ウェールレ氏。

 数々のミシュランの星付きレストランで活躍してきたベテランシェフで、2018年12月までスイス インターナショナル エアラインズのファーストクラス、ビジネスクラスの機内食を監修している。


チーズ生産者のヨーセフさんご夫婦。ひとつひとつ丁寧にチーズを造っている。

 1軒目のチーズ工房は、ホテルの目の前の草原にあるヨーセフさんの工房。車で坂道を降りていくと、ホテルの窓を開けると聞こえるカウベルの主たちがゆっくりと草を食んでいる。

「食材の生産地がホテルから近くて、すべてがオーガニックで造られている。最高の環境だ」とマーク氏。

 小さな工房内では、ヨーセフさんご夫妻がチーズやバターを造っていた。生乳を撹拌するための機械など、様々な機械がところ狭しと並び、温めた牛乳2トンが入る銅のボウルはピカピカに磨き上げられていた。


まるでワイン樽が並んでいるかのようなチーズ庫。3週間から数年間ここで熟成され、さらに美味しくなっていく。

 熟成庫には、チーズを毎日洗うための海水が張られ、ひとつひとつの仕事が丁寧に行われていることがよくわかる。

 ひと通りチーズ造りの工程を説明してもらった後は、いよいよ試食。ひとくちサイズに小さく刻んだ4種類のチーズを用意してくれていた。


試食させていただいたチーズがあまりに美味しくて止められない!

 これが美味しいのなんのって! 味が濃くて旨みがしっかりしている。パンや白ワインも用意されていたものの、同行していた全員がチーズばかりに手を伸ばして止まらなかった。


シュタンスのかわいい街並み。

 次に向かったのはシュタンスの街中にあるチーズ工房。チーズを造り続けて42年というセットさんは、年間約80トンものチーズを造っているという。

 ここでは、カマンベールチーズやヨーグルトもあった。さっそくカマンベールを試食させてもらうことに。コクがあって香りもいい。

「ヤギのチーズは造ってないの?」と聞くと、すぐにヤギのカマンベールを試食させてくれた。ひときわ香りが強くやや酸味がある強烈な味。チーズ好きにはたまらない味だ。


こちらでもたくさんのチーズが熟成中。ミシュランシェフ(右)も上質のチーズにご満悦だ。

 これらのチーズは、「ビュルゲンシュトック ホテルズ&リゾート」内のレストランだけでなく、スイス インターナショナル エアラインズの機内食にも使われている。実は、往路のビジネスクラスの機内でチーズの美味しさに驚いた。その生産の現場を見ることができて感動したのだった。

 ビュルゲンシュトックに戻ると、次にマーク氏が案内してくれたのはビニールハウス。


ミシュランシェフ自らが畑から摘んでくれた有機栽培のラズベリー。甘くて香りがよくて美味しい!

 中に入って出てくると手の中に赤いものが。ラズベリーだ! オーガニックで栽培されている。隣のハウスにはイチゴがあった。


ランチは丘陵にあるこちらで。緑のスロープに赤い家がかわいい!

ランチのメインディッシュはもちろんチーズ。トロトロに溶けたラクレットチーズが絶品!

 そして、この日のランチはもちろんチーズが主役。砕いたラクレットチーズをフライパンで溶かしてパンの上に載せるというもの。試食したときのチーズとはまったくちがう食感と香り、またもおかわりが止まらなくなったのだった(笑)。

何を食べるか迷うほどの
充実レストラン

 小高い丘全体にリゾート施設が点在する「ビュルゲンシュトック ホテルズ&リゾート」には、4軒のホテルがあることは前述の通り。

 それぞれに1~2軒のレストランがあり、一軒家のレストランも含めると、施設全体で9軒のレストランがある。毎日どのレストランに行くか迷うことになるけれど、なかでもお勧めの3軒をご紹介したい。


「シャーク」は、ほとんどのテーブルが眺めのいい窓側に配されている。

 中東料理レストランの「シャーク」は「パレス ホテル&カンファレンス」とチャペルの間にある一軒家のレストラン。

 湖を一望できる素晴らしい景色を眺めながら食事をすることができる。夏はテラスが気持ちいいし、食後にはアラビア圏ならではのシーシャバーで、水タバコを楽しむことができる。


