2018/12/11 12:00

エジプトを代表するビーチリゾート ハルガダで紅海の美しさを満喫

 世界最大の石造建築物ピラミッドの内部を上ってみよう。ツタンカーメンの煌びやかな宝物を間近で見てみよう。古代エジプトのファラオたちが成し遂げた偉業を、およそ5,000年の時を超えた今、体験できるのはまさに奇跡!

 偉大なるエジプト体験は時を超越して人の心を動かし、価値観さえ変えてしまう。2017年10月から直行便が復活し、日本からカイロへは約14時間。ファラオたちの栄華が花開く地へ、ひとっ飛びだ!


“紅海のリヴィエラ”の中心都市


“アラビアンブルー”とも呼ばれる独特の青をたたえた紅海。

 砂漠の乾いた風景が続く旅において一服の清涼剤となるのが、ビーチリゾート。しかもエジプトは世界で三本の指に数えられるダイビングポイント、紅海に面している。

 紅海のビーチリゾートといえば、シナイ半島の先端に位置するシャルム・エル・シェイクやダハブが有名だが、本島側にあるハルガダは移動の面で好都合だ。

 ルクソールの北東約300キロ、陸路で行くことができる。カイロからは空路約1時間。日本からの8日間のツアーでは、あちこち回る途上にあり、紅海も体験したい向きにおすすめだ。


ハルガダ-ルクソール間の陸路移動はこうした休憩所に幾度となく立ち寄る。

 今回、ハルガダ-ルクソール間は陸路だったが、一部、軍の護衛車が先導する区間があった。10キロくらいごとに管轄が変わるのか、検問のような場所で護衛が交代すること、4~5回。

 しばらく走っては、車から降りて、お茶でも飲んで休憩、を繰り返す。最初は軍の警備にびっくりしたが、ピリピリした空気というより、のんびりとしたもの。万一に備えた対策のようだ。


降雨量が少ないため、抜群の透明度を誇る紅海。砂漠と海のコントラストが圧巻。

 さて、紅海。

 海の色が違う! 深いけれども、軽やかさのあるブルーで、砂漠のサンドベージュとのコントラストが美しい。

 雨が少ないために透明度の高い水面下ではオレンジ色のキンギョハナダイの群れが花びらを散らしたように舞い、ナポレオンフィッシュも愛嬌たっぷりだ、そうだ。

 でも今回はスケジュール(陸の取材が盛りだくさん)的に残念ながら、ダイビングはおあずけ。ちなみに、他の紅海のビーチリゾートよりも、ハルガダはダイビング料金がリーズナブルで狙い目だ。


街の息吹が感じられる、シガーラ地区のダウンタウン。

遠くにモスクと「ハルガダ・マリーナ」を望む。

 ハルガダはスエズ湾の南、“紅海のリビエラ”の中心都市。もともとは小さな漁村で、1910年代に石油が見つかったことはあったけれど、1980年代からはビーチリゾートとして方向転換したという。

 街は海岸線に沿って約40キロにわたり、大きくは3つのエリアからなる。

 バザールや古い街並みが広がる「エル・ダハール」、中・高級ホテルが集まり「ハルガダ・マリーナ」の誕生で注目を浴びる「シガーラ」、“村の通り”を意味する新興開発エリアの「エル・メムシャ」。

ホテルもレジャー施設も大充実!


紅海に面した「サンライズ・クリスタル・ベイ・リゾート」。

 今回宿泊したのは、エル・メムシャ地区の「サンライズ・クリスタル・ベイ・リゾート」。

 紅海に面し、プールやガーデンを囲むようにホテルウィングが配置され、華やかな空気に満ちている。


オールインクルーシブ制なので、ストレスなくリゾートできる。

スタイリッシュなロビーラウンジ。

 オールインクルーシブなので、飲み放題・食べ放題、ちょっとリッチなプランならば専用ラウンジも使い放題。


サファリをテーマにしつつ、ウォーターパークのようなリゾートホテル「ジャングル・アクア・パーク」。

 エル・メムシャ地区のリゾートホテルはスケールが大きな傾向があるようで、「ジャングル・アクア・パーク」は広大な敷地にウォータースライダーが35基もある、まるでウォーターパーク。

 水上ジャングルジムや水がバシャーンと流れ落ちる巨大バケツなど、どれもカラフルでウキウキしてくる。加えてコンセプトにサファリ感をミックスし、ところどころに置かれたライオンやシマウマなどのオブジェに、子供たちも大喜び。

 リゾートのすぐ裏には砂漠が迫っていることを忘れてしまう、夢の空間だ。


ミニ動物園であり、博物館でもある「ハルガダ・グランド・アクアリウム」。本業は水族館。

 新興リゾートエリアはレジャー施設も大掛かり。

「ハルガダ・グランド・アクアリウム」は水族館をメインに、プチ動物園と博物館の要素を兼ね備えている(どうも、欲しがり屋さん的傾向?)。

 古代遺跡を思わせるデザインの巨大水槽ではダイバーがサメと戯れるショーや水中トンネル、アマゾン風の池での魚の餌やりなど、アトラクションの連続。動物園ではイグアナにタッチもできる。

迫力たっぷりのホースショー


要塞のようなエントランスの「アルフ・レイラ・ワ・レイラ」。

 エジプトの伝統文化を体験する「アルフ・レイラ・ワ・レイラ」は、まるでタイムトリップしたよう。宿泊施設ではあるけれど、滞在していなくてもアラビアンショーを見ることができる。


火を自在に操るファイヤーダンス。ホースショーはスピードが速すぎて、カメラの連写も追いつかず……。

 城塞のようなエントランスから入り、民芸品が並ぶ露店を縁日気分でチェックしながら、ハイライトのファンタジアショーのスタジアムへ。

 ファイヤーダンスやベリーダンスに続くホースショーは、馬が目の前を駆け巡り、その迫力に思わずのけぞってしまうほど。


シガーラ地区のダウンタウン。色とりどりの香辛料が並ぶ。

 エル・メムシャ地区は砂漠の中にホテルや施設が点在するせいか、生活感をあまり感じない。それに比べると、シガーラ地区では車が頻繁に行き交い、香辛料や香料、雑貨を並べた店が連なり、地元の暮らしがある。


「ハルガダ・マリーナ」に停泊していた観光用のサンセットクルーズ船。

 そして2008年にオープンした「ハルガダ・マリーナ」はおしゃれなレストランやショップが集合したウォーターフロントのレジャー施設。港にはヨットやプレジャーボートが連なり、リゾート気分も満開だ。


奥のモスクからコーランが聞こえる「ハルガダ・マリーナ」。

 シガーラ地区の「ハルガダ・マリーナ」で夕暮れを迎えた。近くのモスクからコーランが聞こえてくる。

 おしゃれな施設を整えた新興ビーチリゾートエリアではあるけれど、やはりここはエジプトなのだと、しゃがれ声のしらべが教えてくれる。

【取材協力】
エジプト政府観光局

http://www.egypt.travel/ja


古関千恵子 (こせき ちえこ)

リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/

文・撮影=古関千恵子

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