2018/12/22 15:00

宝塚のカフェに広がる不思議な世界は 面白いもの&おやつのパラダイス!

 今回は、歌劇の街・宝塚の新しいカフェをご紹介しましょう。「アン ベルジェ モンクゥ」。不思議な店名は、フランス語で「行方不明の羊飼い」という意味。

 阪急今津線逆瀬川駅に近い、雑居ビルの2階。アピア3横の路地を入った所に階段があり、その脇にさりげなく置かれた看板が目印。


ガラスの扉にお店のロゴとマークが。

 2階に上がると、ガラスの扉越しにやわらかな外光が入る店内の様子が見えます。扉の内側には、羊の毛がフサフサ。店内は壁も床もカウンターもまだらなブルーグレー。


店内。やわらかな外光が入って不思議な雰囲気。

 不思議な世界へ足を踏み入れる感じです。でも、とても穏やかなほんわかした雰囲気。ブドウをイメージしたというカラフルな照明が可愛い。


メニューも手染めして手作り。

 オープンは、2018年10月5日。店主・永田美絵さんは、「カフェギャラリーではなく、カフェ&パラダイスなんです」と微笑みます。取材時には「7daysshow」によるアクセサリーや雑貨の展示販売を開催中でした。


カウンターに立つ、店主・永田美絵さん。

取材時の展示販売は「7daysshow」。作家のアクセサリーやネイル、張子などの個性的なグッズがずらり。

 大人のための個性溢れる素敵なモノが飾られており、コーヒーを飲みに来て、一目で気に入って購入される方も。訪れる度、何があるか楽しみなパラダイスなのです。


壁側のテーブル席。

「コンクリートの壁は、ブルーを混ぜたオリジナルの色で、夫婦ふたりでわざとムラを作って塗りました」

 2018年にあった北摂地震の影響で職人がつかまらず、内装工事がなかなか進まなかったのだそう。


羊のオブジェにはショップカードが。

 これからは、夫妻の作家活動のサロン的な場として、展示だけでなく、様々な企画をやっていきたいと言います。

お酒に合う焼き菓子
ハイカカオのかき氷

 カフェのメニューをご紹介しましょう。

「コーヒー」は、伊丹の「otimo」のオリジナルブレンド。深煎りと中煎り、2種類の焙煎の異なる豆が用意されています。

 注文があってから豆を挽き、1杯ずつ、ていねいにいれられるコーヒー。使われているのは、こだわりの道具。マグカップでさりげなく出されるのもいい。


コーヒーをいれる永田美絵さん。

食器はもちろん、コーヒーをいれる道具も厳選されています。

「本日の焼き菓子」は、「マツリカさんとHIKEさんの焼き菓子を週替わりでお出ししています」と永田さん。

 どちらも店舗を持たず、限られたカフェやイベントでの出店で人気を集めており、週替わりとはいえ、両方の焼き菓子を食べられるお店は他にありません。

 取材時は、「マツリカさんのりんごのクランブルパイ」。青森県産の完全有機無農薬栽培のリンゴ、平飼い鶏の卵など、こだわりの食材を使っていて、ピュアな味わい。しっかりしたリンゴの酸味と甘みが広がります。


本日の焼き菓子「マツリカさんのりんごのクランブルパイ」600円は、「シェリー酒」600円と。

 合わせるのは、コーヒーももちろんいいのですが、永田さんのおすすめは、シェリー酒。黒糖のような甘みで紅茶のような香りがするという「モスカテル・アルグエソ」。まったりとした風味が、甘みを控えた焼き菓子にぴったり。

「実は、お酒に合う焼き菓子をと、お願いしているんです。HIKEさんのタルトは、砂糖を使わずに塩をきかせているんですよ」とにっこり。

 シェリーは、エレガントな香りで二段階熟成のアモンティリャードなど、数種類を置いているそう。焼き菓子との昼酒おやつタイム。ぜひ、お試しあれ。

 フードは、サンドイッチ。「lichette(リシェット)」の有機ライ麦配合のカンパーニュを使っています。

「このリシェットさんが近くにあるから、逆瀬川に自店を構えたんです」と、永田さん。小さな庭の植物で起こした自家製酵母使用のパンは、しっとり優しい味わい。


本日のサンドイッチ「シュリンプサンドイッチ」800円と「コーヒー」500円。

「パンのおいしさを伝えたい」と、ごく薄くスライスして、たっぷりの野菜やシュリンプなどを挟み、「本日のサンドイッチ」に仕立てます。

「自家製パンチェッタやローストビーフを使ったものなど、ローテーションでお出ししています」
 


本日のかき氷「ショコラ」900円。

 隠れメニューが、かき氷。ふわふわで、口に入れるとすうっと消えてしまうかき氷は、冬でも食べたいもの。夏にはできない濃厚な蜜を用意するのだそう。

「ショコラ」は、82%と72%のカカオを合わせた大人味。中には、キャラメリゼした紅玉リンゴと香り立つラムレーズン。カカオニブが食感のアクセントです。

 かき氷が1年中味わえるお店としても、注目を集めそうです。


店内一角のレトロな棚。

「シャツやアクセサリーなど、作家さんの作品を展示販売していきます」

 おいしいものだけでなく、おもしろいものにも出合えるパラダイス。大人のための隠れ家は、シンプルなおいしさと遊び心いっぱい。

「今は夕方までのカフェ営業ですが、2019年からは、バー営業もしたいと思っています。日本酒やこだわりのチーズなども楽しんでいただきたい」

 大人のおやつのパラダイスです。

café & paradis Un berger manquant
(アン ベルジェ モンクゥ)

所在地 兵庫県宝塚市逆瀬川1-13-27 トヨタビル201号室
電話番号 050-7117-6356
https://www.instagram.com/yukuehumei_no_hitsujikai/


宗田洋子(そおだ よおこ)

ライター。神戸生まれの神戸育ち。神戸を離れたことがない神戸っ子。ライター歴30年以上で、関西の雑誌の取材だけでなく全国誌でも関西取材を手がけ、老舗から新店まで回ったお店は数知れず。移り変わる街を見続けてきた。食いしん坊で飲んべえ。

文・撮影=そおだよおこ

今日の運勢

おひつじ座

全体運

運気はやや不安定。いいかげんな人にふりまわされるかも。でも...もっと見る >