モロッコスタイルのパンにつけていただくのは、ヒヨコ豆のペーストのフムスや、胡麻のペースト、ヨーグルトベースのペーストなど。

ラム、ビーフ、チキンのケバブ盛り合わせは、3種類のライスとともにいただく。

 メニューは、火を通した野菜がメインのモロッカンサラダや、ラム、チキンなどのケバブ、クスクスなど。自家製パンもアラビアスタイル。


食後には併設のシーシャバーで水タバコを楽しむことができる。

 最後に甘いモロッカンスイーツにアラビアコーヒーと水タバコをふかせば、まるで眺めのいいアラビアンリゾートに行った気分になる。


「ビュルゲンシュトック ホテル&アルパイン スパ」内にあるアジアンレストラン「スパイシーズ」。オープンキッチンで活気がある。

「ビュルゲンシュトック ホテル&アルパイン スパ」内には、アジアンレストラン「スパイシーズ」があり、アジア各国のさまざまな料理を楽しむことができる。


飲茶は蒸したてを、せいろとともにテーブルに運んでくれる。

 少人数ならカウンター越しに活気あるオープンキッチンを眺めながら食事できるテーブルがお勧めだ。日本食は日本人シェフが腕を振るっている。


「パレス ホテル&カンファレンス」内にあるファインダイニング「リッツコーフィン」。

「パレス ホテル&カンファレンス」にあるのは、ファインダイニングの「リッツコーフィン」。

 このホテルに長く滞在していたオードリー・ヘップバーンのたくさんの写真が飾られた廊下を通り、シャンデリアが美しいラウンジを抜けるとメインダイニングとなる。暖炉があったり、鍋がディスプレイしてあったり、温かみがあるインテリアだ。


この日のメイン料理は仔牛のテンダーロイン。付け合わせのマッシュポテトは後ろに見える鍋の中。最後まで温かい状態で食べることができる。

 ロール状にしたサーモンをディルのクリームで包んだ手の込んだ前菜に始まり、仔羊のテンダーロインには目の前でソースをかけていただく。

 デザートはお皿の上にふたつのボールが載っていた。ひとつはクリームで包んだ桃のコンポート、もうひとつはシャンパンをたっぷり含んだサバラン。

 どのお料理も驚きがあり、それぞれに丁寧に作られたソースが使われていて、さすが老舗リゾートのファインダイニングといえるディナーだった。

まる1日いても飽きない
テーマパークのようなスパ


「アルパイン スパ」のメインプールはガラス張りで、屋内から屋外へと続いていて、打たせ湯などのハイドロスパ施設も備わっている。

「ビュルゲンシュトック ホテルズ&リゾート」にはふたつのスパがある。そのうちのひとつ、「ビュルゲンシュトック ホテル」にあるのが「アルパイン スパ」だ。このスパがあるからこそ滞在するゲストもいるし、日帰りで利用することもできる。


こちらは足裏マッサージプール。水底に石が埋め込まれていてその上を歩く。

「アルパイン スパ」は、ホテルの2フロアにわたり、総面積1万平方メートル以上という規模。

 それぞれ16~35度の水温を保つバラエティに富む5つのプール、ヴィシーシャワールームなどを含む13室のトリートメントルーム、ヨガパヴィリオン、フィットネスセンター、サウナ、美容室などが揃う。


「アルパイン スパ」のトリートメントルーム。眺めもいい。

 メインプールは屋内から屋外へと続いていて、水と空の間に浮かんでいるかのような美しいデザインとなっている。

 小さなリラクゼーションスペースもあちらこちらにあり、まるで迷路のようだ。とっておきの場所を確保すれば、泳ぎ疲れた後にうとうととまどろむことができる。子連れファミリーは、子供をキッズクラブに預ければいい。


休憩スペースもパノラマビュー。ぐっすり昼寝ができそうだ。

 1日いても飽きないし、すべての施設を使い切れないかもしれない、そんな癒やしのテーマパークのようなスパだ。


「ヴァルトホテル」にある「ヘルス&メディカル エクセレンス」のプール。屋外にもうひとつ、隣には足裏マッサージ用プールがある。

 もうひとつのスパは「ヴァルトホテル ヘルス&メディカル エクセレンス」内にある「ヴァルドホテル スパ」。

 こちらのスパもユニークだ。屋内、屋外のプール、各種サウナのほか、フェイシャル専門のフロア、歯科医や皮膚科医がいて小さな手術室もあるメディカルセンターなど、より即効性の高いトリートメントと治療が行われる。

 なかでもぜひ体験してほしいのはアイスラボ。-10℃、-60℃、-110℃の部屋に入るトリートメントだ。血行がよくなり、身体の痛みが取れることもあるという。これだけはと体験させていただいた。


更衣室で、水着または下着になり、手袋、マスク、ターバンで、手、鼻と口、耳をガード。ガウンを着てからアイスラボへ。

 水着や下着など、なるべく空気に触れる面積が多い姿になってから、耳をヘアバンドで、手は手袋で、口にはマスクで凍傷にならないようにガードする。


アイスラボ。ガラスのドアが付いているのが-110℃の部屋。そこから奥に-60℃と-10℃の部屋がある。

 最初の-10℃は30秒でちょっと寒いという程度、次の-60℃も30秒でかなり身体が冷えてきた。床には霜が少しある。

 ここまでは冷気に身体を慣らす工程で最後の部屋は-110℃で3分。途中で出てもいい。

 中に入るとさすがに身体の中まで冷えてくるのでかなり寒い。飛びはねてみたり、腕を動かしてみたりと無駄な抵抗を試みつつ、2分を超えると寒いような痛いような感覚に。結局、2分半でギブアップ。

