2019/01/14 15:00

『イケムラレイコ 土と星 』など 女性アーティストが魅せる3つの展覧会

ジャンルを超える創作者
イケムラレイコの全貌をここに


イケムラレイコ 《うねりの春》 2018年 顔料/ジュート 190×290cm 作家蔵

 油彩、水彩、彫刻、版画、写真、そして詩まで手がけ、作風もどんどん移り変わっていくのがイケムラレイコの創作だ。彼女は作品を「つくる」と言わず「産む」と表現する。

 産むという行為は、つくるよりも力強くありながら弱さを含み、また個人の営みを超えた何か大きな力の手助けがなければ成し得ないものだと、イケムラは捉えている。

 だから、産み出されるものがどのような形態をとるのか、どんなものになるのか、それが何を指し示すのか、本人にもよくわからないのだという。ただし世にあるもの、巻き起こる事象はすべて消え去っていく儚いものだから、なんとかかたちに留めたいとの切実な思いだけは、いつも確実にある。

 産み出されるものとしてあるイケムラの創作は、いつも時代の変化を鋭く嗅ぎ取る。たとえば1990年代には、どこまでも無垢な少女の姿が、頻繁に作品に現れるようになった。東日本大震災を経ると、どこと名指すこともできない、まるで黄泉の国に迷い込んだかのような風景が大きな画面を満たした。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

静かな情熱を持って、取り組める日。好きなアーティストのライ...もっと見る >