2019/02/16 07:00

モルディブのリゾートで味わえる 「プールに浮かぶ朝食」って?

#167 Amilla Fushi
アミラフシ
(モルディブ)


一周歩いて約20分。200×600メートルのコンパクトな島です。

 ユネスコの生物圏保存地域であるバア環礁の北東に位置する1島1リゾート、アミラフシ。地元のディベヒ語で“マイ・アイランド・ホーム”という名のこの島は、一見リゾートっぽく見えないのが印象的です。


直線を生かしたミニマルなデザイン。

 すべて独立型の60の客室は、“ヴィラ”ではなく、“ハウス”と呼びます。

 たとえば水上コテージといえば、ヤシの葉で屋根を葺いた南国風のたたずまいをイメージしがちですが、アミラフシは「あれ?」と意表を突かれる感じ。白一色に染められた、潔いほどの直線を生かしたボックス型をしています。


リゾートハウスのような、くつろぎ感のあるビーチハウス。

 都会的な印象を受けますが、実は、モルディブの伝統的な建物のつくりをモチーフにしています。

 サンゴの岩で作られた昔ながらの住居は、四角い箱型で、屋根はフラット、ミニマルなデザインが特徴。それを現代流に解釈したのが、アミラフシのハウス。

 そして室内に入れば、ゆったりとしたスペースとたっぷり降り注ぐ光、そして周囲の自然と溶け込んだデザイン。

 家にいるようなくつろぎを覚える、モルディブの新たなるラグジュアリー・スタイルを提案しているのです。


スクエアなハウスが整然と連なるオーシャン・リーフ・ハウス。

メインプールには巨大なクッションを設置。横たわっていると、おしぼりやドリンク、サンスクリーンのセットを運んでくれます。

 デザインを担当したオーストラリア人建築家は、これまでリゾートをデザインしたことはなく、個人住宅のみ。だから、リゾートホームのような雰囲気が醸し出されているのかもしれません。

トイレが客室中央にある
ユニークなレイアウト


トイレが中央にあり、仕切りのないレイアウト。収納もたっぷりあり、居住性バツグン!

 客室タイプはバリエーション豊か。中でも人気が高いのは「オーシャン・リーフ・ハウス」という水上に築かれた部屋です。

 レイアウトがユニークで、なんと中央にトイレを置き、それをぐるりと囲むようにリビング、ベッドルーム、バスルームなどが配置されています。

 トイレ以外は仕切りがないので、部屋の中を移動する時は、時計回りや反時計回りにクルクル。この感覚が妙に面白い。


ダイニングとデイベッドを置く、広々としたデッキテラス。

 そして広々としたデッキテラスでは青空と青い海に包まれた時間を過ごせます。

 客室は他にオンザビーチやツリートップなどのロケーションがあり、すべてにプライベートプール付き。


新サービスのフローティング・ブレックファスト。

 そこで、思いついた新サービスが「フローティング・ブレックファスト」。これは文字通り、浮力のあるトレイにのせた朝食をプールに浸かりながらいただくもの。

 フルーツやヨーグルト、ハムやサラミにシリアルなどの「フローティング・コンチネンタル」と、さらにポーチドエッグやアサイボウルなども加えた「フローティング・アミラ」の2種類があります。

 プールのエッジに座って、ラグーンを眺めながらの朝食、タヒチの“カヌーブレックファスト”のような名物になるかもしれません。


カーブを描く桟橋も、フォトジェニックな撮影スポット。

 また、ハネムーナーに人気なのが写真スタジオ「シャッターフィッシュ」。島のあちこちでプロのカメラマンが約1時間かけて撮影し、編集したものを上映するサービスです。

 ハネムーンの記念のみならず、家族写真としても好評で、このために衣装をわざわざ持参するゲストもいるとか。


写真1枚は無料で贈呈。日本の旅行会社を通すと、300ドルで90枚以上のお得なプランも。

 ちなみに1枚のみなら無料です。でも結局、いろいろほしくなってしまうので、事前予約を入れた方がお得かもしれません。

リゾート全体がひとつの街?


ベーグルやアイスクリーム、コーヒーなどをテイクアウトできる「エンペラー・ジェネラル・ストア」。

 ここ数年、ホテルの潮流となっている“ライフスタイルホテル”のモルディブにおける先駆け的存在であることも、アミラフシの特徴でしょう。


「ウォック」や「フィッシュ&チップス」「ジョーズ・ピザ」などが集まったバザールエリア。

バンヤンツリーの大木やヤシの木々の合間に立つスパ。CBD(カンナビジオール)と活性化ヘンプをベースとした注目のトリートメントが登場。これはモルディブ初!

ヘルシーメニューを用意したウェルネスエリアのカフェ。

 テイクアウトできるデリやカフェがあったり、フードコートのように各国料理のレストランが1カ所に集まっていたり、ウェルネスエリアにはスパやジム、メンズグルーミングサロン、カフェなどが集合していたり。

 島にいるというよりも、ひとつのタウンにいる感じがします。


「フィーリングKOI」やシャンパンバー、ナイトクラブを併設した水上レストランエリア。

 シグネチャーダイニングの日本食「フィーリングKOI」では日本人の料理人がメニューを考案しています。

 なんと、薄切りのイチゴを海苔巻きのように巻いたお寿司を発見。斬新なアイデアに、おそるおそるパクリ。「!」。思わず目を見開くくらい、おいしい。


伝統的なドーニでのサンセットクルーズもアレンジ可能。

 新スタイルの客室“ハウス”や朝食の新サービス、そしてイチゴのお寿司、既成概念をポーンと飛び越えたおもてなしで迎えてくれる新ラグジュアリー・リゾートです。

アミラフシ

●アクセス マーレから水上飛行機で約30分。または国内線のダラバンドゥ空港からスピードボートで約20分
●おすすめステイ先 アミラフシ
https://www.amilla.mv/

【取材協力】

エス・ティー・ワールド
https://stworld.jp/

トラベルファクトリージャパン
http://www.tf-jpn.com/


古関千恵子 (こせき ちえこ)

リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/

文・撮影=古関千恵子



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