 小さな窓の外で見守ってくれているスパスタッフに、外に出たいと手で合図する。入ったときと同じ、-60℃の部屋、-10℃の部屋を経て外へ。スパスタッフがバスローブを持って待っていてくれた。

 常温に戻ると、まず、全身に小さな虫が這っているかのようなむず痒さが走り、その後、皮膚がピンク色になってポカポカしてきた。血行が良くなったということだ。

 複数回入るといいということだが、今回は短期滞在なので断念。翌日は心なしか化粧のりがよかった。


最新機器を使ったフェイシャルトリートメントのメニューも豊富だ。

 ふたつのスパではトリートメントの数も豊富。事前にホームページで確認して、ある程度きめていったほうが時間の節約になる。そして、スパの利用時間を多めにしておくことを強くお勧めする。

個性豊かな4軒のホテルで
思い思いの休日を


「ビュルゲンシュトック ホテル」はもっとも規模が大きい。エントランス横にはスウォッチのショップがある。

 1873年、この地に高級ホテルが建てられ、インディラ・ガンジー、ソフィア・ローレン、ショーン・コネリー、ロッド・スチュワートなど、世界各地のセレブリティが数多く滞在した。

 なかでも、オードリー・ヘップバーンは、この地を愛し、幾度となく滞在していた。当時の建物は既にないが、2017年に生まれ変わってリニューアルオープンした「ビュルゲンシュトック ホテルズ&リゾート」は様々なリゾート施設が充実し、人気のリゾート地となっている。

 前ページでご紹介した「アルパイン スパ」があるのは、「ビュルゲンシュトック ホテル」。湖の船着き場からケーブルカーの乗降口があるのもこのホテルだ。


ロビーラウンジ。昼間は大きな窓から湖を一望できる。

ベッドルームにバスタブがあるスイートルーム。コーナースイートなのでパノラマビューが楽しめる。

 102室すべての客室から湖を眺めることができるし、ロビーラウンジやアジアンレストラン「スパイシーズ」からも眺めがいい。ショッピングアーケードも充実している。


「ヴァルトホテル ヘルス&メディカル エクセレンス」の外観は、石と木を多用した複雑な形をしたデザインだ。

「ヴァルトホテル ヘルス&メディカル エクセレンス」は、イタリア人建築家のマッテオ・トゥンによるデザイン。外観に木材や石材を多用し、スイスらしさとデザインの個性の両方を併せ持っている。


ライブラリーは照明デザインが秀逸だ。セルフサービスのコーヒーや紅茶が用意されているので長居したくなる。

「ヴァルトホテル ヘルス&メディカル エクセレンス」の客室。窓を開けるとカウベルが聞こえる。バスルームはバスタブ付き。

 このホテルは湖側ではなく、山側のスロープに建てられているので窓からの景色は牛たちが行き来する草原と山だ。客室の窓を開けると、カランカランと牛たちのカウベルの音がしていて、BGMとしてもスイスらしさを感じさせてくれる。


「パレス ホテル&カンファレンス」は、崖のような急斜面の上に建っているので、客室からもレストランからも眺めが抜群にいい。

「パレス ホテル&カンファレンス」は、1905年に建てられた歴史あるホテルで、全面リニューアルされて生まれ変わった。他のホテルよりもクラシックな雰囲気を残しているのはそのため。

 館内には1879年からのホテルの歴史を知ることができるミニ美術館もあり、2200平方メートルのカンファレンスルームを併設している。


12室のみの「タヴェルナ 1879」。小さなテラスは満席の人気ぶりだ。

 山側の斜面に張り出して建てられた「タヴェルナ 1879」は、12室のみのプチホテル。もっともスイスらしいホスピタリティを感じることができるアットホームなホテルだ。

 客室の床はフローリングで、使われているファブリックも手作り感たっぷり。こぢんまりとしたテラスがあり、食事だけでも利用することができる。

BÜRGENSTOCK HOTELS & RESORT
(ビュルゲンシュトック ホテルズ&リゾート)

所在地 CH-6363 Obbürgen
https://www.buergenstock.ch/en/

【取材協力】
スイス インターナショナル エアラインズ

http://www.swiss.com/JP/ja/

【機材提供】
ソニーマーケティング

https://www.sony.jp/


たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)

トラベル&スパジャーナリスト。渡航150回超・70カ国超、海外スパ取材250軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)は台湾・中国で翻訳出版、第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』も中国で出版された。『ファーストクラスで世界一周』(ブックマン社)発売即重版決定!
Twitter https://twitter.com/aisha_t
ブログ http://ameblo.jp/aisha
「たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周」Facebook
http://www.facebook.com/WRT.by.FirstClassFlight

文・写真=たかせ藍沙

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