2019/02/02 11:00

モルディブの新顔リゾートに泊まり 青い海でマンタやイルカと出会う

#166 Fairmont Maldives
フェアモント モルディブ
(モルディブ)


フェアモント モルディブの水上に築かれた日本食レストラン「カタ」。ひねりが効いた和食ながら、ちゃんとした美味でした!

 モルディブのホテルスタイルは1島1リゾートがほとんど。これはひとつの島にひとつのリゾートしか存在しない、つまりゲストだけが島の住人となるハッピーなスタイルです。

 ここ数年、リゾートが続々とお目見えし、オープン情報をキャッチアップするのもひと苦労!? 今回ご紹介するフェアモント モルディブは、2018年4月にシャビヤニ環礁に開業。リゾートが進出して間もない、フロンティアな環礁です。


シャビヤニ環礁の、海の色の美しさといったら! こんな大きな砂場で遊べる子供がうらやましい!?

水上ヴィラのほか、ビーチヴィラやテントスタイルのヴィラも。

 フェアモント モルディブが位置するのはマーレから北へ約230キロ、シルフェンフシという島。地元の言葉で“水の秘密の島”という意味があります。


島を東西に横断した、全長200メートルのプール。このリゾートのアイコン。(C)Yashlightroom

 こちらのハイライトはなんといっても、島を東西に貫通したプールでしょう。モルディブで随一の長さを誇るプールは、長さ200メートル!

 細長いプールの西側は水平線とつながったようなインフィニティエッジ、キッズ向けの浅いエリアや、ヤシの木が点在するエリア、東側ではジャグジーにもなっています。


長いプールにはヤシが点在していたり、ジャグジーがあったり、いろんな仕掛けが。

プール近くにあるメインレストランの「ラハ・マーケット」。オンザビーチで朝食をいただくこともできます。

 プール周辺にメインレストランなどあらゆる施設が集中し、島の中心的役割を担っています。

アラビックなデザインが優雅


ハンモックやプールなど、リラックスできるアイテムがいろいろ。客室タイプによっては白砂がデッキに敷かれた水上ヴィラも。

デザインコンセプトは“ルースティック・シック”。モルディブらしさとナチュラルな風合いが心地いい室内。

 リゾートのコンセプトは“アートと自然との融合”。

 120のヴィラはモルディブらしい意匠を取り入れた、アラビックなデザイン。アーチ型の入口や、モスクの装飾にも使われている木彫りのレリーフなど、エレガンスが香ります。


プールサイド・バーの「オヌ・オヌ」は、バリ島の“バンブーハウスプロジェクト”で知られるエローラ・ハーディがデザイン。

アートクラフトセンターでは自分だけのアート作りを楽しめます。

かつてミリヒ・アイランドでお会いして、偶然再会したダイブインストラクターのフロさん。

 ダイビングサービスでは、偶然にも以前、モルディブの他の島でお会いしたダイブインストラクターのフロさんと再会。手つかずの海域であるシャビヤニ環礁の魅力を聞いてみました。

 すると、サンゴがダメージを受けにくい地形であることに加え、マンタについて朗報が。

「ハウスリーフ(リゾート周辺の海)内にマンタの集まるステーションが5カ所あるんです。このところ、マンタと遭遇するたびに距離感が縮まってきている気がします」

 ハウスリーフでマンタ! 早速、スノーケリングツアーへ出かけることにしました。


ジェットスキーは水しぶきをあげながら海面を疾走し、うねりにぶつかって時折ジャンプ。スピード感がたまりません。

 でも、ボートの手配は間に合わず、1台のジェットスキーに運転役のキャプテンのイッセイさん、海のガイドのザイードさん、そして私の3人で乗り込むことに。

神々しいマンタの姿に感激!


ガイドのザイードさんが指さす先にいたマンタ。スノーケリングはダイビングと違い、エキゾースト(排気)音がない分、幻想的に感じます。

 エントリーポイントを決めて、さぁスノーケリング。

 プランクトンで少々濁った水中の遠くに、2匹のマンタがいるようです。

 よそ見していると、ガイドに肩を叩かれ、はっと気づくと近くにマンタ! 目の前を悠然と通り過ぎていきます。光の筋がマンタの背をゆらゆらと揺れる光景が、なんと神々しいこと。


何度も前を行ったり来たりしてくれたマンタ。優雅な舞いにうっとり。

 向こうもこちらが気になるのか、通り過ぎても、戻ってくることが数回。距離感を保ちつつも、警戒心は持っていない様子が伝わってきました。

 ちなみに、島に常駐している海洋生物学者のサミュエルさんは発見したマンタを記録、1年あまりで28匹を確認したそう。

 モルディブではマンタを保護するNPO団体「マンタ・トラスト」が個体をデータベース化していますが、シャビヤニ環礁で見つかったマンタの半数は未登録だそうです。


ジェットスキーの近くに現れたバンドウイルカ。プシューッ、プューッと呼吸する音が近くで聞こえます。

 続いてサンゴのポイントへ向かう途中、今度はイルカの群れ、しかもバンドウイルカとハシナガイルカの2種類に遭遇しました。

 キャプテンがエンジンを止めると、姿は見えないけれど、あたり一面からチチッ、チチッというクリック音が聞こえてきます。イルカたちは音の反響でこちらとの距離を探っているようです。

 そして、時折プシューッという排気音。どうやら、イルカたちにぐるりと囲まれているようです。

 再びキャプテンがエンジンをブルンと吹かすと、イルカたちがひょいっとジャンプ。

 ボートから見下ろすのではなく、ジェットスキーの脇や前をすり抜けていくイルカたちとのランデブーは夢のような時間でした。


上陸した無人島。「あ、あそこ行ってみよう!」が気軽にできるのがジェットスキーツアーのメリット。

 サンゴの園を潮の流れに乗って見下ろすスノーケリングを楽しみ、無人島に上陸し、機動力があるジェットスキー&スノーケリングツアーはより自然を近くに感じられます。


海洋生物学者のサミュエルさんも同乗する「サンセット・ドルフィンツアー」。

 ちなみに「サンセット・ドルフィンツアー」でもハシナガイルカの大群が出没。斜陽がきらきらと反射する海面のあちこちに、無数の背びれ。これまた、“楽園”と呼ぶにふさわしい美しい光景でした。

フェアモント モルディブ

●アクセス マーレ国際空港から水上飛行機で55分
●おすすめステイ先 フェアモント モルディブ
https://www.fairmont.com/maldives/
●ダイビングの問い合わせ先 サブ・オーシャニック
http://www.sub-oceanic.com/

【取材協力】
エスティワールド

https://stworld.jp/


古関千恵子 (こせき ちえこ)

リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/

文・撮影=古関千恵子

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